雪虫ふたたび | ひなたぼっこ主義

雪虫ふたたび

昨年、雪虫の記事を書いてから約1年。

再び雪虫の季節がやってきました。


雪虫とは、白いワタのようなロウ物質をつけたアブラムシの仲間の総称で

この時期になると、雪のようにふわふわと飛びながら、冬の訪れを告げてくれます。

今年のこのあたりでは11月12日くらいがピークでした。


これが、今年撮れた雪虫の写真の中で、いちばんピントがあっているやつです。

5mmくらいの小さい虫なので、

5年くらい前に適当に買ったデジカメできれいに撮るのは難しいっす(;´Д`)ノ

手の上で撮影しているのは、ふわふわ飛んでいるところを手で捕まえて撮ったから。

とても小さいので、

つぶさないように捕まえるのは、なかなか難しいっす。

しかも彼女ら(みんなメスです)は、とてもせっかちさんなので

カメラを準備している間に飛んで行っちゃったりするんすよね。

この写真も、飛び立つ直前のところっす。



このあたりにいる雪虫は、むし探検広場の園長先生にも教えていただいた通り

たぶん、ケヤキフシアブラムシ(ケヤキヒトスジワタムシ)だろうと思います。


ケヤキフシアブラムシの生活環は、こんな感じらしいです。


 春、ケヤキの樹皮の間で卵が孵化し、生まれた幼虫は葉っぱにうつって汁を吸います。

 すると葉っぱは変形し、こぶのように膨れます。

 このこぶは、ケヤキハフクロフシと言われます。


 虫こぶの中ではメスの成虫が生まれ、そのメスは、たくさんの幼虫を生みます。

 そして、6月頃にメス成虫となって翅が生えると

 彼女らは、ケヤキ葉の虫こぶを飛び出して、ササやタケの根元に移住します。

 そこでもまた幼虫を産んで増えます。


 秋になって寒くなると、翅が生えた雌が、ササの根からケヤキにうつります。

 このときに見られるのが、いわゆる雪虫です。

 ケヤキに辿り着いたメスは、オスとメスを産み、

 オスとメスが交尾して、メスが卵を産みます。

 そのメスは体内に卵を持ったまま、樹皮の中とかで死ぬそうです。


この雪虫がケヤキフシアブラムシなのかどうかは分からないですが、

とりあえず、雪虫が多く飛んでいるところの近くのササ付近で

落ちている雪虫を見かけました。

下の写真真ん中の、白っぽいやつがそうです。



この雪虫がケヤキフシアブラムシだという確かな証拠がほしくて

ケヤキの木でも虫こぶを探してみたのですが、

虫こぶは、どうしても見つけることはできませんでした。

もしかすると、虫こぶができた葉っぱは、もっと早くに落葉してしまったのかも。

だとすると、来年の5-6月くらいに虫こぶを探さないといかんなあ。


うーん、

君らは本当にケヤキフシアブラムシなのかい???



ケヤキフシアブラムシの生活環について

http://www.ffpri-kys.affrc.go.jp/kysmr/data/mr56.pdf

http://www.hfri.pref.hokkaido.jp/kanko/kiho/pdf/kiho61-2.PDF


昨年、雪虫について書いた記事

(雪虫の代表格であるトドノネオオワタムシの生活環など)

http://ameblo.jp/tabokko/entry-10057558598.html