東洋一といわれた団地~最後の姿③ | 保護ネコ活動ハピネスねこ譲渡会「猫の手も借りたい」~小さな命の未来への道作り~

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【埼玉県第二種動物取扱届け出☆非営利】ほごねこシェルター主☆120ほごねこ‍⬛埼玉県草加市を中心に猫の去勢避妊手術をすすめ、保護里親探しをしている元気な活動人
★草加市未不妊手術ネコゼロ活動代表。
猫関係のお話や活動を日々更新しています。


あしあと

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あしあと






ビーグル犬しっぽ猫あたま


そして

東洋一といわれたマンモス団地の
取り壊しの時期が正確に決まった。


そんな
中でも
引っ越しにより
連れていけないと
置き去りにされるネコがあとをたたず
把握出来る個体は全て避妊去勢手術
人懐っこいネコは譲渡に繋げた。


知人の教授が
仔猫の保護をしてくれたのも
この頃


ちなみに

この
東洋一といわれたマンモス団地の
この件に関して
団体として
大きく関わっていたのは
最初から最後まで


なんと
当時立ち上げて間もない
ハピネスねこ譲渡会
ただひとつだった

つまり
わたし1人だった


とにかく
規模の大きな団地
解体による退去と閉鎖は場所ごとにわけられ
進んでいった。



なんと20匹以上も避妊去勢手術をせずに
自宅と外を行き来自由にさせていて
挙げ句の果て
そのネコ全員を放置したまま引っ越す人までいた。



この20匹以上未不妊ネコの件の頃

草加市の個人ボランティアさんと知り合った



そこから
このマンモス団地に
彼女とわたしのたった2人で
入ることになったのだ

雨の日も
まじで嵐の日も
ネコ保護、捕獲のため
昼、夜問わず通っていた



ゴーストタウンとなっていく
松原団地

餌やりさんとは
もうみんな
顔馴染みになった





そうそう
一軒だけ
なかなか退去しないお宅があったのよね

あの親子も
ガッツだったよなあ魂

一軒残っていても
工事中ということで

入り口のゲートは塞がれた
工事の人に話をして

この最後の住民がいる間
わたしと
もう1人の個人ボラさんのみ
ゲートを通してもらえた



ここでは
とても
悲しいお話がある

警戒心の強いお母さんネコ
『きんちゃん』
その仔猫2匹

餌やりさんも
来なくなってしまい
お腹の減った親子

保護のため
ほかくきを置いた

まず
お母さんネコが近付いてきたのだが
後ろから仔猫がいっぴき

すると
お母さんが
『ご飯だよ、先にお食べ』
仔猫を前に

お母さんには見られずに
仔猫いっぴきは保護
出来たが

心がすごく痛かった

そして
残るは
お母さんネコのきんちゃん
仔猫もういっぴき

なんと
次に確保出来たのは
お母さんネコ
だった

その後

数日間

ずっと

ずっと

ずっと

ほかくきをかけ続けた




残る
きんちゃんの子どもいっぴきは

ずっと
ほかくきに入らなかった

餌やりさんも
来なくなってしまった

この
人のいなくなった
団地のどこかで


お腹を空かせたまんま

ちっちゃな
サビネコ
女の子




これは

開発という

人間の暮らしのために



ひとつの
目に見える
いのち
だった

救えなかった



頑張っても

救えなかった

ちいさな
いのちでした




その頃

よくわからない
団体?と名乗る人が

団地の写真を
撮っていったそうだが

もちろん
ゲートの外側から。。。

餌やりさんたちも
話しかけられたらしいが
高級車?を運転した
中年男性の助手席に乗り
その中年の女性は
写真だけ撮って
何もせず帰って行って
それ以降
1度も
見かけることも
なかったそう…

いったい
なんだったのでしょう




中には
通り過ぎる
心優しい
一般の方が
気になるネコちゃんを
保護してくれる人も
少数ですが
いましたおねがい


あしあと

そして

最後の住民退去の日


その日まで

きんちゃんの子どものために
ほかくきはかけ続けていた


同時に
他のネコたちの
保護も
連日連夜頑張った



最後まで

きんちゃんのこども
サビのこねこちゃんは
救うことが
出来なかった


このことは
一生
忘れないです




東洋一といわれた団地~最後の姿④
に続く