何というタイムリーさでしょう。
前にも書きましたが、今年5月28日から7月20日までイギリスのマイヨールギャラリーで回顧展が開かれ、あらためて高い評価を得て、引き続き8月31日まで、今度はエルンストやマグリット、コクトーらと一緒に平賀敬の作品が15点展示されています。
今回のこの評判は平賀敬の作品の導火線に火がついたといえるかもしれません。
そして今月22日の日経新聞に「異端画家の衝撃力十選」に選ばれ紹介されてぃます。
そんな動きの中、今日から当画廊で「平賀敬小品展」を開催できることは何というタイミングの良さでしょう。
平賀敬の作品は独特です。しかし平塚美術館の土方氏が日経新聞の解説で見事に解説しています。
「エロ、グロ、ナンセンス。そんなものが現代の浮世絵よろしく、カラリと描かれている。猥褻ではあるが淫靡な感じがしない。享楽と無常が混在している。年季のはいった職人技を想わせる。画家というより絵師に近い。」
何故平賀敬がこうした絵を描くようになったのか、彼の生い立ち、パリでの生活など、いろいろ想像をめぐらして
鑑賞するのも楽しいのではないでしょうか。
平賀敬美術館で見られない小品を多く展示していますので、ぜひお見逃し無くご覧下さい。
平賀敬美術館 へもぜひお出かけ下さい。
由緒ある建物と100号大の絵画、そして温泉にも入れ、入浴後の自然水にお饅頭、極め付きは夢二のモデルを思わせるすてきな幸夫人のおもてなし、最高ですよ。


