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子供が小さい頃は

「この子が得意で好きそうな事は何かな」

と思い観察しながら子育てしていました。 

大人でも好きなものを見つけるって簡単そうで意外とそうでもなかったりしますよね。 

よく、

「何が趣味?」

とか

「食べ物何が好き?」

 

とか言う会話ありますが、以前は、私自身がうーん、なんだろ?何でも好きだけどーみたいな所がありまして。 

よく考えればもちろんあるんです。

でも、普段特に好きって意識しないで生活してるのかなって。

 

好きな事、好きな人、好きな食べ物、好きな仕事などなど…。

はっきりしている人はそれをしている時、輝いてる。

 

大好きな事があって、それを自覚していて、

「これ、だーい好き!」

って事がたくさんあればあるほど毎日が楽しいよね、って思いまして。

 

何回かブログにも書いていますが、楽しい事を見つけるのも1人1人の力なのかなーと。 

人生を楽しくするのはそれを見つけられる力にもあるんじゃないかなって思うようになったので、子供達はどうかな、って観察していたけです。

 

子供なら見ていればよく分かるだろう、と思ったのですが、我が息子、虎太郎。 

赤ちゃんの時から、なかなか固定して好きそうな物がありませんでした。

 

出産祝いによく頂いたぬいぐるみは全く興味を示さず。

「ほーら、くまさんだよー」

手渡しても

ぽいっ!

 

動かないのが面白くないらしい。

 

保育園、幼稚園時代。

誰よりも元気に皆で遊んでいるけれど、特定のお友達や先生がすごく好きって言うのもなし。

 

ママが大好きでくっついているって言うのもなし。 

食べ物は、嫌いそうな物は分かるし、よく食べる物もあるけど、出すと

「やったー」

って大喜びするほどの物はなし。 

だいたい食べる事にあまり執着がありません。

 

でも、遊び始めると誰よりも帰るのを嫌がります。 

ママ達が立って待っている中、夕方になり 

「あ、うちはそろそろ…」

 

と帰りの雰囲気をかもしだすと、

 

「あ、うちも」

「うちも」

 

と次々と言い

 

「◯◯ちゃーん、帰るわよぉー」

 

子供を呼んで帰っていきます。

なかには 

「えーまだあそびたいー」

 

と言う子が居ますが、

 

「もう、ご飯になるんだからダメ!」

と言われてしぶしぶと。

 

そんな時、絶対に絶対に帰らないのが虎太郎でした。

 

最後の1人になっても帰らない。

いつも私は最後1人で立っていました。

 

初めて行ったまだお付き合いの日が浅いお友達の家でそれをやられた時がありまして。

 

5組いた親子はみんな帰ってしまい、うちだけどうしても虎太郎が動かない。

 

最初

「ゆっくりしていって」

 

と言っていたその家のママ友もいい加減帰ってほしそうなのがありありしだしました。

 

どうしよ、分かってるんだけど、どんなに言っても虎太郎が動かない。

 

もう怒鳴ってひきずって行きたい。

 

いや、でも、それをママ友に見られるのも恥ずかしい。

まだ、それほどのお付き合いがない。

 

いや、でも、もうそれをやるしかない。

 

ママ友のうんざりしている顔をみて決心し、

 

「いい加減にしなさい!!ほら、お片付けして!」

 

「やだ!!」

 

うずくまる虎太郎と格闘し、暴れまくる塊となった息子を引っ張って帰った時は、この子こんなワガママで大丈夫かと心配になったもんです。

 

特に好きなものがありそうにないのに何で帰らない?

