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年が明け、世間はお正月だけどそれどころじゃないの、と、わさわさしている娘の虎子。
受験生のおめでとうはもう少し先だって。
毎年近所の、夫、ウシオ実家で、ウシオ父母や義兄一家と一緒に食べるおせち料理も、並べられたらわーっと登場してわーっと掻き込みわーっと帰っていく虎子。
いつものんびりのウシオ家ですが、いつも以上にのんびりしたお正月の状況、から、浮きまくっている空気を撒き散らし、受験に向けて虎子なりにがんばっている様です。
一応、センター試験を受けると言い、悩みを相談されます。
「今、センターの勉強をするか、2次試験の勉強をするか、迷っちゃうんだよね」
「そーか、それとそれは勉強が違うのか」
細かい内容が分からない。
相談されても頼りにならない母です。
「兄ちゃんに相談すれば?」
浪人もしている1番受験経験が近い人。
早速、兄、虎太郎に同じ相談を持ちかける虎子。
兄の返事。
「もう直前だからセンターでしょ」
「でも、2次力もすぐ、落ちちゃうんだよね」
「確かに。でも、センター終わってから期間あるから取り返せるよ」
「期間はあるんだけど、力が落ちちゃうと戻すの時間かかるんだよね。たとえば、数学のさぁ…」
話が難しい!
わからん!
親があーだこーだ言えた中学受験とは、もう、全然違うんだなぁと、蚊帳の外で思います。
まぁ、元気で成長してくれたんだなぁと考えればありがたい事です。
力にならないけど、一応私も口を出してみる。
「両方やるって言うのはダメ?」
「うーん、塾の先生もそう言ってた。割合を考えればって」
「でしょー (急に強気) !2次の勉強も保つ位やりつつ、センター中心で、ってのは?」
「6・4で、とか7・3でとか言われるんだけど、両方中途半端になるのが怖いし」
「1日長いんだから出来そうだけどねぇ」
「やるならやる、やらないならやらないって方が集中出来てやり易いんだよね」
そんな話をしながらそれはそうかもな、って思いました。
途中でやめて、またそこからやるには切り替えが良くないといけません。
気持ちも途切れ易いし、違う難しさがあるかもね。
子供が出来て子育てが始まった時、寝ない子相手の寝不足はもちろん辛かったけど、子供のペースに合わせて何をしていてもやりかけで終わらせなければならない事も同じぐらい大変だと感じたのを、なんとなく思い出しました。
「白黒はっきりするまではやっちゃいたいんだよね」
「ま、そーね」
「でも、そうすると時間が足りないんだよねぇ」
「グレーはイヤってことか」
「でも6・4か7・3のグレーが1番良いって事なんだよなぁ」
以前、ある俳優さんが話していた事がありました。
「人間はいつも1つの気持ちでいるわけではない。違う気持ちの「せめぎあい」の割合を表現するのが俳優の力です」
なるほどーって思いました。
生きていればはっきりしなくてスッキリしない事はいっぱいです。
白黒はっきりしないグレーのところ、いろいろなグレーをどうやって頑張れるかが力の違いになってくるのかも。
何とか力っていろいろあるけど、これは「グレー力」だ 。
( と、書きながら「ぐれーか」に読めてしまうな、と思いましたが )
昨晩も
「ママー!だめだぁー」
と苦笑いの虎子。
「センターの過去問解いてみてるんだけど、できることまでバツになってる」
「えー、なんで?」
「あせっちゃって、計算ミスとか」
「メンタルだね!大丈夫大丈夫!」
元旦の日、勉強で忙しいと言う虎子を抜かした家族で近くの神社に初詣に行きました。
1つの絵馬にウシオさんと虎太郎と3人で虎子の合格祈願。
「虎子が志望校に合格出来ます様に」とウシオさん。
「必勝!」と私。
「試験当日に持っている力を全部発揮できますように」と虎太郎。
そうだね、それが1番大事なとこだ。
100%全部成功は難しい。
良かったり悪かったりいろいろで、喜んだりがっかりしたりの連続だろうけど、もうダメだと投げ出さずに粘り強くがんばれー、ってとこを応援です。
なんだかんだで2ヶ月ぐらい、元気に乗りきってもらいたいな、と思います。