先日のクローズアップ現代+ (NHK)で、小学校での道徳の授業に密着して、その難しさを問うていました。
以下、クローズアップ現代+のサイトより↓↓↓
「国や郷土を愛する態度」、「家族愛」、「節度・節制」など22の項目について考え、議論することを目指す道徳が、この4月から小学校で、再来年度からは中学校で教科化される。
道徳の教科化は、これまで一貫して価値観の押し付けにつながるのではないかと、見送られてきた。
だが、国はいじめ問題などを理由に教科化を進めた。
先行して授業を実施してきた都内の小学校を取材、課題を検証する。
https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4120/
たぶち紀子さんは、道徳の教科化について、また、
松山市の場合は教科書の選定方法が、これまでの現場の先生の意見を聞く方法から、5人の教育委員の投票により決める方法に変更になることを危惧して、
市の教育委員会に説明を求める請願を出すなどの活動をしてきました。
が、、、松山市の教科書選定方法は改悪されてしまいました
これらの問題は、国の方針はどうあれ、現場の先生の意見を尊重して、松山の子どもたちが学ぶ場をよくしていく、それが市政の重要な仕事だと思います。
ベテランの先生ならきっと、たやすく、クラス全体を教科書の意図する方向に持って行く。
でも本来は、異なる角度からの意見がたくさん出され、互いによく聴き、自分の頭で考える、それがよい授業でしょう。
しかし、このたびの改訂で、よい授業をすることが非常に難しくなったと思います。
NHKが撮影した授業で、若い先生が焦って、結論を一気に導いた瞬間がありました。
教室のムードがガラッと傾き、多くの子と違う意見を言った男の子は涙を流し、先生は後でその展開を悔やみました。
子どもたちの息苦しさ、若い先生のこうした悩みを、地域のみんなで支えていけたら、互いを認め合い大切にする、暮らしやすい街づくりにつながるのではないでしょうか