今、各種療法を行なうセラピストなどの施術家やエステティシャンにとって

最も必要となるものは何だろうか?

それはこの本を読むと納得できると思います!!

 

今話題の 伝説の療術師からセラピストたちへ (アールズ出版)  著 立花 和宏

 

この本は名も無き田園調布の無資格整体師が、史上初となる鍼、整体、マッサージの効果を比較した臨床研究が世界的権威であるE-CAMに採用され、国際医学論文としてアメリカ合衆国国際医学図書館に保管される経緯から、全国統一「基礎医学検定」を行なうに至る日本鍼灸療術医学会の活動初期までを書き綴っています。

 

 

ここで、皆様に質問です。

 

リラクゼーションとか、癒し、ケア、などと言葉巧みにその技術力や効果を主張している宣伝を目にしますが、果たしてそれらはマッサージとの差異を説明できるでしょうか。

 

それだけではなく、国家資格として開業権が認められている職種、つまり鍼灸師、柔道整復師、按摩マッサージ指圧師の行なう施術と、その他療術(整体、アロママッサージ、カイロプラクティック、アーユルヴェーダ、ヨガ、タイ古式マッサージなど)の術式の相違を説明できるでしょうか

 

まぁ、難しい話は、また今度にしましょう。^^

 

現在、国家資格団体が資格制定に向けて全国統一「基礎医学検定」を導入しようとしています。

一部の有資格団体では、すでにこの全国統一「基礎医学検定」を採用しています。

 

さて、なぜ、基礎医学や臨床医学を学ぶ必要性があるのか。それが、伝説の療術師からセラピストたちへ に書かれています。

 

全国統一「基礎医学検定」は、セラピストやエステティシャン、施術家、トレーナーなどの無資格、無免許者が人体に対する最低限の知識習得を示し、社会から認められるために必要不可欠なものですが、最も大事な事は、自分自身の価値を知ることなのです。もちろん患者への安全性を担保することは勿論です。

 

自分自身の価値の理解できないセラピストによる価格破壊は、ますます深刻な状況へと向かっています。

 

では、伝説の療術師からセラピストたちへ はじめにを一部抜粋してコピペしちゃいますね。^^

   

 

ーはじめにー  

 

人類はこれまで、様々な病を治すべく努力してきた。その最も古い治療技術として手技療法があり、現在に於いても様々な伝統療法が混在する。

 

 日出国、日本。世界の国々の中で、最も古い国である。

古代から一度も名前が変わらず、滅びた事の無いこのような国は、日本だけである。

日本には、「因幡の白兎」という神話の中に、癒しの神である「大国主神」が、傷ついた白いウサギを治療したという記述がある。これが日本最古の治療の記述だといわれている。

 そして、この「大国主神」がこの日本国を作ったとされ、脈々と受け継がれて来た伝統が数多く残されている。フランスの文化人類学者クロード・レヴィ=ストロースは、日本をこのように表現している。「ここでは神話が生きている」

 

 

 このような国、「日本」には比類なき優れた「療術」という手技療法が存在する。療術とは、中枢を対象とした自律神経調整療法として、脊椎骨調整療法、脊椎反射療法、神経点療法の3つを挙げている手技である。この「療術」の実力を知る者は少ない。

 

 

 日本の医療に従事している医療系国家資格者

医師、歯科医師、薬剤師、保健師、助産師、看護師、准看護師、理学療法士、作業療法士、視能訓練士、言語聴覚士、義肢装具士、歯科衛生士、歯科技工士、診療放射線技士、臨床検査技師、按摩マッサージ指圧師、鍼師、灸師、柔道整復師など)の人口は5416019人(厚生労働省医政局調べ H21.12.31現在)であるのに比べ、

 

