おはようございます。
いつもブログをお読みいただき、ありがとうございます。
これまで何度か巡ってきた「近畿五芒星巡り」。
前回の結願を最後に、私の中ではひとまず完結するつもりでいました。
その後に反時計回りについてさまざまな意見やコメントを目にするようになり、「このまま終わっていいのだろうか」という気持ちが残りました。
そこで今回は、これまでとはまったく逆の方向となる「順回り」で五芒星を巡ることにしました。
2026年8月8日から10日までの3日間。
伊勢神宮内宮から始まり、伊弉諾神宮、南宮大社、熊野本宮大社、元伊勢内宮皇大神社を巡り、再び伊勢神宮内宮へ。
今回は、反時計回りと順回りの両方を実際に巡って感じた違い、3日間に起きた出来事、そして長距離を巡るために必要だった時間や費用、体力についても含めてご紹介します。
■ なぜ、もう一度五芒星を巡ることにしたのか
私が五芒星巡りを知ったきっかけは、桜井識子さんの著書『にほんの結界 ふしぎ巡り』でした。
そこから実際に近畿五芒星を巡るようになり、前回の結願を最後に、私の五芒星巡りはひとまず終わりにするつもりでした。
ところが、その後になって、
「反時計回りはよくないのではないか」
「反対方向に巡ると意味が変わるのではないか」
という意見やコメントを、何度か目にするようになりました。
今回あらためて調べても、神道・陰陽道の歴史資料として明確に裏づけられるものは確認できませんでした。
私の中には、
「このまま反時計回りだけを経験して終わっていいのだろうか」
という気持ちが残りました。
それなら、人の意見だけで判断するのではなく、自分自身で逆方向も巡ってみればいい。
反時計回りと順回り。
両方を経験したうえで、自分が何を感じるのかを確かめよう。
そう考えたのが、今回の順回りの始まりです。
以前の記事では巡る方向を「時計回り」と記載していた箇所がありますが、今回あらためて地図上の進行方向と桜井識子さんの方法を確認し、これまでの巡拝を「反時計回り」、今回を「時計回り・順回り」と整理します。
過去記事の表記については訂正します。
■ 桜井識子さんが紹介する五芒星巡りのルール
今回私は巡る方向だけを逆にしましたが、それ以外については、これまでと同じように桜井識子さんが著書や公式ブログで紹介している方法を基本にしています。
主なルールを整理すると、
・五つの頂点は、神社ならすべて神社、寺院ならすべて寺院にする
・地図上で五芒星を一筆書きするように巡る
・スタート地点はどこでもよい
・五つの頂点を巡ったあと、最後にスタート地点へ戻る
・巡拝中は五芒星を構成する場所以外の神社仏閣への参拝を控える
・五芒星としての参拝は日没までに行う
・各社で五芒星巡りをしていることと、五つの神社名を伝える
・五社で同じ祝詞、または同じ簡易祝詞を唱える
・五芒星用として、お札またはお守りを受ける
・巡っている最中に五芒星の地図を携帯は必須ではない
(著書では五芒星を記した地図について説明されていますが、その後、桜井識子さんは公式ブログで、巡拝中の地図携帯は必須ではなく、五芒星のパワーを使う時には地図が必要だと補足されています。)
というものです。
桜井識子さん自身、関西五芒星の始点は伊勢神宮内宮でなくてもよいと説明されていますが、私はやはり伊勢神宮内宮から始めたいと思い、今回もここをスタート地点にしました。
■ 令和8年8月8日―ライオンズゲートの時期に始める
今回の順回りは、実は6月頃から計画していました。
ただ、日程がうまく合わなかったり、時間が取れてもなぜか気持ちが乗らなかったりして、何度か延期していました。
今ではないような感覚があり、無理に進めることはしませんでした。
そんな中、8月8日から10日までの3日間の予定が取れ、自然に気持ちが動きました。
そして8月8日は、スピリチュアルな世界では「ライオンズゲート」のピークとされる日でもあります。
一般には7月下旬頃から8月12日頃までの期間を指し、獅子座の時期、シリウス、そして8月8日の「8・8」などを重ねて語られる現代のスピリチュアルな考え方です。
そして今回は、令和8年8月8日。
「8時8分は、気づかないうちに過ぎてしまう」
そう思って、その時刻にタイマーをセットしていました。
伊勢神宮内宮の駐車場へ入ったところでタイマーが鳴りました。
8時8分に到着しようと時間を合わせて走ったわけではなく、出発した時点では「8時8分には間に合わないだろう」と思っていました。
この巡拝を始める日に「8」がここまで重なったことや、その時間に内宮に到着したことは、縁起の良いスタートに感じられました。
■ 1日目|8月8日 伊勢神宮内宮から伊弉諾神宮へ
8時8分に伊勢神宮内宮へ到着しました。
伊勢神宮内宮、正式には皇大神宮。
御祭神は天照大御神です。
ここが今回の五芒星の始点です。
早朝の内宮は、昼間とは雰囲気がまったく違います。
参拝者もまだ多くなく、宇治橋を渡り、五十鈴川へ向かい、ご正宮へと歩いていく時間にも余裕があります。
五十鈴川はよく澄んでいました。

