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先日職場で事務の女性が
「はーい、虎白先生、健康診断の結果でーす!」
と青い封筒を持ってきて下さいました。
「あ、ありがとうございまーす」
若い頃は健康診断なんて何とも思わなかったですが、年を重ねるごとになんとなく、結果はドキドキしますよね。
私は学業とは違って、健康診断だけはずっとオールAでしたが、数年前から時々Bが入るようになりました。
微妙な老化でしょう。
今年はどうだろ?
とちょっと緊張しながら封を開けると、目に入ってきたのは
「G」
の評価。
「じ、G?!」
ABCDEFGのG?
くらっとなるのを押さえて冷静に見ると、Gは
「その他」
そしてコメント欄に
「この次の検査の時に経過を見ましょう」
結局経過観察と同じはずですが、何でわざわざ「その他」にしたのかちょっと気になったので、知り合いの専門医に見せてみました。
「あ、これはね、以前虎白ちゃんCT撮って確認したし大丈夫だよ。何でわざわざコメント書いてあるのかね」
って事で、終わりました。
そんな話を友達と食事会の時に話していたら、友達が
「健康診断の結果って、人によって気にする程度が違う」
と言い出しました。
「近所の幼馴染みが血糖の値が高いっていうから、ちゃんと病院行かなきゃって勧めたのに嫌だって言うのよ」
数字を聞くと糖尿病と診断できる位の値。
でも、病院に行くと先生に怒られるからイヤだと。
「怖いんだもん」
と。
「少し炭水化物が多いのよ。減らしたら?」
と友達がアドバイスしても、
「炊きたてのご飯って美味しいのよね。美味しいもの食べるのが幸せなの。我慢するのはストレスで良くないでしょ。ストレスは病気のもと!」
と。
「何だか気にするポイントがずれてるでしょ?」
と友達は言います。
先生よりもその数値の方が怖いのに、って事を言いたいと言うのです。
かと思えば、その友逹のお向かいに住んでいる高齢の姉妹。
なんと、85歳と97歳の2人暮らしです。
97歳のお姉さま、1人で外には出ませんが、お向かいの友達の家に時々お茶を飲みに来るそうです。
その時はちゃんとイヤリングをつけて、指輪をしてお化粧してくるのだそう。
すごいなぁ。
日本舞踊のお師匠さんだったそうでさすが、しゃんとしてます。
その方、訪問医が定期的にしてくれる血液検査で正常値からはずれていてマークがついている所があったとがっかりしていると言って友達に結果の紙を見せたとの事で。
「虎白ちゃん、これ、見てくれない?」
とその検査結果を持ってきました。
コレステロールが少し高いのと、中性脂肪がほんの少し高いだけ。
あとは肝臓も腎臓も炎症も正常です。
「ご立派!!全然大丈夫よ!」
と言うと、
「そうよね、私もそう思ったのに、脂肪が多いからって大好きなおまんじゅうを我慢して、ご飯も減らしているっていうのよ」
97歳でしょ?
減らしちゃダメって伝えて、と言いました。
それを聞いてその方は大変喜び、またおまんじゅうを食べるようになったって。
ホント、いくつになってもきちんとしている方はそのままなのですねぇ。
そんな風に年をとりたいです。
憧れますねぇ。
そう言えば、私も1回だけ、精密検査を受けた事があったと、思い出しました。
結果を聞きに行くときに、まだ高校生だった虎太郎が
「俺も行く」
と診察室の中まで一緒に入ってきてくれた事があったっけ。
女性ばかりの科で目立って恥ずかしかったでしょうに一緒に居てくれて頼もしく、とても嬉しかった。
学校の成績悪くてもいっか、ってその時だけは思いました。
結果は大丈夫でした。
虎太郎は
「良かったね、じゃ」
とだけ言って、さっと学校へ。
子供に心配かけちゃいけないなって思いました。
病気になる前に。
未病のうちに。
ちょっと面倒でも、誰かの為にと思うと続けられる事もありますよね。
健康診断の結果。
紙1枚の事ですが、しっかり利用して元気に過ごしましょう!