 

よく考えると、特定ではなく誰かお友達と遊ぶ事が好きなのかと。

その時はまだ1人っ子だったし。

 

それにその場にあるもので遊ぶのが得意だよなぁ。

 

虎太郎はおもちゃがなくても何かしらで遊べる人って分かってきました。

 

そう言えば

「ひまでつまらない!」

 

と言われた事がありません。

 

どこでも何かで遊ぶ。

 

妹と2人でお風呂に入れるような時期になった時。

お風呂のおもちゃで遊びすぎて1時間経ってもでてこないので、お風呂のおもちゃを全部片付けた事があります。

 

でもその後も、お風呂に入って出てこないのが変わらないので、そーっと見に行くと、シャンプーやタオルを使ってシャボン玉したりボトルの倒しっこをしたり、遊びをつくって遊んでいました。

 

それからと言うもの学校等で

 

「子供の長所」

 

を書かなければならない時、虎太郎には

 

「どんな時でも楽しい事を見つけられる」

 

と書くようにしました。

 

最初、半分、冗談のようなつもりで書いていましたが、今となっては的確だよなぁ、と我ながら。

 

虎太郎は本当に大人になった今でものうてんきでそういう性格です。

 

交通事故で歯が無くなっても、最初の大学受験で受けたとこ全部落ちても、うつっぽくならず、へらっとしてました。

 

落ち込んだ中でも明るい(よく言えば)。

これで何度も私が救われました。

 

その他に成長過程で思ったこと。

 

虎太郎は何もこだわらない性格ですが、機械ものに強く、パソコン、携帯、電化製品など、説明書要らずでカンが働く。

 

全体にカンで生きてるような人ですが。

 

中学でロボコンとかめざすのかなと思いましたが、それほど好きではないみたい。

 

得意と好きはまた違うのですねぇ。

 

また。

 

テレビでもビデオでも映画でも、途中から観ても、いきなり集中してその物語に入っていけるのです。

 

例えば虎太郎が帰ってきたとき、テレビで何かのドラマやっているとすると。

 

普通は途中から観ても何だか分からず面白くないものですが。

 

虎太郎はどんな分野の作品でもスッと入ってそのまま観られる人。

 

「虎太郎のそれはある意味、特技だね」

 

と言うと

 

「あ?そう?」

 

と。

 

本人、人より好きだと気付いてない様ですが、かなり映画も好きで、だいたいのものは観ている様。

 

マメにレンタルからも借りています。

 

虎太郎が小学生に上がる年に、自宅を立て替えるので近くのマンションに仮住まいしていた時期があります。 

そのマンションの1階が当時レンタルビデオ屋さんだったので、小さな虎太郎でも、道路に出ないでビデオを借りたり返したり出来ました。

 

虎子が小さく、お兄ちゃんが静かにしていてくれると助かったので、割りと自由にビデオを借りて見せていたら、小さなレンタルビデオ屋さんの子供コーナーはすべて見てしまいました。

 

他に何かないかとせがまれて、

「ホームアローン」

とか

「チャンプ」

とか

「ET」

 

とかの吹き替えを見せたら、すごく喜んで観ていたから。

 

きっと、あの時期が、映画にすぐ溶け込める基盤になったんじゃないかな。

 

ビデオ鑑賞はちょっと手抜き育児の為でしたが、虎太郎にとっては良い趣味の発見になったようです。

 

当時

 

「これは?」

 

と言われて

 

「あ、年齢制限がある!」

 

と思い、

 

「これはダメ」

ってものもありましたが。

 

虎太郎も大人になって、

「R15」

「R18」

 

も過ぎ、何でも観られるようになってしまいました。

 

今となっては懐かしいなぁ。

 

「虎太郎、映画評論家になれば?」

 

と言ってみると

 

「評論が書けねぇ」

 

と。確かにね!

 

遊んでなかなか出てこなかったお風呂も今は携帯持って入ったりして、相変わらず長湯です。

 

私なんて、家事が忙しいからさっさと入るのにさ。

 

ある夜、私が時間を気にしながらパッとお風呂を出て、洗面台の前でバスタオルで体を拭いていると、虎太郎が手を洗おうとドアを開け入ってくるなり私を見て

 

「うわーっ!」

と。

 

「ちょっとー!叫ぶのは見られた方でしょ!」

と言うと

 

「見たくねぇ」

 

「失礼な!」

 

「R100!」

 

と言って出ていきました。

 

アール100?

100才以下鑑賞禁止。

って、ほとんど見られる人いないじゃん。

 

ふん。

 

言われなくたって鑑賞に耐えられない事はわかっとるわい。

 

好きな事いっぱい探したいですね!