今回の佐藤喜久江さんの回顧展は、佐藤さんが還暦を迎えたらその記念に個展を開きたいと言っていたのを、ご主人がその願いを叶えてあげるために開かれているものです。
佐藤喜久江さんは高校時代から絵を描き続けておられ、なんと52歳で女子美に社会人入学され4年で見事に卒業し、これからさらなる飛躍を期待されていたのですが、2年前病魔に襲われ他界されました。
当店と佐藤さんとのお付き合いは、地元の展覧会である西相展に東美賞を提供させていただくようになった時の最初の受賞者ということが始まりです。
こちらがその時の受賞作品です。
いつもニコニコして笑みを絶やさない佐藤さんにこちらもつい笑顔になって癒されました。
こちらがその笑顔の佐藤喜久江さんです。今回の会場でも飾られた写真の中から訪れるお客様を笑顔でお迎えになっています。
こちらは佐藤さんの略歴です。
今回の回顧展のためにご主人は画集も製作され、こんな優しいご主人を持って佐藤さんも天国で喜んでいることでしょう。
58年という人生の足跡を見事に残され、また来場者からの佐藤さんに対する思いをお聞きしていると、いかに人と人とのつながりを大切に生きてこられたかを感ぜずに入られません。
最後に絶筆になった作品をご紹介します。見事に昇華した一番いい作品との評価を受けています。
回顧展は30日までのあと3日です。
ぜひご高覧いただきたいと思います。



