全国統一「基礎医学検定」実行委員会に参加しませんか?
全国統一「基礎医学検定」はセラピストの自主的な基礎医学修得を目指し、日本鍼灸療術医学会がセラピストの方々の後ろ盾となり、九州全域、広島、鳥取、 兵庫、大阪、名古屋、静岡、東京、北海道などで試験対策講習会を行い、来年で7年目を迎えます。会員は各都道府県全域で増えています。
この全国統一「基礎医学検定」は、大学教授や鍼灸師などの協力によって、国内では国家試験にもっとも近い検定として春秋の年2回、延べ6年間実施しています。
国家資格団体は無資格者撲滅運動を続けているにもかかわらず、 セラピストは増加、スクールは右肩上がりに増え続けています。そしてエステティックなどの美容健康業界に至っては年間 5.8 兆円のマーケットとなっています。
しかし、国家資格レベルという最低限の基礎医学知識を修得しているセラピストはほとんどいないと言う実態が、全国統一「基礎医学検定」によって明らかになりました。
リラクゼーションやケア、癒しなど、言い方は様々ですが、これらを行っているセラピストの多くは最低限の医学知識を修得する場がないため、自分がどういう仕事をしているのかという本質が理解できません。
つまり、とても素晴らしい仕事をしているのですが、その価値を全く理解する事が出来ないのです。
このようなセラピストをリラクゼーション企業は安い労働力として求めています。
医学知識の有無は、統合医療全体にも影響を与え、鍼灸師などの有資格者とセラピストの総合的な連携は困難な状況です。
また、施術やサービスを受けようとする国民は、資格がある施術者なのか、そうではない施術者なのかを容易に判断することができません。
これでは、国家資格者、セラピスト双方の将来を奪うことになってしまいます。
国家資格レベルに最も近い検定とされる全国統一「基礎医学検定」は東京大学、お茶の水女子大学、筑波大学、九州看護福祉大学などの会場を使用して行われました。
この検定を制度化することでセラピストの学術知識が向上し、社会からの信用と安全性、そして、セラピスト業界のグレーゾーンをシグナルブルーに切り替えることができます。
このように、業界全体を底上げする事によって鍼灸師などの国家資格者の社会的地位はさらに向上することと思います。
このような考えから、団体の垣根を超えて、 日本鍼灸療術医学会が行なってきた全国統一「基礎医学検定」の更なる制度化に向けて、 協力していただきたく存じます。
具体的には、
1. 民間資格団体へ検定の実行を促す。
2. 春秋の検定に向けての受験生の動員。
3. 企業や関係団体などの人脈作りとそのネットワークを共有し、制度化を推進する。
4. 講習会などでの教員の雇用促進へ。
5. 悪質な業者などの情報共有。
6. 無資格施術者に検定、講習会参加を促す。
おおよそこのような感じです。 実行委員を構成して実行委員会を組織し、あらゆる情報を捉え、制度化を 実施できるよう連絡を取り合うことが趣旨です。
皆さまのご協力をよろしくお願い致します。
立花和宏

