こんにちは、つな動です。
お家の子はお元気ですか?

ワンちゃんの椎間板ヘルニアについて情報をシェアいたします。

まとめ

・ 背骨の椎間板がズレて神経にさわる病気

・ かなり痛い、麻痺が起こることもある

・ なりやすい犬種はあるが、なるかならないかは運次第

・ 痛みや麻痺がひどい時は手術、そうでも無い時は手術しないで安静

 

 

・ 背骨の椎間板がズレて神経にさわる病気

背骨は数十個の脊椎が繋がってできていて、その間には数十個の椎間板が挟まれています。

椎間板はクッションのような役割をしていますが、稀にズレてしまうことがあります。

 

背骨と椎間板の位置関係(人)→YouTube

クッションの役割をしている椎間板→YouTube

椎間板がズレて神経にさわる様子→YouTube

 

 

 

・ かなり痛い、麻痺が起こることもある

ズレた椎間板が、運悪く神経にさわって圧迫すると、強い痛みと麻痺が起こります。

重症度は圧迫の程度によって変わります。

1、痛みのみ

2、痛みと、足の軽い麻痺

3、痛みと、足がうまく動かせないくらいの麻痺

4、痛みと、下半身麻痺

5、痛みも感じない、下半身麻痺

 

ワンちゃんは痛い時にどのような行動をするか知っていますか?

鋭い痛みの時はキャンとないたりしますが、多くは痛みに耐えてじっとしています。

当院HPの「ワンちゃんは痛い時どうなるの?」を参考にしてください。

 

 

 

・ なりやすい犬種はあるが、なるかならないかは運次第

椎間板ヘルニアになりやすい犬種があります。

(トイ・プードル、ダックスフンド、コーギー、ビーグルなど)

これらの犬種は椎間板ヘルニアなる確率が、他の犬種よりは高いですが必ずなるわけではありません。

確実な予防方法はわかって無いので、日常生活で特別に気をつけるポイントはありません。

椎間板がズレて神経にさわるかどうかは、運次第ではあります。

 

 

 

・ 痛みや麻痺がひどい時は手術、そうでも無い時は手術しないで安静

下半身麻痺があるような時は手術が推奨されます。

手術を受けると後遺症の程度はありますが、日常生活の戻れるわんちゃんが多いです。

 

後ろ足がちょっと痺れている程度の時は、薬を飲んでしばらくの間は安静にしていましょう。

多くのワンちゃんは手術なしでも回復します。

 

上記はあくまで参考程度にしてください。

犬種、年齢、持病などにより判断は大きく変わります。

治療方法の判断は動物病院で相談してください。

 

 


それでは
お家の子に幸せが訪れますように。

 

 

当院のホームぺージには病気の解説を載せています。

お時間のある時にご覧ください。

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