いつも「いいね!」を頂いてありがとうございます。感謝しております。健康な心身や子育て等の話を書いています。よろしければ読者登録をお願い致します。
昨年大学生になった娘。
受験から解放され、毎日楽しそうに学校生活を送っていますが、昨年の目標
「クリスマスまでに彼氏を作りたい!」
はどうだったのかな。
クリスマスにお気に入りのマックくんと会う約束にはなっていたから、ついに彼氏ができるのかな、と様子を見ていた事、昨年ブログに書きました。
クリスマス当日。
私は仕事なのでいつも通り1番早くに家を出ましたが、学校が休みの虎太郎と虎子はそんな時間には起きません。
「デートは何時からなんだろ」
なんてちらっと思いながら私は仕事に向かいました。
仕事が終わり夕方、家に帰ると虎太郎がリビングでごろっと寝ながら借りてきたDVDを見ていました。
「クリスマスなのに1人DVDなの?」
とからかうと、
「クリスマス当日なんてどこ行っても混んで大変じゃん。日をずらして一昨日もうクリスマスしてきたよ」
との返事。
へー、彼女とのお付き合いも数年経つと合理的になるねぇ。
「虎子はデート行った?」
と聞いてみました。
「ああ、行ったよ」
と虎太郎。
「ウキウキしてた?」
「うーん、ウキウキってかドタバタしてた。いつもみたいに」
と言うので、
「え?どういうこと?」
と聞いてみると
「いや、学校行く時と同じでさぁ、寝坊したとか、何着ていこうとかバスの時間見てとか待ち合わせ遅れそうだとか・・」
「・・うそ。着るものも決めてなかったの?」
「そうみたい。楽しみで早く起きるとか、は、ないらしい」
と笑う虎太郎。
はぁー、虎子らしい。
そう言えば昨日も早く寝ていたなぁ(早く寝たのに寝坊したのか!)。
虎太郎もざっくりしている性格なのですが、子供の頃は、楽しみな事や受験前等、ちょっとだけ眠れなくなったりする事もありました。
でも、虎子は全くなし。
凄く楽しみだったり、凄く緊張したりはするのですが、寝るのは別。
どんな時でもあっという間に深い眠りに入ります。
うちでは、虎子の寝つきはドラえもんののび太くんより絶対に早いよね、と言っていますから。
食欲も同じです。
バレエコンクールで入賞できなくて号泣しても、歌の試験前で震えるほど緊張しても、食欲なくて食べられない事はありませんでしたねぇ、虎子は。
恋愛でも同じなんでしょうかね。
「恋の病」
で痩せるなんて、ほど遠そう。
だから、彼氏が出来なかったのかな。
いやいや、そんな事言ったら怒られそう。
「虎子はデートどうだろね」
「どうかね」
ちょっとだけ気にしていた兄と母でした。
夜。
「ただいまー!」
思っていたより早くに、虎子は帰って来ました。
「おかえりー」
キッチンでお皿を洗いながらちらっと虎子の様子を見てみる。
それほど浮かれてもいないし、私に近寄っても来ない。
良い事があったときは帰ってくるなり話し出すのが虎子です。
荷物をどさっと床においてソファーに腰かけ携帯をいじくっています。
いつも通り。
少しして虎子、立ち上がって洗面所の方に行き、戻りがけキッチンを通りかかった時に聞いてみました。
「どうだった?」
「うん。楽しかったよ」
それだけ。
淡々としてる。
まぁ、親にいちいち報告しないかもしれませんが、母親的に娘を見た感じでは、デートは期待ほどではなかったとみた。
「ちょっとだけ写真撮ったけど見る?」
と言うので
「いーの?じゃ、見る」
撮った写真は本当に少し。
イルミネーションを歩いている最中にちゃちゃっと撮った感じ。
「もっと撮れば良かったのに」
「うん・・撮るの忘れた」
「冬休み会う約束したの?」
「しないよ。全然」
マックくんとは仲良しのお友達ではありますが、クリスマスに誘われたからと言って、それ以上の何かはどうやらなかったよう。
虎子の気持ちは盛り上がってないと察し、それ以上聞くのはやめておきました。
「彼氏には昇格しなかったっぽいね」
と虎太郎に言うと、
「虎子はいつもそうじゃん。理想が高すぎるんじゃね?」
と。
そして、冬休みが過ぎて、年明け。
虎子が久しぶりにマックくんの話題を言ってきました。
「マックがさぁ、もうすぐ誕生日だから手袋ちょうだいって言うの」
へー、また誘って来たのかな。
「でもさ、私は、たんプレ(誕生日プレゼント)もらってないから」
虎子の誕生日は10月です。
「マックくん、お誕生日虎子と一緒に過ごしたいんじゃないの?」
と言ってみると
「そーかなぁ。私はもらってないって言ったら、それは今後に期待して!って言うんだよね」
「まぁ、それも良いんじゃない?買いにいけば?」
「うーん、どうしようかな」
そして昨日。
「そう言えばマックくんの手袋買ったの?」
と、聞いてみました。
「あー、忘れてたわ」
と、虎子。
えー、そうなんだ。
更に
「買わないかな。そういう気分じゃないし。タイミング外したって感じかな」
と、ぽそっと。
ふーん、彼氏が欲しいと良いながら、いろいろ選択は厳しいのね。
「どうせ大学の間、同級生だし、面倒な感じしちゃってさ、今はいいかな」
って事らしいです。
娘に初めての彼氏が出来るかな、と、青春のドキドキ感に乗っかって楽しもうとした母でしたが、娘は以外に冷静でした。
心配な恋に走るよりは良いですが、夜も眠れない位の恋愛にも出会えれば良いのにね、って、お菓子頬張り、食欲もりもりの娘を見ながら思った母でした!