![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240416/01/tacchan-tetsuraku/57/26/j/o0720040015426439848.jpg?caw=800)
先月のこてはし鉄道様訪問で、美しく作り込まれた風景のなかを快走する小田急ロマンスカー3000形SSE車を紹介した記事は、大変多くのアクセスを頂いた。改めてSSE車人気の根強さを感じた次第。
このSSE車の模型は、古くからの趣味友であるOさんがペーパー車体で自作したもの。そしてOさんからは進行状況の画像を都度送ってもらっていた。そこでご本人の承諾を得て、この画像を紹介させていただくことにした。自分で作る工作派が少数になった現在、ペーパー車体って何?という方も多いと思うので、何かの参考になればと思ったのだ。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240416/01/tacchan-tetsuraku/26/54/j/o0640048015426439864.jpg?caw=800)
車体の材料に使うのは、しっかりとした上質紙。厚手のケント紙などが適している。その紙に窓やドアの位置を記し、カッターナイフなどで抜いていく。窓の四隅など丸い部分は彫刻刀(丸ノミ)を使う。
窓抜き中の車体の上に、資料に使った図面が見えている。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240416/01/tacchan-tetsuraku/da/a3/j/o0480064015426439904.jpg?caw=800)
車体を箱状にしたら、難関の前頭部にとりかかる。画像のように、Oさんはまず腰部分(下半分)の形状を決めてから、上部へと進んでいる。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240416/01/tacchan-tetsuraku/35/56/j/o0640048015426439928.jpg?caw=800)
車体の全体像が見えてきた。Oさんは二編成をまとめて製作したので、前頭部を4セット作らねばならない。手作りで同じ顔に仕上げるのは相当に大変だったことだろう。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240416/01/tacchan-tetsuraku/67/14/j/o0640048015426439949.jpg?caw=800)
屋根上のクーラーも載り、車体がほぼ完成した状態になった。模型作りを知らない方のために書いておくと、車体がグレーなのはサーフェサーという下塗り塗料を吹き付けているためだ。紙の表面の細かな凹凸を埋めて平滑にし、強度も上がる。下塗り剤を塗らないと、本塗装のラッカーが紙に染み込んでしまうので美しく仕上がらない。(続く)