 医業類似行為として「民間療法」に従事しているセラピスト

アーユルヴェーダ・ヨガ、整体、カイロプラクティック、リンパドレナージュ、タイ古式マッサージ、アロマテラピー、エステ、ウォーキング、リフレクソロジー、気功、レイキ、スピリチュアル、ヒーリング、サプリメント、心理療法、磁気療法、温熱療法、健康器具販売などに携わる人々。)の人口は想像できない数だ。

そして、民間療法を行う施術行為は厚生労働省の「療術業」に規定されている。

 

 ここで注意したい事は、総務省の職業分類として、生活関連サービス業、娯楽業として手技を使うエステティック、リラクゼーション業があるが、これは単なる統計上の分類である。

 伝統医学がサービス業として扱われている事に違和感を覚えると同時に残念になる。

 

しかし、民間療法の実力はこの本によって大勢の人々の知る所となるだろう。

 

 

 西洋医学は150年程前から科学的根拠に基づいた療法を行なう事によって、医療の暗黒時代から抜け出し、現在にいたるまで、その進歩は途切れることなく続いているのに対し、2000年以上の歴史を持つ伝統療法(代替医療)のエビデンス(科学的根拠)は、現在に至っても、一向に認められていない。現在、治療の根拠を何も示せずに行われている療法は、衰退の一途をたどっている。

 

Science may set limits to knowledge, but should not set limits to imagination. (Bertrand Russell)

科学は知識に限界を設けるかもしれないが、発想に限界を設けてはいけない。                  (1872年5月18日〜1970年2月2日 バートランド・ラッセル)

 

 この本は、名もなき整体師が、たった一人で、東京でも最も経営の難しいと言われる超高級住宅が立ち並ぶ田園調布という街で、12年に及ぶ経験を積みながら上海市静安区中心病院鍼灸科の郭先生と交わした約束を果たすために、夕方には施術院を閉め、夜学で鍼灸柔整専門学校に通いながら、前例なき臨床研究を行い、その結果「SEITAI=整体、RYOJUTSU=療術」という言葉を記載した論文が、国際的医学論文として認められ、これまで不可能とされていた代替医療のエビデンス(科学的根拠)を客観的数値と有意差をもって世界に示した経緯を書き綴っている。

 

 

 なぜ、実験をしたのかとよく聞かれるが、自分の治療に対する追究心から、そうせざるを得なかったとしか言いようが無い。治療効果も分からずに、日々の仕事を行う事など出来ないと私は感じていたからだ。そして、どの療法がどのような効果を発現するのか、エビデンス無き代替医療に一つの答えを出したかった。

 

(社)日本鍼灸療術医学会を発足した理由の一つに、エビデンスある治療を代替医療でも行うべきだという思いがあり、代替医療の世界にも一つ一つ、エビデンスを示す為の実験等を行う窓口となっている。

私が行った実験は、「整体」「鍼」「マッサージ」すべてにおいての効果を数値で示している。この事は、すべての「療術」には、身体に何らかの効果を与える力があると言うことを証明した事になる。

だから、他の療法を否定するのではなく、自分たちの療法の優位性を示し、謙虚に精進することで、各々の存在意義を示せば良いのだ。

 

この医学会の存在意義は、有資格者、民間資格者を問わず、その真価を見極め、共に切磋琢磨し、共存する為の一つの指標を示すことだと自負している。

その為にも、全国統一「基礎医学検定」は、時代のニーズとなっており、当医学会も公益法人化が決定したところであることをここに加筆する。

 

 

「医学を学ばずして、人の身体に触れるべからず」

「整体をわきまえずして、医師と名乗るなかれ」

                            

                              立花和宏

 

 

国家資格者に挑む名も無き整体師の葛藤を是非、読んで見て下さい!!

 

全国統一「基礎医学検定」講習会のお知らせ

 

・東京では毎月第3日曜日に行なっています。

 

・熊本では毎月第1水曜日に行なっています。

 

申込書やお問い合わせは日本鍼灸療術医学会のホームページでチェックよろしくです!!

http://nihon-tramed.jp