鳥居

澄みきった五十鈴川

鳥居

正宮
参拝時は端により、祝詞を唱え、五芒星巡りで参拝していること、これから巡る神社と日程、そして祈願を心の中でお伝えしました。
木札を参拝前に購入して、参拝後に御朱印をいただきました。
ここから淡路島の伊弉諾神宮へ向かいます。
移動は274km、約4時間20分。
13時25分、伊弉諾神宮へ到着しました。
伊弉諾神宮は、国生み神話に登場する伊弉諾尊・伊弉冉尊をお祀りする淡路国一宮です。
夫婦の大楠や放生の神池もあり、伊勢とはまた違った穏やかさがあります。
この日は真夏の日差しが強く、いよいよ8月の巡拝が始まったことを実感する参拝になりました。

鳥居
君が代とさざれ石
参道
ひのわかみやと陽の道しるべ
東
北
西
参道橋
正門
拝殿
これで初日の参拝を終え帰宅しました。
■ 2日目|8月9日 南宮大社から熊野本宮大社へ
翌朝、自宅から174kmを走り、8時40分に南宮大社へ。
南宮大社の主祭神は金山彦大神。
美濃国一宮であり、全国の鉱山・金属に関わる人々から篤く崇敬されてきた神社です。
本来の近畿五芒星では伊吹山が一角となりますが、私が南宮大社を巡っている理由については以前の記事で詳しく紹介しています。

社号標
楼門
高舞殿
拝殿
境内案内図
風鈴亭
9時20分に南宮大社を出発。
ここから熊野本宮大社までは259km、約4時間です。
13時15分、熊野本宮大社へ到着しました。
熊野本宮大社の主祭神は家都美御子大神。
熊野三山の一社で、長い熊野詣の歴史を受け継ぐ中心的な聖地です。
石段を上り、神門の先へ入ると、外の暑さや人の声から少し切り離されたような静けさがあります。

