共感覚のフシギ
たまたま読んでいた本に、共感覚のことが書いてありました。
数字を見ると、色が見える。
音を聴くと、色が見える。
人を見ると、味を感じる。
そうした知覚現象を「共感覚」といい、
そうしたことが起こる人たちは共感覚者と呼ばれます。
かなり多い共感覚は、数字を見ると色が見える、というもの。
そうした人が「123456789」という数字を見ると
「28日の最低気温は1.4℃。昨日より6℃も低いです」
のように見えるとか。
どの数字を見るとどの色が見えるかは、人によって違っていて
色の決まり方は、幼少の頃の経験が影響するとも言われています。
他に多い共感覚は、音を聴くと、色が見えるというもので
人の声や、様々な音を聴くと、目の前に色が見えるそうです。
まるで、目の前の透明なキャンバスに、色が塗られるように![]()
このブログ主さんの経験は、とても分かりやすいです。
http://aikoron.blog16.fc2.com/blog-category-7.html
こうした共感覚者の割合については
10万人に1人という説もあれば
200人に1人はいるという説もあります。
(この差はなんなんだ?と思わずにはいられない)
共感覚者でも、自分がそうだと気づいていない人は多いようです。
共感覚者本人にとっては、「数字を見ると色が見える」のは
物心ついた頃から当たり前に起こっていることなので、
他人もそういうものだと思っているようです。
普通だと思っているから、他人に訊くこともないし、口に出さない。
こうした共感覚が起こる理由についての主な説には
以下のようなものがあるらしいです。
・実は、誰の脳内でも、共感覚と同じことが起こっている。
ただし、共感覚が起こるときには
「脳にある情動や本能にかかわる部分
=自分では意識できないところ」
が働くために、そうした共感覚は意識にのぼらない。
・共感覚者の脳内では、本来は独立しているべき
異なる知覚どうしで、神経のクロス配線が起こっている。
なので、数字の領域と、色などの領域という
隣接する領域がつながり、同時に知覚する現象が起こる。
そして、人が
柔らかい色(触覚と色)、甘い声(味覚と音)などの
異なる感覚に類似性を感じ、こうした比喩(メタファー)を使えるのも
誰もが、隠れた共感覚のようなものを持っているから
だとも言われています。
メタファーが共感覚の一種だとすれば
「誰もが共感覚を持っていて、それを意識できない」
のほうが正しそうな気がします。
ただその場合、共感覚でよく行われる下のテストで
共感覚者のみが答えられるのは不思議な気もします。
もし、無意識にでも知覚できるなら、
なんとなく三角形な気がする、と言えてもいいはずだから。
そういう意味では、クロス配線のほうがそれらしいような。





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(左のような2と5の並びを見た場合、
普通の人には2と5の違いが分かりにくいので
2がどのような形に並んでいるか、すぐに答えられない。
しかし共感覚者は、右側のように見えるので
2が三角形に並んでいることがすぐに分かる)
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実は、私には、共感覚と似たような経験があります。
寝ようとして暗闇にいたり目を閉じているときに
小さな音、たとえば
消した蛍光灯がパシッという音とか、天井がミシッという音とか
が聞こえると、模様(パターン)が見えることがあります![]()
予期せぬ音が聞こえた瞬間、視界全体に、白黒の
斜めのシマシマとか、市松模様(チェッカーパターン)とか
他のもっと複雑なパターンとかが見えて、びっくりします。
Yahoo!知恵袋で質問してみたところ、
同じようなことが起こるという方がいました。
その方は、赤い色が見えるそうです。
ただ、こうした現象は、普遍的に起こるわけではないし
音という知覚ではなく、驚きという情動によって起こるようなので
共感覚とはまた違うもののようです。残念!
とはいえ、目で見ていないものが見えるというのは
なんとも不思議です![]()
http://www1.coralnet.or.jp/nobuyosi/syn.html
http://www.geocities.jp/bodyandsoul_institute/tr3.htm

