上から集団の喧嘩を見ている1人の生徒がいる
長い髪に青いメッシュを輝かせた

秋元 才加(あきもと さやか)
通称チョウコク

彼女は静かにその喧嘩を見物していた


「オラオラどーした?」

ボコンッ バコンッ

篤華「ぐはっ!がはっ!」

「まだまだ終わんねーぞ!」

バシッ ドンッ

篤華「はぐっ!…うぁっ!」


篤華は2人に腕を抑えられ動けない状態でボコボコにされているのだ
集団は拳だけでなく、鉄パイプ、角材なども使用している
もう篤華はボロボロだ
そこに頭が近寄り篤華の髪を掴み上げ

頭「わかったか?無謀の怖さをよ!!!」

そう言うと拳を篤華の顔面に振り下ろした

篤華「ゴハッ!…」

みんなが帰ろうとしたとき集団の1人がぶっ飛んだ

「ぐっ…」

優子「てめぇら、1人相手に大人数とは汚ぇな?」

そう、優子が場所を聞き出し駆けつけたのだ
集団はみんな優子に睨みをきかせた

優子「そんなんでいいのか?てめぇら、それでもヤンキーかよ!?」

優子が重い一言を言い放った
するとそれに反応した頭が

頭「あのガキを、ヤレ」

その合図と共に集団が優子に向かって殴りかかってきた

優子「おもしれぇじゃん、やってやんよ~!」

優子は1人、また1人と倒して数を減らしていった

頭「おりゃーっ!」

頭のアームハンマーをかわし、頭の背中に浴びせ蹴りを食らわせた

頭「くっ…糞!」

頭の拳が優子の頬をかすめ、優子は頭の顔面を掴んで膝を入れた
頭は血を吹き出しダウンした
集団はみんな逃げていき、あっという間に片付いた

篤華「な…んで、こ……こ…に…」

篤華を支えてやり

優子「喋るな!何も言うな」

そう言って篤華を保健室に連れて行った








チョウコク「大島優子…か、フフフ」

逃走した2人は今、プール周辺に隠れていた

優子「はぁ…はぁ…な、んなんだよ…あいつ…ら…はぁ…」

いきなりダッシュで逃げたせいで、優子は息が上がっていた

篤華「…ごめんっ
いきなり変なタイマンなんか申し込んで…」

篤華が優子に向かって謝り始めた

優子「ホントだよぉ…」

優子はガックリと頭を下げて思いっきりため息をついた
篤華は立ち上がって優子に言った

篤華「あいつら倒してくる…っ!」

そう言うなり校舎に向かって走って行った
1人取り残された優子は息を整えながら校舎を見つめていた











「何しに来たんだてめぇ?」

「馬鹿じゃねぇの?」

篤華「うっせー!いいからかかってこいよっ!」


篤華はさっきの集団の元に1人でカチコミに行っていたのだ
だが集団の数はさっきよりも増していてとても1人で相手できるような数ではなかった

頭「1年坊、てめぇのその威勢は大したもんだ
だがな、自分のしてる事が無謀って事に気づくんだな?」


集団の頭が篤華に向かって静かに言い放った
しかし、篤華は臆する事なく

篤華「関係ねぇよ…喧嘩は数じゃねぇ、力だっ!!!」

そう叫び、集団に立ち向かって行った









?「ねぇ、タイマン張ろうよ?」

突然の事に優子は口をポカンッと開けていた
彼女は椅子から立ち優子の前に立ちふさがった

優子「名乗りもしないでなんだお前は?」

篤華「私は篤華、嶋篤華(しま あつか)だ
ヨロシク…なっ!」

茶髪を靡かせた篤華はそう名乗るなり優子に殴りかかってきた
が、優子はそれを受け止めると篤華の腹に下からアッパーをねじ込ませ顔面を回し蹴りで飛ばした

篤華「うぐっ…ゴホゴホッ!」

両手両膝をついてダウンしている篤華に容赦なく優子は歩みより

優子「いきなりタイマンしかけてきてこのザマかぁ?あぁ?」

優子が篤華にトドメをさそうとした時、図書室のドアが開き集団が叫び始めた

?「おい大島優子!?調子乗ってんじゃねーぞ?」

優子「あぁ?誰だてめぇ?」

集団の中の1人が出てきて優子と睨み合いを始めた

?「1年坊のガキが生意気なんだよ」

優子の胸ぐらを掴みさらに睨みをきかせた

優子「うっせー
どーせお前も雑魚だろ?」

そう言うとソイツを蹴り飛ばし優子は篤華を連れて窓から逃走した