社号標と鳥居

参道

石段
拝殿
神門
13時45分、参拝を終えて帰路につきました。
ここまでは順調でした。
ところが、その帰り道で車にブレーキパッドの警告が表示されました。
■ ブレーキパッドの警告―それでも流れは止まらなかった
警告が出た以上、そのまま翌日の長距離走行を続けるわけにはいきません。
ディーラーを調べると、翌日から盆休み。
「これは最終日は無理かもしれない」
一度はそう思いました。
それでも、ダメ元で電話をすると、
「点検しますよ」
との返事。
16時30分に持ち込み、その日のうちにブレーキパッドを交換してもらうことができました。
しかも2日間の長距離ドライブで汚れた車体を洗車までしていただけました。
今回の順回りを象徴する出来事だったように感じています。
問題は起きましたが、そこで完全に止まるのではなく、次へ進むための道がつながりました。
翌日は、整備を終えた車で安心して最終日を迎えることができました。
もし点検・交換ができなければ、私はそこで今回の五芒星巡りを中止していたと思います。
■ 3日目|8月10日 元伊勢内宮皇大神社から、再び伊勢へ
最終日は約160km、約2時間30分走り、8時40分に元伊勢内宮皇大神社へ到着しました。
元伊勢内宮皇大神社は天照大御神をお祀りし、伊勢神宮御鎮座以前の元宮の一つと伝えられる神社です。
参道は約300m。
そこに約220段の自然石の石段と坂道が続きます。
3日目ともなると、長距離運転の疲れもあります。
そこから自然石の石段を上っていく。
五芒星巡りに必要なのは、単純な「歩く体力」だけではないと改めて感じます。
社号標
鳥居
石段
拝殿
龍灯の杉
日出の奇麻知
元伊勢の参拝を終える頃、空が次第に明るくなってきました。
9時16分、伊勢へ向けて出発。
約250km、約3時間30分。
12時43分、内宮から少し離れた駐車場へ到着し、そこから歩いて向かいました。
13時前にもう一度、伊勢神宮内宮へ。
8月8日の朝、ここから始めた五芒星。
伊弉諾神宮。
南宮大社。
熊野本宮大社。
元伊勢内宮皇大神社。
そして再び、伊勢神宮内宮。
この日も澄んでいる五十鈴川
鳥居
鳥居
正宮
元伊勢を出る頃から回復してきた天気は、伊勢でも晴れ。
3日間の最後を、青空の下で終えることができました。
■ 反時計回りでは「抵抗」、順回りでは「流れ」
ここからは、あくまで私自身の感想です。
以前、反時計回りで巡った時には、さまざまなアクシデントがありました。
伊吹山へ向かったものの、ドライブウェイが閉鎖されていて計画そのものを組み直すことになったこと。
大雨になり、ホテルの駐車場は満車。
離れた駐車場から歩き、びしょ濡れになったこと。
そして最後の伊勢神宮内宮まで来たところで一般参拝が急遽停止され、その日は結願できず、別の日に改めて参拝することになったこと。
どれも今となっては、五芒星巡りの記憶の一部です。
当時の私は、
「最後まで何かに押し返されるな」
という感覚を持っていました。
今回の順回りも、何も起きなかったわけではありません。
ブレーキパッドの警告という、旅を中断してもおかしくないトラブルがありました。
それでもディーラーに連絡がつき、その日のうちに交換でき、洗車までしていただけた。
最終日は整備された車で出発できた。
元伊勢を終える頃には空が晴れ、最後の伊勢まで予定どおり進むことができた。
天候も違えば、道路状況も、自分自身の経験も違います。
それでも、両方向を実際に巡った私には、印象の違いがありました。
反時計回りでは「抵抗」。
今回の順回りでは「流れ」。
今のところ、その言葉が一番近いように感じています。
■ 今の時点での感想―答えは1年後
やる気や集中力、自分の能力を発揮しようとする感覚については、反時計回りでも順回りでも大きな違いは感じていません。
違いを感じるのは、その先です。
反時計回りの時は、
問題が起きる。
自分で解決する。
そこで実力は認めてもらえる。
次へ進もうとすると、また何か抵抗が現れる。
そんな感覚がありました。
今回の順回りでは、
問題は起きる。
自分で対応する。
そこへ人やタイミングが重なって解決する。
そして、そのまま次へ進んでいく。
今のところは、そんな違いを感じています。
そして、本当に違いがあるのかどうか。
それが分かるのは、おそらく1年後です。
今回で私の五芒星巡りはひとまず完結します。
ただし、その答えだけは、まだ完結していません。
■ 五芒星巡りは、スタート地点で旅の難易度が変わる
実際に計画するなら、スタート地点はかなり重要です。
桜井識子さんの方法では、五芒星の始点は自由です。
ただし、最初に参拝した場所が最後の結願地にもなります。
今回の私は伊勢神宮内宮を始点にしました。
1日目は、早朝から動けば、日中の混雑時間帯を避けやすく、駐車場にも比較的入りやすくなります。
一方、問題になるのが最終日です。
最後にもう一度伊勢へ戻る頃には、どうしても昼前後になる可能性が高くなります。
今回は12時43分着でした。
最終日の疲労がたまった状態で、混雑する内宮周辺の駐車場を探して走り回るのは避けたいところです。
そのため、伊勢を始点とするなら、
「初日はできるだけ早朝」
だけでなく、
「最終日に何時頃戻ることになるのか」
まで考えておく必要があります。
少し離れた駐車場に停めて歩く。
公共交通を利用する。
混雑期に実施されるパーク&バスライドが利用できる日なら、それを選択肢に入れる。
こうしたところまで最初から考えておけば、最終日の負担を減らすことができます。
伊勢以外を起点にする方法もあります。
どの神社を朝に回し、どの神社へ昼頃到着するのか。
そこまでシミュレーションしてからスタート地点を決める。
五芒星巡りでは、この計画そのものがかなり重要です。
