最近、気になる事を書くので、最期まで読んで下さいね。^^
4年程前からかな、
無免許セラピスト系の主催による解剖実習ツアーが目立ってきている。
興味本位で解剖実習をしたい気持ちも分かるが、きちんとした教育を受けていないセラピストに、
その重みが本当に理解できているのか・・・・。 と心配になる。
興味本位で無学なセラピストを募る場面や、
簡単な解剖学程度の知識で御献体にメスを入れさせる団体もあるという。
これって、どうなのかな。
御献体の提供についての倫理観が国外では様々なのかもしれないが・・・。
少なくとも、医療系の解剖学だけでなく、生理学も学んでいないという解剖実習に意味があるのか・・・・。
私の経験から話せる事は、
献体して下さるその方の親、子供という「ご家族」に対して様々な思いがめぐります。
なので、無学で解剖実習を行なうことは絶対にありえない。
ましてや、セラピストなどの無資格者の興味本位だけで、解剖実習ツアーを企画することなど、
私には容易に理解できない。
それは、全国統一「基礎医学検定」を制度化して初めて気づかされた事ではあるが、
最低限の解剖学、生理学という医学知識を修得しいるセラピストや整体師、アロマセラピスト、ヨガインストラクターなどは、ほとんどいないからだ。
最低限(国家資格レベル)の解剖学、生理学というたった2教科だけなのだが、
最低限の基礎医学を修得した事を示し、社会的な信用を得ようと全国統一「基礎医学検定」にチャレンジするセラピストは
圧倒的に少ない。(現在日本国内で30名程度が合格している)
(社)日本鍼灸療術医学会はセラピストや各種療法を行なう施術家、エステティシャンを対象に、基礎医学知識修得のための救済措置として全国統一「基礎医学検定」対策講習会を6年前から開始しました。
しかし、これを受けようともしない→ 学校にも通わない→ 知らないふりをする、「お金がない、時間がないから」と勉強をしたくない一心で言い訳を貫き通すセラピストがほとんどという現実です。
本当に、これで良いのでしょうか?
つまり、少々言い方はキツくなりますが、
学校に行く度胸もなければ、試験を受ける勇気もない
このような人達のために、
今、あなたは「献体となる勇気がありますか?」と問いかけられたら、
答えが出せますか?
日本国内で、一般の方の解剖実習が禁止されている理由って、なんとなくでも想像できると思うのですが・・・・。
解剖実習を行なっている学校などでの感想はいくらでも捜せますが、
一応、一つだけリンク貼っておきます。
獨協医科大学 献体事務室独協白菊会
http://www.dokkyomed.ac.jp/users/kentai/about/index.html
なので、真面目に考えるとこのような意見になってしまいます。
興味を持つ事は大変良い事だと思いますが、それには基礎医学知識が必要です→国家資格レベルという最低限は・・・。
日本鍼灸療術医学会は、
まだこういった事実を知らない方々を、
広く受け入れています。
ですので、心あるセラピストの皆様は
厚生労働省所管一般社団法人日本鍼灸療術医学会
全国統一「基礎医学検定」対策講習会
を受講し、合格を目指して下さい。
実は、国家資格団体も新体制に移行する予定です。
一刻も早く、勉強しましょうね。
合格できたら、または講習会で解剖に興味が湧いたら、
上海中医薬大学での解剖実習に参りましょう!
日本鍼灸療術医学会は、しっかりとサポートします。
東洋医学はセラピストとして学ぶべき伝統医学の宝庫となっています。
ツボ経絡から薬学、診断学など、解剖学を通じていろいろと学ぶ事もできます。
ではまた次回に、お会いしましょう。
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一般社団法人日本鍼灸療術医学会






