映画「沖縄 うりずんの雨」 | 「子どもを守る結城市民」のブログ

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先日、 「沖縄 うりずんの雨」 映画試写会に行ってきました。


この映画は、「映画 日本国憲法」で平和憲法の意義を訴えたアメリカ人映画監督 ジャン・ユンカーマン の監督作品、長編ドキュメンタリー映画です。


-試写会資料より一部抜粋-

 「うりずん」 とは、潤い初め(うるおいぞめ)が語源とされ、冬が終わって大地が潤い、草木が芽吹く3月頃から、沖縄が梅雨に入る5月くらいまでの時期を指す言葉。 4月1日から始まった沖縄本土戦がうりずんの季節に重なり、戦後70年たった現在もこの季節になると戦争の記憶が蘇り、体調を崩す人たちがいることから、沖縄を語る視点の一つとして、本作のタイトルを「沖縄 うりずんの雨」とした。 

       うりずんの 雨は血の雨 涙雨 礎の魂 呼び起こす雨

-抜粋終り-

大手メディア、特にテレビ報道で取り上げる事柄は、事務的かつ断片的です。
このような情報を継続して小出しに聞き流していると、人はいつしか 「ゆでガエル」 のように情報・状況の変化に鈍感になっていきます。

沖縄基地問題の報道で圧倒的に不足しているのは、そこに至った経緯と地元の人たちの視点。テレビ報道ではほとんどそのあたりが報じられません。
「米軍がいなくなった沖縄を誰が中国から守るんだ」 という声も聞こえてきます。

皆さんはどのように思いますか?

沖縄戦では本土の盾として4人に1人の沖縄の民が犠牲になりました。どこの国がこのような悲惨な状況を招いたのか。敗戦後は沖縄を占領する米軍により基地建設のために 「銃剣とブルドーザー」 で土地を接収され、現在は日本政府により辺野古基地建設を強引に推し進められようとしている。米軍兵士による犯罪行為は日米地位協定により、現在に至るまでほぼ野放し状態。

「米軍がいなくなった沖縄を誰が中国から守るんだ」 という発想は、支配者側の発想なのだろうと思います。


この映画 「うりずんの雨」 は、テレビ報道のように断片的な沖縄、支配者の視点からの沖縄ではなく、過去から連続した現在の沖縄の状況、いろいろな立場の視点から沖縄問題を理解する事ができます。そして、

これは「沖縄の基地問題」という限定された問題にとどまらないことに気づかされることでしょう。

「真の平和を求め不屈の戦いを続けている沖縄の人々の尊厳を描いた渾身のドキュメンタリー」 は私たちに多くの気づきを与えてくれると思います。

必見です!

70年目の沖縄慰霊祭の日に合わせ 6月20日(土)よりロードショーです。
日程等、詳しくはチラシをご覧になってください。

本上映の際にはもう一度、劇場に足を運びたいと思います。