湯の町紀行「みだれ髪」 写真+和歌 の不思議な世界 | 小田原「お堀端画廊歳時記」

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お堀端画廊の展覧会情報と小田原城お堀端の風景をお知らせします

今日から佐藤正樹作品展が始まりました。


写真構成/佐藤正樹  受信和歌/橋本慶子による[PhotoWaka(フォトワカ)]と命名された作品です。


和歌と写真画像の組み合わせの独自スタイルの作品です。


受信和歌とは何のことかと思われるでしょう。つまり橋本さんの和歌はすべて創作ではなく、一方的に伝達されて書き起こしたもので、どこからか言葉を伝えられてそれを記録したものだということです。


眉毛がむずむずしだし、波動を感じはじめると受信状態が開始されるそうで、それは時を選ばない、こちらの都合ではなく送る側の都合で突然やってくるのだそうです。


飾りつけをしている時、橋本さんが私を見ていて突然ノートに(いつも手に持っていらっしゃるようです)和歌を書かれました。参考のためにご紹介します。


   気づかぬふりして立ち去った  あなたの面影さめやらぬ

   今夜はひとりの盃は  狂おしい程酔いしれて


そんな和歌を筆文字のフォントを使って画像に取り入れ、グラフィカルでデザイン性に富んだ作品に仕上げたのが佐藤正樹さんのPhotoWaka(フォトワカ)です。


佐藤さんの写真もこちらサイドの意図はあまりなく、風景に呼ばれてレンズを向けるだけなのだそうです。


なにやら出会うべきして出会ったお二人といえます。



私のへたな解説をするより、この不思議な世界を感じにぜひお堀端画廊に足をお運び下さい。