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虎子が可愛い紙袋を持って帰ってきました。
「なに?それ。おみやげ?」
「ちがーう。リナティ(友達)が『スゴく遅くなったけど』って言って、タンプレ(誕生日プレゼント)くれた」
「へー、良かったね」
虎子、カバンを下し、机の上に袋を置いて覗きます。
「まだ開けてないんだー。なんだろ」
「見てみたら?」
って事でオープン!
「うわぁー…」
「ツリー?」
「だね」
「こっちは?猫?かな」
「なにこれ、なよい(なよなよしてる、の意)」
可愛い置物。
虎子、じーっと見て
「なんか、高そー」
「ホントだね」
さらにじーっ。
「でも、100円ショップって感じもしなくはない」
「えっ?だってこんなに重たいよ!100円って事はないでしょ」
「だよね。でもリナティ、自分はいつも高級な物持ってるんだけど、高価な物もらっちゃうと私が困るの知ってるから」
「そうか。さすが」
「でも、この猫みたいのも100円ショップにありそうといえばありそう」
「うーん」
「いや、まてよ、300円ショップ位かな」
昔、人気番組の中にあったコーナーの「ほぼ100円ショップ」みたいなやり取りです。
「でも、リナティが選ぶんだから有名な物かも」
「そんな感じもする」
「あっ」
袋の中から封筒も見つけた虎子。
「カードだ!」
可愛いカードにはびっしりとメッセージ。
「なんかもうすぐ大きな試験あるみたいだけど、3月は遊びまくろー!だって」
笑う虎子。
「大きな試験あるらしいって受験じゃんね?さすがギャグセン(ギャグのセンス)高い」
「ホント。気持ちが嬉しいね!100円でも300円でも、なよくても、関係ないじゃん」
「うん!」
と、嬉しそうにしていた虎子ですが。
次の瞬間。
「やっぱ、ググろうかな。値段分かっちゃって申し訳ないけど」
「えー、失礼だよね、それ」
「うん、でも、スゴくおしゃれで有名なお店かもしれない。知らないのも悪いし。やっぱ、ググろう!」
プレゼント調べるなんて・・って思いながらも、私もちょっと気になります。
ささっと携帯で検索する虎子。
「あったー!あ、やっぱり300円でもない。えっ?、高いじゃん」
どれとれっと横から見ます。
倍以上。
それに、有名そう。
「シリーズで出てるんだね」
「おしゃれなやつじゃん。わー!」
「あっ!この猫はほろ酔いなのか!」
ワインを片手にほろ酔いな猫さんがかわいいと書いてあります。
なよいわけではなかった。
「持ってるのワインか」
「マラカスかと思った」
マラカス持って横座りじゃぁねぇ。
「そう思ってみるとスゴくおしゃれに見えてきた」
「確かに!」
「良かった!調べて」
「だね」
ゲンキンなものです。
「じゃ、どこに置く?」
「ここは?」
リビングの真ん中の棚。
「えっ、でも、そこはお父さんがいつも寝っころがってテレビ見るから」
「うん」
「万が一、何かの拍子に落っこちたら頭の上だよ」
「結構重たいしね」
「危ないよ、重傷」
「え?ツリーが刺さって?」
やだー、と笑う親子。
「でも、恥ずかしくて救急車呼べない」
強面のウシオさんにかわいいツリーが刺さる…。
「あはは!呼べない!」
「ひどい」
「ここに置くのはよそう」
結局みんなが見える安全な?場所に飾りました。
プレゼントはそれを選んでくれている時の気持ちがとても嬉しいですね。
かわいいプレゼントのお陰で大分長いこと楽しい時間を過ごしました。
リナティちゃん、ありがとう!