大谷駅 | たっちゃんの鉄楽切り抜き帳

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「鉄道」を趣味の対象として、さまざまに楽しむ活動を記録するブログです。



 毎日の報道でその名を聞かない日がないぐらい、大人気の大谷翔平選手。結婚を発表した時の過熱ぶりは凄まじく、国会中継中の公共放送まで速報したのにはいささか呆れてしまった。連日の過剰報道に辟易して「大谷ハラスメント」なる言葉も出てきている。当ブログでも便乗ネタとして、昨日からの関連を絡めた雑談を。
 京阪電鉄大津線に、その名もズバリの「大谷駅」がある。石山坂本線ではなく京津線の方の駅で、両線の運行系統は分離されているため、残念ながら昨日の「びわこ号復刻塗装車」が通常の営業列車でやってくることはない。
 京津線は実に楽しい路線だ。京都側は市営地下鉄に直通乗り入れを行っている。県境付近にある逢坂山を越えるため最大61パーミルという登山電車並みの急勾配区間がある。さらに琵琶湖に近づくと併用軌道を走行する。わずか20分ほどの乗車時間に、地下鉄~都市近郊電車~登山電車~路面電車と、目まぐるしく車窓が変化する。大谷駅はそのなかの急勾配区間に位置している。

 大谷駅は40パーミルという急な勾配区間しか場所がなく、特別な認可を得て設置されたそうだ。だからホームにはかなりの傾斜がついており、ベンチは足の高さが左右で異なっているというユニークなもの。
 上記のような特殊な路線条件のため、京津線を走る車両は専用の800系が開発された。こちらも近年塗装が変更されている。


 上がデビューから親しまれてきた、琵琶湖の水をイメージしたオリジナル塗装で、下が統一された京阪の新標準塗装。新塗装車の画像は、昨日の「ひわこ号復刻車」と同じく、Oさんから提供して頂いた。
 大谷駅の画像は、以前に乗車中の電車から撮ったものなのでかなりお見苦しいのはご容赦を。これを見ていたら再訪して、ちゃんと下車して撮りたくなってきた。

 話は変わるが、大谷選手のようなスポーツ界で活躍する日本人に続いて、今年のアカデミー賞で日本映画二作品が受賞するという快挙を成し遂げた。宮崎駿監督作品は既に世界ブランドだが、山崎貴監督率いる白組の受賞は本当に凄いと思う。予算もマンパワーも圧倒的に少ない和製VFXが、ハリウッドと互角に勝負出来たのだ。帰国した山崎監督が喜びを爆発させていたが、これで白組がハリウッド資本に買収・・なんてことにならないことを祈りたい。