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虎子も虎太郎も歯医者になる学校に行っています。

 

明日は虎子が

 

「歯の解剖」

 

というテストがあると言って勉強をしています。

 

「歯の解剖のテストって何するの?」

 

と聞くと

 

「前歯とか奥歯の特徴を聞かれるペーパーテストと、本物の歯を見てどこの歯か答えるやつ」

 

「へーそう言えばそんなのもあったなぁ」

懐かしむ母。

 

「机に歯が置いてあって、1問の時間が決まっていて、解答用紙持って、時間の合図があったら場所ずれながら答えていくの」

 

目の前の歯を眺めて答を書き、次の位置に移動していく形式。

 

「100問もあるんだよー」

 

100問分学生がみんなで場所ずれながら答える光景を考えると、一見遊んでるみたいで楽しそうに見えそう。

 

「俺達は歯を並べるテストだけだったなぁ」

 

虎太郎は違う学校なので、同じ科目でもテストの仕方は違う様。

 

「あー、だめだ!全部同じに見える!」

 

虎子が歯の模型を見て頭を抱えます。

 

「このテスト、落ちる人が毎年多い科目なんだよねー。ねぇ、ママ、どうやって分かるの?」

 

確かに私も学生の時はテストのために勉強して、悩んだ記憶がかすかにありますが、卒業して、んー10年職業としてやっていると、歯の形と部位は当たり前になっています。

 

「うーん、それはねぇ、虎太郎と虎子は似てるけど、どうやって見分けるの?みたいなもん」

 

「えー?そんな簡単ってこと?」

 

「慣れればすぐ分かるよ」

 

家にある模型を使って簡単に説明し、あとは、クイズ形式。

 

後ろを向いた虎子に模型の1本の歯を渡します。

 

虎子は受け取ってじーっと見つめシンキングタイム。

 

「上の右の犬歯!」

「ピンポーン!」

 

って感じで、練習しました。

 

間違ったものは

 

「ここを見るとわかるよ」

 

と特徴を解説し、大分理解出来たようでした。

 

「うーん、結構イケそうな気がしてきた。ママ、ありがとう」

 

「いえいえ、どういたしまして」

 

「家に聞ける人がいるって便利だわー」

 

そういえばそうです。

 

私は両親は医療に全く関係ない職業だったので、家で大学の勉強を聞くなんて考えられない事でした。

 

親と同じ職業ってこう言うことなんだなぁ、と私の方が初めての感覚です。

 

ウシオさんは両親と同じ職業なので、これが普通に思えるのかもしれないけれど。

 

「家族じゅうで歯の解剖の話が分かるなんてなんか、やだー」

 

と虎子は笑います。

 

でも、これが歯医者だけではなく、家族が同じ職業と言う事は、お店でも職人でも農園でも、こういう感じなのかな、と思えます。

 

ところで、兄の虎太郎は交通事故で歯を無くし、入れ歯の所があるので、学校の実習でペアを組む相手が戸惑うお話は前にブログにかきましたが、虎子は下の前歯がもともと1本足りません。

 

乳歯で足りなくて、永久歯は出てくるかと思ったら足りないままでした。

 

犬歯から犬歯の間に普通は4本歯がある所、3本しかありません。

たまにそういう人もいるのですが、比較的珍しいかな、ぐらいです。

 

でも、これも、虎太郎同様、実習のペアを惑わすらしく、

 

「もーさー、実習のたびに歯がない説明しなきゃならなくて面倒で嫌になっちゃう」

 

と虎子。

 

おまけに、歯の形が変わっている所もあって、

 

「珍しい歯」

 

の授業の時に、先生の持ってきた珍しい歯にもないものだったとかで、歯と一緒に並んで皆に見せるはめになったと。

 

「みんな並んで先生の持ってきた歯を見たあと私の口の中も見てくっていう順路」

 

笑っていました。

 

どんな歯に生まれてくるかまでは親がコントロール出来なかったからごめんね!って感じです。

 

さてさて、明日のテストは上手くいくでしょうか。

 

虎子はただ学校のテストですが、今はもう年末。

年が明ければ国家試験や大学受験、その他、受験生は大変な季節ですね。

 

今年は受験生が居ない我が家で少しのんびりですが、来年は虎太郎が受験生です。

 

今年はゆったりした年末年始を楽しみたいですがどうでしょうかね。

 

受験生の皆さん、もう少しですね。体調に注意して頑張って下さいね!