負けたときこそ、ギャンブルを辞める絶好のチャンスだと思っています。
嘘をついてギャンブルした。
使っちゃいけないお金を使ってしまった。
大切な人を裏切った。
行ってはいけないとわかっていたのに行ってしまった。
そして、手痛く負けてしまった。
大金を失った。
使っちゃいけないお金を使ってしまった。
支払いのお金が残っていない。
酷く絶望しますよね。
もう、人生お先真っ暗で、自分には生きている価値なんかないように思えてきて。
そういう絶望感に、罪悪感、自己嫌悪、自殺念慮。
ありとあらゆるマイナスの感情に支配されてしまって、耐えきれずに泣いてしまうかもしれません。
僕は泣きましたね。もう大泣きです。
嗚咽漏らしながら、30歳にもなろう男が独り暗い部屋の中でわんわん泣いていました。
自分が情けない。死にたい。
本当にそう思いました。
でも、それで良かったんだな、と思えています。
「えっ!?」って思われるかもしれません。
もし、そのギャンブルで勝っていたときのことを想像してみてほしいんです。
薄まりませんか?マイナスの感情。
「負けなかったからいいや」とか「よし、生き延びた」とか「気分転換になったわ」とか。
そういう感情に邪魔されて、本心である「ギャンブルを辞めたい」という気持ちを忘れそうになるかもしれない、と思いませんか?
だから、負けに負けて、身も心もボロボロになったときが一番辞めやすいって僕は思っています。
ギャンブル欲求をコントロールできない人間には、勝ち逃げって殆ど無理なんじゃないかって思っています。
だって、勝ったらそのお金を「泡銭」とか「臨時収入」とか「降って湧いたもの」って考えるでしょう。
そしたら「このお金を使って負けてもそんなに痛くはない」って考えるでしょう。
もう間違いなくまたギャンブルするでしょう。
僕はそういう理由で正当化してギャンブルしていました。
多分、ギャンブル依存症の人ってそんなに思考は変わらないと思うので、これには共感してもらえるんじゃないかな。
酷く負けたときは気持ちもテンションも最低最悪で、思考も視野も狭くなりがちです。
とりあえず一晩ゆっくり寝て、その負けの意味とマイナスの感情に支配された意味を冷静に考えてみてほしいんです。
「負けたら自分の感情はどうなる?」
「勝っていたら辞めようとしていたか?」
「また負けたときの絶望を味わいたいか?」
「自分がもしギャンブルを辞めたらどうなるか?」
「お金に囚われない生活に憧れないか?」
こんな感じで自問自答してみてもいいと思います。
そして、心から「ギャンブルを辞めたい」と思えたなら、次は「ギャンブルを辞めたら幸せになれる!」って思ってみてください!
最初は半信半疑でも全然オッケーです!
あとは、そのために何をすべきか、を考えて、動くだけです。
些細なことからで良いんです。
溜まった洗濯物を片付ける、布団を干す、自炊してみる。
洗車する、部屋を片付ける、トイレを掃除する、ゴミを捨てる。
まずはそんなところから。
いきなり「別の趣味を探そう」はなかなか難しいです。
身近なところから少しずつ変えていきましょう!
布団と枕の向きを変えてみる、とか。笑
野球のボールもね、握りとか指の位置をほんの少し変えるだけで様々に変化するんです。
いきなりフォークボール投げるのは無理ですよね。
だから、まずはキャッチボールから!
取り留めのない文章ですが、自分の過去のスリップ、底付きのことをふと思い出したので書きました。
身動きの取りづらい連休が控えていますからね。
皆で力強く乗り越えましょう!