3.11.あれから3年 | 「子どもを守る結城市民」のブログ

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茨城県西地域から
ゆるゆるスタンスでできる事を継続していきます。
空気は読んでも流されない。

昨日は東日本大震災から3回目の3.11でした。

3年前の3.11を思い出してみると、その日は次の日にスキーに行くために、日中は車にキャリアーつけたり何なりと、いろいろ準備していました。

車のスノーチェーンを買いに行って、練習のためにつけてみようか、なんて外で話していた時に強い揺れが起こりました。

まるで周辺環境ごと振動実験施設に入ってしまったような、信じ難い揺れでしたね。

私の自宅の周辺は大谷石の塀が多いのですが、ドーンと端から連鎖するように崩れていきました。これが地振動の位相差なのかなと、大変な状況にもかかわらずそんなこと考えてました。

車は躍っているように上下左右に揺れ動き、電柱はこんなに曲がっても折れないのか、というほどビヨンビヨン曲がりくねって、ネコは驚いて畑を全速力で走り回っていたのを思い出しま。

その後、私たちの自宅周辺はすぐに停電になり、情報源はもっぱらラジオでした。

ラジオから流れる地震・津波被害の状況は、時間を追うごとに拡大していき、深刻な状況である事は情報として入ってきました。

しかし、原発の異変は正確に伝わってきませんでしたね。
最初は確か「爆発音がした」、とか「煙のようなものが上がっている」とか。

政府は福島第一原発のその時の状況、そのあとどうなるなるか、かなりつかんでいたはずです。こういう動画を作成しているくらいですからね。

動画で見る炉心溶融
https://www.youtube.com/watch?v=wwYk62WpV_s

原発の状況は、我々には全く伝わってきませんでした。

その後停電が復旧し、テレビを見たところ、自衛隊さんがヘリコプターから水を浴びせていたシーンが目に入ってきました。

それが霧のようなものがサーっとかかる程度なのに、専門家らしき人が、「一定の効果はある」みたいなことを真顔で話しているのを聞いて、これはかなりまずい状況なのだと、その時やっと分かりました。

あれから3年。

いったい、何が解決したというのでしょうか。

すべての問題が先送りされて、政府、電力会社により原発の再稼動がなされようとしています。

政府は原発を再稼動したいのなら、「電気が足りない」、「化石燃料費がかさむ」とか、「放射能は危険ではない」などと嘘をつかずに、なぜ再稼動したいのか、その理由を明らかにするべきだと思います。

どちらにしろ、私は原発の再稼動は認めませんが。