以前、表参道にある看護協会で、この協会No.2の方と意見交換を行いました。  


❶開業権の無い看護師によるセラピスト、施術家、サロン経営などの独立について


❷助産師、看護師以外の妊婦整体やマッサージ、ケアに関して


❸助産師を取り囲む無資格者団体、例えば産後の骨盤矯正などを行う団体について


❹開業権の無い看護師、助産師(助産所はOK)の基礎医学知識を鍼灸師レベルの検定に引き上げ、開業する事について。


❺全国統一「基礎医学検定」についつの説明と、看護師協会のスタンスの確認。


など、かなり積極的に話し合いました。


そして、昨日は都内で開業している助産師との情報交換を行いました。


ここで、やはり同じような問題が実際にある事が判明。


特に問題としていたのは、でした。



やはり、開業権のある国家資格者による施術者なのか、無資格無免許の施術家なのかが曖昧で、

例えば一度会っただけで、無免許団体の技術監修をお願いされたり、クリニックでの実施を求めてきたり、

そういった事が何の返答もしていないのに、勝手に話が進んでしまって、講演会やセミナーが決定してしまう事実もあるとか。

よほど簡単に考えているのだなと。




まぁ、無免許無資格の妊婦整体マッサージやベビーマッサージに特化して営業をしている団体はかなり多いです。

医師や看護師、助産師を取り込んで、それを盾に🛡使って無資格の部分をチャラにしようと画策する常套手段だと思います。人情的には分かります。




また、医師などが逆にそういった無資格者を利用するセミナーも多いです。こういう活動は無免許の方の心の拠り所となる事を、医師は見抜いています。

したがって、国家資格を取得しなさいとは言いません。お金が集まるセミナーにセラピストが集まれば良いのです。

間違えてもセラピストに資格を取得しなさいとは言いません。嫌われたくない事もあるでしょうが、医療人としては、あまりにも無責任です。




さて、話を進めていくと、

こういう背景には、


外国人に教わり、臨床的に大丈夫だからとか、
外国で学んできたから大丈夫とか、


いわゆる無資格整体師の所に助産師や看護師などが技術を学びに行っているから、大丈夫だとか、


産後すぐに骨盤矯正をした方が良いなど、

人体実験に近い施術が行われている現実に、なすすべもない状態。


つまり、根拠の無い施術を、逆に利用して、効果があると断定して看護師や助産師、医師に近づいてくる輩が多いのです。



私は技術に関してでなはく、きちんとした医学知識があって、それを理解して施術を行なっているかが、全く分からないセラピスト業界そのものに、やはり問題があると考えています。


これは、私だけではなく、心ある一部の医療人も同意見だということです。


ですので、国家資格を取得するか、制度化されつつある全国統一「基礎医学検定」に合格するかという選択肢があるという事はセラピストにとって歓迎される事だと思います。

きちんとした医学知識を持って、社会に示すことができる。

医療の現場に持ち込める技術は、医学知識が必要不可欠だと理解できるレベルの学びが基本であり、マナーです。


それを証明できる全国統一「基礎医学検定」。
セラピスト、施術家、エステテシャン、開業権の無い理学療法士、看護師、歯科医師などが活用しています。