「こてはし鉄道運転会」2024早春 その3 | たっちゃんの鉄楽切り抜き帳

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 Oさんの小田急ロマンスカーと共演させる車両を何か・・と考えた結果、運搬が楽な小型車に決定。箱根登山鉄道の1000形「ベルニナ号」に白羽の矢を立てた。
 実車は1981年に登場。従来の登山電車のイメージを一新した、観光路線らしい明快なデザインは好評を博し、翌年のブルーリボン賞に輝いた。



 模型は実車の登場間もない頃に、四谷にあった「みどりや」から発売されたもの。トータルキットと完成品がリリースされたが、かなり高価な模型だった。今の目で見ても出来は悪くないが、残念ながら窓ガラスに経年劣化が出てしまっている。
 動力は当時の標準であるインサイドギア方式だが、登山電車は軸距離が短いので特注のギアパーツを起こしている。久しぶりの走行だったが、重厚な走行音と共に快調に本線を走った。緑の多い風景をバックに、ロマンスカーとすれ違う姿は期待通り魅力たっぷり。



 1000形は2両編成で登場。後の冷房改造にあたって電源が必要になり、2000形の中間車を挟んで3両化された。さらに塗装も変更されている。模型はもちろん登場時の仕様だ。
 1000形は45年ぶりの新型登山電車ということで話題になったが、その1000形も登場から既に43年が経った。本当に時の流れは速い。(続く)