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3月6日、東北新幹線の郡山駅でE3系「つばさ(イメージ画像)」がオーバーランするという事故が発生した。
この日、ちょうど知人が仙台から東京へ向かっており、影響を受けた上りの新幹線から実況メールが送られてきた。まずは仙台駅で発車待ち50分、動き出しても途中駅での停車があり、結局128分遅れで東京駅に到着したとのこと。
この間、車内のアナウンスでは「積雪によるかなりのオーバーランが発生した」という案内だったそうだ。今の期間はちょうど例の一万円きっぷによる乗客で混雑していたとのこと。この種の企画きっぷは、遅れによる払い戻し等はないから、利用者は格安きっぷのリスクを知らされることになったわけだ。
それにしても万全の保安装置で守られているはずの新幹線で、500メートルものオーバーラン発生はただごとではない。重大インシデントに該当する事案だろう。6日夜の時点でJR東日本は原因を調査中としている。
報道されている内容では、郡山駅に差し掛かる際に大きく横揺れしたという乗客の証言を伝えている。同駅は通過線をもつ構造だから、停車する「つばさ」はポイントを渡ってホームのある側線へ入ったわけで、この時点で既に十分に速度が落ちていなかったと推測される。もっと速度が高ければ脱線の可能性もあったわけだ。
積雪に起因する何らかの原因でブレーキが効かなかったと推測されているが、当該列車は「やまびこ」を併結しない「つばさ」単独の運転で、編成が軽かったのも原因の一つではという推測をしている専門家(と称する輩)もいた。
人的被害が出なかったのが何よりだが、とにかく徹底的な原因究明をお願いしたいものだ。