おはようございます。

 

いつもブログをお読みいただき、ありがとうございます。

 

熊野三山の旅の続きです。

 

2025年3月26日、この日は朝から奈良・和歌山を巡る旅でした。

 

① ⛩️玉置神社(奈良県・十津川村)

② ⛩️熊野本宮大社(和歌山県・田辺市)

③ ⛩️飛瀧神社(和歌山県・那智勝浦町)

④ ⛩️熊野那智大社(和歌山県・那智勝浦町)

⑤ 🛕青岸渡寺(和歌山県・那智勝浦町)

 

最後にたどり着いたのが、🛕那智山青岸渡寺でした。

 

📍基本情報

 

🛕那智山青岸渡寺

 

・宗派:天台宗

・御本尊:如意輪観音菩薩

・西国三十三所観音霊場 第一番札所

・世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産

 

歴史は4世紀ごろまで遡るといわれています。

 

インドから渡来した裸形上人が、那智の滝壺で如意輪観音像を感得し、その霊を祀る草堂を建てたのが始まりと伝えられています。

 

明治の神仏分離以前は「那智山如意輪堂」と呼ばれ、修験道の中心的な修行場として栄えてきました。

 

現在の本堂は、1587年(天正15年)に豊臣秀吉によって再建されたと伝えられており、国の重要文化財にも指定されています。

 

隣接する⛩️熊野那智大社と並び立ちながら、神仏習合の空気を今も色濃く残す、特別な場所です。

 

那智山という場所

 

那智山の参道を登っていると、周囲が驚くほど静かになっていきます。

 

木々の隙間から那智の大滝の上部が白く輝いているのが見えました。

 

その一筋の白さを目にした瞬間、心地よい脱力感とともに、体の中の雑音が静かに引いていくような不思議な安らぎを覚えました。

 

🛕青岸渡寺にたどり着いたとき、旅の終わりを穏やかに受け入れてくれるような、静かな時間が流れていました。

 

神仏習合の聖地へ

 

⛩️熊野那智大社の境内から、ほとんど境界を感じさせることなく、🛕青岸渡寺の境内へと続いていきます。

 

鳥居をくぐって歩いてきたはずなのに、気づいたら山門の前に立っていました。

 

どこからが神社で、どこからがお寺なのか。

 

その「曖昧さ」そのものが、熊野という場所の大らかさを表しているように感じました。

 

明治の神仏分離以前、神社とお寺は渾然一体でした。

 

その古い形が、ここ那智山では今も息づいています。

 

山門をくぐると、朱塗りの本堂が目の前に現れます。

 

背後には那智の大滝の白い流れ。

 

本堂の静けさと、遠くに見える滝の圧倒的な存在感が、不思議なほど自然に溶け合っていました。


 


本堂での参拝|如意輪観音菩薩に手を合わせる

 

本堂の前に立つと、山の緑で冷やされた風がさっと流れてきました。

 

標高の高い那智山ならではの、ひんやりとした空気が肌に触れて、とても清々しい気持ちになりました。

 

御本尊の如意輪観音菩薩は、所願成就・悩みの救済をつかさどる観音様です。

 

目を閉じて手を合わせると、本堂が持つ落ち着いた空気に包まれました。

 

「ここまで来られたこと」への感謝だけをお伝えしました。

 

豊臣秀吉が再建してから400年以上。

 

どれほど多くの人がここで手を合わせてきたのだろう。

 

そんなことを思いながら、しばらくその場に立っていました。


 


三重塔と那智の大滝|この景色は一生忘れられません

 

本堂の近くから視線を移すと、少し下った場所に朱塗りの三重塔が見えます。

 

そしてその奥に、那智の大滝。

 

高さ133メートルの大滝と、あざやかな朱塗りの三重塔が同時に目に入る、その光景は・・・実際に目の前にすると、まったく違うものでした。

 

人間が建てたものと、大自然が生み出したもの。

 

この2つが互いを引き立て合うように並んでいる。

大自然が生み出した滝と、人間の手で造られた建築が、お互いを引き立て合うように美しく調和しています。

 

三重塔の内部は展望台になっており、拝観料500円で入ることができます。
(開館:8:30〜16:00)

 

塔内からは那智の大滝の滝壺まで見渡せるそうです。

 

この日は時間の関係で外観だけでしたが、次回は必ず内部に入ります。


 


如法堂・那智山行者堂

 

境内には、本堂以外にもいくつかのお堂が点在しています。

 

如法堂(大黒天堂)は、那智七福神の「大黒天」を祀るお堂です。

 

福徳・商売の守りを求める参拝者も多いといわれています。

 

那智山行者堂は、2023年(令和5年)10月に再興されたばかりの、修験道の開祖・役行者(えんのぎょうじゃ)を祀るお堂です。

 

新しい木の香りがとても清々しく、再興されたばかりということは、ここからまた何百年も祈りが積み重なっていくのだと思うと、祈りの深さをあらためて感じました。


 


静けさの中で感じたこと

 

🛕青岸渡寺で最も印象的だったのは、境内を包む深い「静けさ」でした。

 

遠くに見える那智の大滝は、音もなくただ白く、まっすぐに流れ落ちています。

 

その景色の中に身を置いていると、心が自然と澄んでいくのを感じました。

 

⛩️玉置神社では歩きながら心が整い、ここでは美しい景色をただ見つめることで心が整っていく。

 

西国三十三所観音霊場の第一番札所として、長い間「旅のはじまりの地」とされてきた🛕青岸渡寺。

 

多くの巡礼者がここから旅立てたのは、この景色の中で心が落ち着き、前を向く力をもらえるからなのかもしれません。

 

📋アクセス・参拝メモ

 

📍 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山

 

⏰ 開門:7:00〜16:30(年中無休)   三重塔開館:8:30〜16:00

 

💴 本堂・境内:無料 / 三重塔:大人500円・小中学生300円

 

📿 御朱印:500円〜(本堂内の納経所にて)

 

🚗 車:那智勝浦ICから県道46号経由で約30〜40分

 

🚌 電車:JR紀伊勝浦駅→熊野交通バス「那智山」行き約30分→「那智山」バス停下車後、徒歩10〜15分

 

🅿️ 駐車場:寺近くに約30台(防災道路通行料あり)。周辺に大門坂駐車場等の選択肢もあります。

 

※最新情報は公式サイトをご確認ください。

 

まとめ

 

⛩️玉置神社から始まり、⛩️熊野本宮大社、⛩️飛瀧神社、⛩️熊野那智大社を経て、最後にここに立ったとき、不思議と心の中がとても静かになっていました。

 

豊かな自然と、歴史ある建物が長い時間をかけて生み出してきた空気感は、訪れる人の心を優しく包んでくれるものがありました。

 

朱塗りの三重塔と遠くに光る白い滝が重なる光景。

 

本堂の前で過ごした静かな時間。

 

その一つひとつが、旅の終わりを特別なものにしてくれました。

 

空間が持つ「人を落ち着かせる力」を、この1日で改めて感じました。

 

次回からは、新シリーズ「二十二社参り」が始まります。

 

最初にご紹介するのは⛩️伊勢神宮の『外宮』です。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

この記事が、あなたの次の旅へと、背中をやさしく押せますように。

 

どうか良い一日をお過ごしください。


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