鮨 楽一(新橋)☆彡超コスパ重視派店
最近の流行りの店舗経営だと思う。江戸前鮨と酒のつまみを提供し、所謂、高級鮨屋より安く、回転寿司より高い値段で提供するタイプの店が増えてきている。カウンターで気軽に江戸前鮨を食べられるので人気なんだろうと思う。
私が知る限りでは「まんてん鮨」「SUSHI TEN」がこの先駆けで「鮨屋の魚金」などが続いているように思う。
激戦区の新橋で超予約困難店の「鮨 楽一」さんの予約が出来たので行ってみた。毎月1日に2か月先の予約がスタートし、5分で完売してしまう人気店。たまたま、団体客の予約キャンセルが出たらしく、直近の予定の予約が取れた。
新橋駅から徒歩8分。週末とあって、街は混雑していたが、奥まった所に店はあった。
小さく狭い店内。カウンターは5席。テーブルが1つ(2~4名)。
ここは「5,800円」のコース。+2,000円で飲み放題を付けられる。脅威のコスパ。
私とマダムは、飲み放題はつけず。生ビールと酎ハイと。それぞれ480円!!安い。
前菜3種盛(蟹・蟹みそ・ほたる烏賊)。
本鮪中落ちカクテル仕立て。
鰹の刺身 ポン酢ジュレ添え。(私)
マダムは刺身じゃなく「握り」を選択して鰹の握りが2貫提供された。
自家製胡麻豆腐 味噌ダレ風。
お店自慢(こだわり)の活車海老。
活車海老の刺身。
ここから握りが中心に提供された。スミ烏賊の入荷が無かったという事で、鰤のゴマダレ。
本鮪、真鯵、鮑(肝ソース添え)。
銀鱈の西京焼き、自家製漬物(搾菜)、玉子焼き、車海老の頭焼き。
帆立、いくらと雲丹の手巻き、北寄貝、ヒラメ。
いくらと雲丹の手巻きは、ちょっと凝った演出が施された。
スター誕生!みたいな感じの演出。映えを意識した演出。
鮪中トロ、鮪の炙り(*鮪のすき焼きも選べる)、ラーメン(アラを使用した)、最後の一貫は自分の好みのネタをオーダーできて、私は「大トロ(写真右下)」。
最後のデザート(牛乳プリン)。
これだけ出てきて「5,800円」。お酒は1杯しか飲まなかったので、夫婦2人で13,000円を切る安さだった。この値段には驚きだ。
極私的な感想:脅威のコスパ店だと思う。もう1度行きたいか!?と問われれば、「いいえ、結構です。」と答える。その理由は大きく2つ。
①店内にお手洗いがあるが、その芳香剤の臭いがキツク、カウンターまで匂う。鮨屋は、「香り」にデリケートじゃないと。。。と勝手に思っている。
➁また、鮨屋の真骨頂はネタじゃなく「シャリ」への拘りと「技」だと思っている。口に入れた瞬間にシャリとネタがいい具合にマリアージュするのがいいのだが、ここは分離する感じで調和しないのだ。ネタだけが勝ってしまう。
流行している鮨店の演出や提供方法を最大公約数的にするとこういうスタイルになるというマーケティング鮨店という感じだった。でも、圧倒的なコスパが魅力な店だと思う。