iPS細胞研究の進化
例のSTAP細胞の論文は、論文の不備というだけでなく
STAP細胞そのものが実在したかどうかも、かなりあやしくなっています(´・ω・‘)
そして、STAP細胞についての情報を集めているときに
「iPS細胞にがん化のリスクなど三つの誤解がある」
という記事が目につきました。
そのまま抜粋するわけにはいかなかったので、簡単にまとめてみました
・iPS細胞のがん化については、2006年当初は遺伝子取り込み方法やがん遺伝子を使うなどで
がん化頻度は高かったけれど、今はそれを使っておらず、がん化リスクは低い。
・iPS細胞の作製効率も、当初は0.1%だったけれど、2009年には20%に上昇した。
(STAP細胞が実在しても、生き残った細胞あたりで比較すると、iPS細胞とたいして変わらない)
・iPS細胞作成の難易度も高くはなく、従来のES細胞の培養法も応用できる。
(STAP細胞が実在したとしても、従来の培養法が使えないぶん実用化はしづらい)
実は私自身、そうした誤解をしっかり持っていたので
今回の事件?で、iPS細胞についての誤解が解けてよかったです(^ー^)
こういう研究は、センセーショナルな発見以上に、実用化していくことがより大事だと思っています。
iPS細胞、今まで以上に期待です♪
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今回の事件で、いろいろなことがクローズアップされています。
日本では博士を大量生産、ということについて。
大学時代、博士課程に進んだ先輩たちの多くは、3年で卒業?していきました。
なので最近聞いた、アメリカで博士をとるには10年はかかる、しかも挫折する人も多い
という話にはかなりびっくりしました。
つくばに研修で行ったとき、海外でもよく研究されていた方から話を聞く機会がありまして
本気で研究をしたいなら、とにかく博士になれ、と言われました。
海外では、博士を持っているかどうかで、扱われ方がまるで変わる。
博士があれば、他の人を使って研究ができる、ジェネラリストになれる。
しかし博士がなければ、他の人から使われるだけ、スペシャリストにしかなれない..と。
この話を聞いた時には、博士への優遇をかなり不思議に感じたのですが
アメリカで博士になることの難しさを知り、あの時の話の意味がより分かった気がします。
証拠となる写真の使い回し・引用文献でたらめ・文章のコピペ等について。
自分はやっていないと、胸をはって言えます<( ̄ー ̄)>
研究内容そのものはともかくとしてw
学生時代にまともに書いたのは、学部4年の卒業論文、修士2年の修士論文だけですが
修論を書くときには、卒論で使った写真を使わないよう気を付けていましたし
文章も、稚拙ながら(日本語になっていないと指導教官によく怒られたっけ(^^;)自分で書き
引用文献も、学術誌から必死で全部コピーをとり、間違いのないようにしました。
ただ、こうした論文の書き方やルール等については
指導教官からきびしく?教えてもらったもので、カリキュラム等で習うことはなかったです。
今思えば、個々の専門知識以上に、それがいちばん大事だったのかも。
今回の事件で、これから何かが変わるかも。