遺伝子導入でできた青い?バラ
少し前のニュースで、
「遺伝子導入」で青いバラ
が作られた、というのをやっていました。
サントリーブルーローズ アプローズ
という品種名らしいです。
http://www.suntory.co.jp/company/research/hightech/blue-rose/index.html
青いバラ自体は、これまでもありまして
その代表格である青龍やブルーヘブンの実物を、2004年の浜名湖花博のときに見ました^^
残念ながら鮮やかな青ではなく、薄青紫とゆー感じの色だったけど
一応、青いバラと言ってもいいかなあ、という色でした^^
とりあえず、
青色遺伝子を導入して作られた青色カーネーション・ムーンダストの紫色よりは
確実に青かったです(^^;;;
ムーンダストの写真はこちら
http://www.moondust.co.jp/product/concept/
今回のサントリーブルーローズ アプローズも
写真を見る限りでは、きれいな青色とは言いがたいようです(^^;
ただ一応、これまではバラにはまったくなかった
デルフィニジンという青色色素が、ちゃんと発現しているらしいです。
シアニジン、ペラルゴニジン、デルフィニジンの化学構造はこちら。
http://www.suntory.co.jp/company/research/hightech/blue-rose/img/bluerose_chart02.jpg
サントリーは、これまでも
いろいろな花のデルフィニジンを作る遺伝子をバラに導入したけれど、
なかなかうまくいかなかったそうです。
そして、パンジーの遺伝子を導入したら、やっとうまくいったらしいです(´∀`)
ちなみに、デルフィニジンの由来となったデルフィニウムという花は
こんなきれいな青色の花↓っす^^
デルフィニジンが、こうしたきれいな青い色を出すためには
デルフィニジン単体ではダメで、
さらに他の、補酵素とか金属イオンとかも必要らしいです。
たとえば、同じ品種のアジサイでも
酸性の土で、根っこがアルミニウムイオンを吸いやすいと青色
になり
アルカリ性の土で、アルミニウムイオンを吸いにくいと、ピンク色
になったりするそうです。
従来からある青バラ、青龍が持つ青色色素は
ロザシアニンという、最近見つかったバラ特有の色素だそうです。
実はロザシアニンは、本来は赤っぽくなりやすい色素シアニジンの仲間でして
フラボン類が一緒にあることで、なんとか青っぽく発色しているらしいです。
ロザシアニンが赤い色素系ということは、
青龍からさらに育種を進めたとしても、きれいな青色にするのは難しいかも?
一方、サントリーブルーローズ アプローズは
青色になりやすいデルフィニジンを持っているのだから、
他の補酵素遺伝子なども含めて育種を進めれば
将来的に、鮮やかな青を実現できる可能性があるかも???
なんて期待してしまいます(´∀`)
やっぱり青いバラは育種家の夢ですから^^
まあただ、
やっぱりバラは、華やかな鮮やかな赤
が人気なので
青いバラがどれだけ売れるか、開発費用に見合う儲けが出るか
という、夢のない現実的な問題もあります(^^;
