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センター試験が終わって1週間経ちました。

 

今は大学受験の方法も推薦やセンター利用やいろいろあって、息子虎太郎の受験までは良く分からなかったですが、今回は2回目なので、親の私も大分、理解。

 

それでも、学校によって科目が違ったり、センター試験が2次試験に反映する割合が違ったり、対策を考えるのだけで大変そうです。

 

試験数日前。

 

「塾のお友達、半年前から緊張してるって言っていて、最近は眠れないんだってー」

と、娘、虎子。

 

「半年?そりゃ参っちゃうね」

 

「あー私も緊張するぅー。塾の先生にそう言ったら、お前も眠れないのかって聞かれた」

 

「まぁ、そう思うよね」

 

「毎日、眠れないかも、とは思うんだけどさ」

 

すぐ寝るんですよね、虎子は。

 

すごく緊張してはいるみたいなんですが、それと寝るのは別。

 

「ヤバい!寝られないかも」

 

と言いながら、ふとみるとすぐ、寝てます。

 

「のび太くんか!」

 

早い寝つき選手権があったら決勝までは行くでしょう。

 

試験前々日に新潟で雪のため電車が立ち往生したニュースを見たときは、

「受験生がいるのでは?」

 

と気になってしまいました。

ただでも、体調注意する時に、試験直前に電車で一晩、はきついだろうなぁ、と。

 

寒波が来ていて大雪の地方も多かったですし。

 

そんな地域の方に申し訳ないぐらい、当日、東京は晴れ。

 

虎子も元気に試験会場にに向かうことができました。

 

それだけでも、親としては感謝です。

会場に着いた虎子からライン。

 

「着いたよー」

「良かった」

「緊張がヤバい!」

「だよね。応援してるねー」

 

「ありがとー!じゃ、携帯の電源切るね」

 

と会話をして、後は上手くいくように祈るのみ。

 

そして、2日間、無事に試験を終えました。

 

終わると塾に直行して自己採点。

センター試験はマークシートなので、受ける人は問題用紙に印をつけておくトレーニングをしているようです。

すぐにどのぐらいの点数がとれたか分かるしくみ。

 

そして、取れた( であろう )点数を眺めながら、どこの大学に願書を出すか決めます。

 

2日間終わって帰ってきた虎子は、気持ちは元気そうでしたが、明らかに疲労困憊。

 

「おわったーーー」

「おつかれ!」

 

「出しきった感、ある」

「おう!じゃ、よかったよ。さ、ご飯たべなー」

 

いかなるときでも食べたり寝たり出来る虎子ですが、お箸が止まってる。

 

見ると顔色も悪め。

 

「頭いたっ」

 

「少し食べられると良いのにねぇ」

 

「とりま、( とりあえず、まぁ、の若者言葉です )寝ちゃおうかな」

 

虎子でさえもごはんを食べられなくなる程の緊張感がある試験。

やっぱり受験は大変です。

 

虎子は、全部の科目が上手くいくわけもなく、良かったり失敗したりだったようですが、

 

「これが今の実力」

 

と納得は出来た様子。

 

センター試験が終わると、各塾がリサーチをします。

 

願書を出すに当たって、自分の点ではどのぐらいの合格確率があるか。

志望校と一緒に提出すると、分布表と共に、判定が帰ってきます。

 

センター試験後のリサーチですから、とても参考になる。

 

虎子もさっそく、いくつかの塾に志望校を何校かリサーチを出しました。

 

虎子がずっと行きたくて目標にしていた大学はどうやらかなり厳しそう。

結果を見た虎子。

 

自分で第2志望にしていた学校と、第3志望にしていた学校の3つを含めでの葛藤が始まりました。

 

憧れのA大を受けてみたい。

でも、このぐらいの点だったらB大にするって思ってたし。

ウシオさんやウシオ母は家から近いC大がお勧め。

 

浪人覚悟でAにする事が、ダメでも自分が満足するか、BやCにするのは自分の気持ちから逃げてることになるのか、BやCだって良い学校だし難しいかもしれないのに、迷っているうちに学力が落ちてしまうのではないか。

出来れば現役で行きたい。

 

なーんて話を、毎日毎日、1週間、夜な夜な相談されて私も寝不足でフラフラ…。

昼間、パソコン打ちながら目がくっついているような日々。

 

虎子は、話し出すと感情が高ぶってすぐ涙がポロポロ。

 

泣けるんだからそれだけ一生懸命出来たって事だな。

青春やねー!いーなー!

 

なんてこともちらっと思いながら、カウンセラー役をしていました。

 

一方。

自分も学校の試験で焦って勉強中だった兄、虎太郎。

 

勉強の合間に虎子からの相談を受けたり、私と虎子が話しているのをちらっと見たりしていました。

 

そして、虎子が悩み始めて何日かして私に

 

「俺は、絶対C大がイモ( 妹の事をそう呼んでます )に合ってると思うんだけどさ、それだけ言うと反発するかもしれないから、B大との比較でさりげなく押しておいたよ」

 

と。

 

ふーん、C大にしてくれれば合格の可能性もまぁまぁで、近いし、ありがたいけど、本人をその気にさせるのは、なかなか難しくない?、と思って聞いていました。

 

そして一昨日、

虎子が

 

「ねぇ、ママ」と。

 

「ん?」

 

「C大に願書だす」

 

「え…あ、そう!決めたの?」

 

「うん、塾の先生達や友達に相談したりもしたし、納得した。決めたら、めっちゃスッキリ!!」

 

「へー、じゃ、がんばってやらなきゃね」

 

「うん!」

 

あー良かった。

本人が納得しないと動かない人だからね。

これで寝不足から解放だぁー!

 

と、思ってわたしもほっ。

 

すると、虎子がふふっと思い出し笑い。

 

「どした?」

 

「あのね、今日、マーカー借りに勝手にお兄ちゃんの部屋入っちゃったんだけどさ」

 

「うん」

 

「机の上にメモ書きがあって」

 

「うん」

 

「くちゃくちゃなきたない小さい字で何書いてあるのかと、つい、見ちゃったらさ」

 

「うんうん」

 

「B大とC大の良い所が箇条書きにしてあって、表になってたの」

 

「…え?」

 

「部活の数とか遊ぶ場所まで書いてあって。私のために調べてくれたみたい」

 

あ、この間言ってたやつか。

虎太郎、そんなに調べたんだ。

 

「お兄ちゃん、自分も試験なのに私を心配してくれたんだと思う。何日か前にそう言えばそんな話何となくしてたんだよね」

 

「そうなの」

 

「お兄ちゃんはC大押しだから、B大はあまり良く書いてなかった」

 

バレてるじゃん!

 

「でも、メモ見ちゃったって言ってないんだ」

 

「見られちゃう所に置いちゃうワキが甘いとこが虎太郎っぽいね」

と私。

 

「だよねー、あはは!」

 

虎子は笑いながら泣いてます。

 

「みんな時間さいて相談乗ってくれたから…がんばる!」

 

虎太郎らしい話ですけどね。

 

そんなこんなでやっとこ、1週間かけて、通常の生活に戻りました。

 

眠い1週間でした。

 

とはいえ、受験はこれから。

受験生の皆様、ご家族の皆様、体調に気をつけてがんばりましょー!