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大学生の息子、虎太郎の小学校時代のママ友に久々に会いました。

 

久々と言っても、彼女とは年に1、2回は会っています。

子供同士はここ数年会っていないようなので、彼女はママ友でしたが今は子供関係なく普通の友達という事になるかもしれません。

 

とりあえず日にちを決めて、待ち合わせの場所を考える時、

 

「ごめん、私、ドームで野球見てから行くから、時間がはっきりしないけど、6時には終わると思う!」

と言うので、

 

「じゃ、ドーム近くに行くよ」

 

って事で、東京ドームの近くのホテルで会うことにしました。

 

ちょうど待ち合わせの時間前に試合が終わったらしく、試合観戦を終わった人達の波に揉まれて逆流しながら、待ち合わせの場所に行きました。

 

ここ数年、彼女は会うたびに

 

「虎白ちゃんは仕事があるからいいなぁ」

 

と言います。

 

言われる度に私はそんなもんかいな、とホントに不思議な気持ちになります。

 

彼女は東京の中でも超都会のカッコいい場所に自宅マンションを持っていて、実家や兄弟、みんなそのマンションのそれぞれの家に住んでいると言うお嬢様。

 

高学歴だけど、お母様の教えで、あえて専業主婦を選んだお嬢様です。

いやいや、私の方がずっと羨ましいよ。

 

「ずっと子供にくっついてきたから子育てが終わってこれからの生き甲斐を探すのが大変なのよ」

 

と、彼女。

まぁ、彼女が言いたいのは

 

「空の巣症候群」

 

ってヤツみたいですね。

 

頭の良い人なので、自分でいろいろ分析、そして、試行錯誤した結果、

 

「巨人ファンとしてプロ野球にハマる」

 

と言う新たな道を見つけた訳です。

( 斬新です )

 

で、連日、東京ドームでプロ野球観戦。

子供達が小学校時代は、彼女、野球が好きなんて聞いた事もなかったけど、何かでツボにはまったのか、無理矢理自分をはめたのか。

 

ラインのプロフィール写真もインスタグラムも年賀状もオレンジと黒の巨人だらけ。

 

野球観戦と彼女はミスマッチですけど、とても元気で楽しそうです。

 

だんだん暗くなっていく景色を見ながら2人でお食事。

 

「虎子ちゃん、受験して行く学校迷ってるって言ってたのどうした?」

 

と彼女が聞いてくれました。

 

「泣きながら迷って決めた学校に行ってるけど、今はケロッとして楽しそうよ」

 

「そーだよね、入っちゃえばどこでも楽しいよね。虎子ちゃんに会ってないなぁー。写真ない?」

 

と言うので、携帯から、1番最近の虎子の写真を見せました。

 

「うわーっ!全然違っちゃってわからないわ!」

 

「そう?虎子はお化粧が好きでメイクバッチリだからかな」

 

「でも、やっぱり虎太郎くんに似てるね」

 

虎子は私にはあまり似ていません。

お父さんでもなく、お兄ちゃんにそっくりです。

 

色白ではなくて目が一重というのを気にしてなのか、虎子は大学に入ってとてもメイクに凝るようになりました。

 

YouTube見ながら安いコスメを使っていろいろやってるよ、と話すと、

 

「私達が若い頃とは全然違うよね」

 

と。

彼女のうちは男の子2人なので、女の子の話は知らなくて面白いと。

 

彼女も私も、子供達がしていることを面白がって一緒にやるタイプという点では共通しています。

 

「そっちはどんな感じ?お兄ちゃんの方はどうした?」

 

虎太郎と同級生の子の上にお兄ちゃんがいるおうちです。

 

数年前に就職して、誰もが知っている有名な会社で働いているというこれまたエリートお兄ちゃん。

すごいですよねぇ。

 

「それがさぁ~、お兄ちゃんはもうすぐ・・」

 

「・・うん」

 

「ミャンマーに行くの」

 

ミャンマー?

 

「え?・・お仕事?」

 

「そうなのよ」

 

私のように会社を知らない人間にはミャンマーなんて、なんで?

それに怖くないのかな?って心配になってしまいますが。

 

今、東南アジアは一流企業がたくさん進出しているのだそうです。

 

そういう所は治安もしっかりしていて、設備もホテルのように素晴らしい。

写真も見せてくれました。

 

「私も最初ビックリして『お断りできないの?』って言っちゃったのよ。そしたら、本人が東南アジアの希望を出していたんだって言うの」

 

どうやら、若くて行かれるのは逆に良い事なのだそう。

 

「どのぐらい行っちゃうの?」

「3年」

 

3年かぁ。

寂しいねぇ。

 

「お正月は帰ってこられるの?って聞いたら、夫が『行ってすぐに帰ってなんて来られないよなぁ?』って笑いながら言うから、私、久しぶりに大きな血管が切れました」

 

って言うので、

 

「どんな風に?」

 

と聞いたら

 

「あんたに聞いてねぇ!!息子に聞いてるんだわ!」

 

と怒鳴ったと。

 

「家族がみんなビックリして場の雰囲気が凍ったわ」

 

えー、この彼女が?

 

と思って私は爆笑!!

 

わかるよー。

寂しさを必死で我慢している母を逆撫でする夫の発言。

 

血管も切れますわなぁ。

 

「年末は長男が行っちゃって寂しく沈んでるから虎太郎くんと遊びに来て。次男と4人で飲みましょ」

 

と、彼女。

 

息子と飲み会をする母ね。

ま、彼女とならできるかな。

 

ちょうどその時、彼女の所に虎太郎と同級生の次男の子から電話がかかってきました。

 

「え?近くに居るの?じゃ、ここ来れば?虎太郎くんのママ居るよ」

 

そう言って急に私に電話を変わりました。

 

「もしもし?しゅうちゃん?お久しぶり!近くにいるなら来る?」

 

と言うと

 

「いや、酔った母が面倒なので帰りまーす!」

 

ま、そーだよね。

子供にとってはね。

 

「了解しました!」

 

その後、彼女と、年末にまた忘年会しようね、と約束して帰りました。

 

遠くの大学に行った娘、就職で海外に行った息子、宝塚に受かって行ってしまった娘、等々。

寂しがってるママは周りに沢山居ます。

 

喜ばしい子供の成長も親にとって嬉しいだけではないのですね。

 

でも、彼女は言います。

 

「私は私の母のように子供に依存する母になりたくないの」

 

彼女は一緒のマンションに住むお母様のお世話で苦労しているんだと言います。

 

「自立した母になりたいからがんばるわ!」

 

毎日家に帰ってくる虎太郎と虎子。

若くて元気なパワーや笑いを振りまいてくれるのが当たり前になっていますけど。

 

いつか子供達が家から離れる時があったとしたら、ちゃんと笑って送れないとね。

 

今の時間を楽しみつつきちんと自立を目指したい母です!