■ 五社を結ぶだけでも約1,300km―想像以上の距離と時間
ここは、これから五芒星巡りを考えている方には知っておいてほしいところです。
今回の順回りを、五社間だけで見ると、おおよその移動は、
伊勢神宮内宮→伊弉諾神宮
約274km・約4時間15分
伊弉諾神宮→南宮大社
約250~270km・約3時間30分~4時間
南宮大社→熊野本宮大社
約259km・約3時間55分
熊野本宮大社→元伊勢内宮皇大神社
約250~270km・約4時間前後
元伊勢内宮皇大神社→伊勢神宮内宮
約251km・約3時間30分
道路や選択するルート、渋滞によって変わりますが、五芒星の五つの頂点を道路で結ぶだけでも、おおよそ1,300km前後。
運転だけで19~20時間ほどを見ておく規模です。
さらに、ここへ、
自宅から最初の神社までの移動。
途中で自宅へ戻るなら、神社から自宅までの移動。
ホテルを利用するなら、神社からホテル、翌朝ホテルから次の神社までの移動。
そして最後の神社から自宅まで。
これらが加わります。
私の場合はホテルに泊まらず毎日自宅へ戻ったため、記録に残っている区間だけでも3日間で1,744km。
運転時間は26時間25分でした。
しかも2日目のディーラーから自宅までの移動は含んでいないため、実際にはそれ以上です。
「五つの神社を巡る」
という言葉から想像するより、はるかに大きな移動になります。
■ 自宅へ戻るか、ホテルに泊まるか
桜井識子さんの方法では、一気に3日間連続で巡らなければならないわけではありません。
自宅へ帰り、日を空けて続きを巡る方法もあります。
そのため、
毎日自宅へ戻る。
途中でホテルに泊まる。
日を空けて続きを巡る。
自分の体力や住んでいる場所に合わせて計画できます。
自宅へ戻れば宿泊費はかかりません。
その代わり、走行距離と運転時間が増えます。
ホテルへ泊まれば走行距離を抑えやすくなりますが、その分の宿泊費が必要です。
仮に2泊するなら、ホテルのグレードや時期によって大きく変わりますが、宿泊費として2万円前後から数万円は見ておいた方がよいでしょう。
お盆や連休などの繁忙期なら、さらに高くなることもあります。
走る距離。
運転時間。
宿泊費。
そして自分自身の疲労。
全部を合わせて考える必要があります。
■ 五芒星巡りにかかる費用―高速代・ガソリン代・お札やお守り
今回のように自宅へ戻りながら1,700km以上走るケースなら、ざっくりとした目安でも、
・高速道路料金:約2万5,000~3万5,000円
・燃料代:約2万~2万7,000円程度
・五社のお札・お守り:約5,000~1万円程度
・そのほか駐車料金や食事代
という規模になります。
食事代を除いても、おおよそ5万~8万円程度。
ホテルを利用する場合は、ここへ宿泊費が加わります。
もちろん、これはあくまで目安です。
出発地や利用するインターチェンジ、ETC料金、車種、実燃費、ガソリン価格、宿泊時期によって大きく変わります。
今回巡った2026年8月8日から10日は、お盆期間の高速道路休日割引除外期間にも重なっていました。
費用だけを見ても、「思いついたから明日行こう」という規模の巡拝ではありません。
■ 必要なのは、体力以上に「耐力」
五芒星巡りで必要なのは、歩く体力だけではありません。
朝早く起きる。
何時間も運転する。
神社へ着けば歩く。
石段を上る。
参拝する。
そこからまた何時間も運転する。
それを繰り返します。
元伊勢内宮皇大神社だけでも、参道約300mと約220段の自然石の石段があります。
そして今回は8月。
暑さへの対策も必要でした。
運転中の集中力。
参拝する体力。
翌日に疲れを残さない回復力。
それらを含めると、私には「体力」より「耐力」という言葉の方がしっくりきます。
車にも同じことが言えます。
今回のブレーキパッド警告で、改めて実感しました。
長距離を走る前には、タイヤ、ブレーキ、エンジンオイル、冷却水、バッテリーなど、車の状態を確認しておくことも大切です。
五芒星を巡る前に、
自分の体調を確認する。
車の状態を確認する。
無理のない日程を組む。
途中で難しいと感じたら中止する。
ここまで含めて、五芒星巡りだと思っています。
神社を五つ回って線を完成させることよりも、五社それぞれの神様へ敬意をもって参拝し、安全に帰宅することの方が大切です。






■ まとめ―これで五芒星巡りは、ひとまず完結
反時計回りで巡ってきた近畿五芒星。
今回は、その完全な逆方向となる順回りで巡りました。
令和8年8月8日 午前8時8分。
伊勢神宮内宮から始まり、
伊弉諾神宮。
南宮大社。
熊野本宮大社。
元伊勢内宮皇大神社。
そして再び伊勢神宮内宮へ。
3日間。
記録分だけでも1,744km。
運転時間26時間25分。
途中ではブレーキパッドの警告も出ました。
それでも、その日のうちに交換することができ、最終日は安心して走ることができました。
反時計回りでは「抵抗」。
今回の順回りでは「流れ」。
今の私には、その違いが一番印象に残っています。
今後の仕事や人とのご縁、自分自身の行動に、どのような違いとして現れるのか。
答えが分かるのは、きっと1年後と思っています。
その時にもう一度振り返れば、今回感じた「流れ」が一時的なものだったのか、それとも反時計回りとの違いとして残っていたのかが見えてくると思います。
これで、私の五芒星巡りはひとまず完結です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事が、あなたを次の旅へと、背中をやさしく押せますように。
どうか良い一日をお過ごしください
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