本日より「木田英博 作品展」が始まりました。
ガードレールの錆を見て発想して、70才から始めた独自の技法による鉄板画です。
絵具を一切使わず、酸化による変化の偶然性をコントロールして必然迄芸術に昇華させた作品です。
見る角度によって見え方が違ったり、見えないものが見えてきたり、通常の絵画作品と違った鑑賞が出来ます。
額縁もご自分で作っておられ、その塗装技術を使っての花入れの作品も、一見陶器と見えますが、木やガラスやプラスチックに塗装をして制作されています。
木田さんはわびさびを求め、究極は黒茶碗の世界に到達できればと思っておられるようです。
とにかく実物を直にご覧になられないと作品の素晴らしさは私の拙文では説明できません。ぜひご来廊の上、偶然を必然に昇華させた作品と超然とした木田さんに会いに来てください。









