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最近、子供達も忙しく、私も常にワサワサしてるので、テレビの前にははほとんど夫のウシオさんが居るだけで、ついているテレビ番組はウシオさん好みのものばかりになっています。

 

先日、キッチンでお皿を洗いながらチラッと見える画面に、懐かしの番組が。

 

「おうおう!この背中に咲いた桜吹雪、覚えてねぇとは言わせねぇぜ!」

の声。

 

「あーっ、なにそれ!何チャンネル?」

 

私は思わず手を止めてウシオさんに聞きました。

 

「埼玉テレビだか千葉テレビだか…あれ?どっちかな」

 

「へー、うつるんだね」

 

「結構昔の面白いのやってるんだよ」

 

遠山の金さんは、父が見ていたのでよく知っています。

懐かしい!

 

若い高橋英樹さん!

昔からカッコいいですね。

杉良太郎さん、中村梅之助さんあたりも、いーですねー。

 

お奉行様が急にべらんべぇ調になって

 

「じゃかましいやい!そんなに言うなら拝ませてやろうじゃねぇか…」

 

となると、子供ながらに見ていて

 

「いぇーい!」

 

と思い、

 

「あっ!金さん…」

「おめーもよ、幸せに暮らせよ」

「あっ、はいっ!有難うございます」

 

「これにて、いっけーんらくちゃーく!!」

 

ははーーーーっ!

 

で終わるとすっきりいい気分になったもんです。

 

時々、

「この見事に咲いた遠山桜、見覚えねぇとは…」

 

ってとこ、

 

「自分で『見事』って言っちゃうんだ…」

 

って思ったりはしましたが。

 

終わりは最初っから分かってるんですけどね。

水戸黄門とかと同じです。

 

高橋英樹さんだと、

 

「桃太郎侍」

 

も父の横から見ていて。

 

「桃からうまれた…桃太郎」

 

「ひとーつ、人の世、生き血をすする…」

 

どんどん豪華になっていく登場。

好きでしたねぇ。

 

なんで、あんなに遠くに居るのに悪者見えるの?

なんで、急いで走って来てるのに着替えてるの?

どうして隠れてるのに着物が派手なの?

 

子供ながらに思いながらも、大好きでした。

 

やっぱり、

「おきまりの感じ」

 

って安心して楽しめるんですかね。

 

普段の生活でもいっぱいあります。

 

いつもの手順。

いつもの時間。

いつもの食べ物。

 

虎太郎に

「あれ?今日は誰と飲みにいくんだっけ?」

 

「いつめん(いつものメンバー)」

って言われるのはしょっちゅう。

 

こだわりの強いウシオさんは、会話もいつもの流れになりがちです。

 

家族でよく行くイタリアンのファミレス。

 

オーダーの時のおきまりの会話。

「マルゲリータのピザひとつ」

「はい、マルゲリータ1つ。生地はパン生地タイプかレギュラーかクリスピータイプのどれにいたしますか?」

 

「あーあれ、うすいやつ」

 

それを聞いて子供達。

「お父さん、いつもうすいやつって言うよね」

「10年位言ってる」

「あーあれ、も言うよね」

 

クリスピータイプって、もう、いい加減知ってるでしょ、って事らしいのですが、

 

「うすいやつ」

 

が言いやすいのでしょう。

 

先日、虎子が

「塾で知らない人に話かけられちゃったー」

と。

 

よく聞くと、知らない人ではなくて、小学校の時、塾で一緒だった事があるのに虎子は忘れていたらしい。

 

「結構あるんだよねー。覚えていてくれてるのに私は忘れちゃって」

「ふーん、申し訳ないね」

 

「そうなんだよ!でもさー」

「ん?」

「私の顔、超薄いから印象に残らないと思うのに不思議だよね」

 

「そーだね。いつも見てると薄い方が覚えやすかったりする人もいるんじゃない?」

「えー、そぉ?」

 

「あの、うすいやつって」

「お父さんか!」

 

おきまりは確かな楽しみ。

ドキドキするのに疲れた時には、ほっとしますね。