名鉄パノラマsuperの逆向き編成で聖地ツアー | たっちゃんの鉄楽切り抜き帳

たっちゃんの鉄楽切り抜き帳

「鉄道」を趣味の対象として、さまざまに楽しむ活動を記録するブログです。



 このところ、鉄道会社の主催による鉄道ファン向けの企画イベントが花盛り。さまざまな趣向を凝らした撮影会や乗車会が開催されているが、参加費も結構なお値段。それでもすぐに満員御礼になってしまうのは、消費動向がモノから体験へ変わっているからなのだろう。
 毎日のように新しいイベントがネットで紹介されるが、個人的に面白そうと思ったのが、名鉄の「聖地への旅」だ。「聖地」がどこかというと、枇杷島分岐点の三角地帯で、ここに降り立ち、三方向を行き交う電車に囲まれる時間を過ごそうというもの。出発地は新鵜沼駅で、枇杷島分岐点での時間を過ごした後は、名古屋本線経由で名鉄岐阜駅に向かう。
 使用される車両もウリの一つで、1200系パノラマsuperが使われる。名鉄好きならすぐにピンとくると思うけど、このルートを走ると枇杷島分岐点から名鉄岐阜駅間において、通常とは逆向きの編成となるため、展望席のある特別車を前にして名古屋本線を走ることになる。
 かつて全車特別車時代のパノラマsuper(冒頭2枚のイメージ画像)は両先頭車に展望席があったが、一般車併結に組み替えられて以降、岐阜向きの展望席は消滅してしまった。この時以降、逆向きでの営業運転は初めてだという。
 30分程度の短い時間なのが残念だが、久しぶりの前面展望が楽しめるというわけで、最前列の席には特別料金が設定されている。帰路は来たルートをそのまま折り返す行程になっている。
 もう一つ、名鉄からは復刻塗装も発表されている。

 広見線で運用されている6000系に、かつて同線で運用されていた3400系(画像)の復刻塗装を施すという。赤い電車が緑の電車に変身するわけで、かなりイメージが変わることだろう。
 ローカル色の強い広見線へわざわざ来てもらうことで、この地域の活性化を図るのが目的らしいが、名古屋方面に出かける機会があれば訪問して見てみたいものだ。