「グエムル」パクリ騒動と麻生氏が力説する日本アニメパワー | タブロイド監視委員会

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東スポ・夕刊フジ・日刊ゲンダイといったタブロイド紙の“前垂れ”や週刊誌の中吊り広告から社会の動きを独断と偏見で読み取ろうという大胆不敵なブログ(笑)。

20060909

またしてもネットの事件を後追い。夕刊フジは『映画「グエムル」日韓パクリ騒動』の見出しで韓国SF映画のパクリ論争を取り上げている。


「グエムル」は韓国制作の怪物SF映画。TVでもたくさんCMが流れているので、たいして説明はいらないだろう。米軍が作った生物兵器が逃げ出してパニックに陥いるというような内容だが、これが4年前に公開された日本のアニメ「WXIII 機動警察パトレイバー」によく似ている、つまりパクったんじゃないか、というのがその主旨だ。ま、似てると言っても、米軍の生物兵器という設定、怪物の姿、下水溝を舞台にしたシーンが出る、といったところが共通点で、怪獣SFパニック映画というジャンル物としてはよくある話のような気もするが…。


「グエムル」の監督は日本のアニメが好きらしいので、いい意味で影響は受けているのだろうが、互いに認め合うのではなく、すぐ叩き合いになるってのもどんなものかね。当事者などほったらかしで、日韓のネット右翼達は論争で過熱気味。実際には論争といっても、互いに劣等感と優越感が交錯した感情主体の争いの面が大きく、直接見てみるとまるで子供の喧嘩のようでもある。このところ日韓のネット右翼達が何かといえば対立する方向に持って行くので、本質的にはそっちのほうが問題視されるべきなんだろうな。


日本のアニメやSF映画だって、アメリカ映画からの影響はそうとうにあるわけだし。そういえば、今日は秋葉原で自民党総裁選の演説があって、安倍・谷垣・麻生の三氏が演説していたのだが、麻生氏は日本のアニメがいかに海外で浸透していて人々に影響を与えているかって話を力説していた。日本のサブカルチャーが今や世界を席巻し、日本に対する目が変わっている、と。サッカーW杯イタリア代表のトッティもキャプテン翼を見てサッカーを始め、すでにドラえもんがミッキーマウス以上の影響を持っているんだとか、いろいろ語っていた。実質的に首相を決定づける争いでそんな話か?って言う人もいるだろうが、こういう文化の海外での浸透って、実は国に対する理解という点では、とてつもない大きな影響とパワーがあると思う。


僕らもアメリカの音楽や映画を子供の頃から取り入れ、そこからアメリカという国を理解しはじめたように、いまや世界中の子供達が日本のアニメを見て日本という国を理解し始めているわけだ。それを考えると、韓国に限らず、これからいろいろ日本のアニメに影響をうけた映画やアニメや小説やらが世界中から生まれてくるはず。それを歓迎するのか拒否するのか?ま、嫌韓ネット右翼達にしてみりゃ、韓国のものだったらなんでもだめなんだろうけど(笑)。

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■夕刊フジ
 映画「グエムル」日韓パクリ騒動
 金正日 重病説 歩行困難?


■日刊ゲンダイ
 山口女子学生殺し 県警だけが握る動機
 ○川秀 官房長官 石原伸 浮上(一部判読不能)


■東スポ
 オシム妻 入閣計画


関連本など
これが「グエムル」のパクリ元ではないかと言われている日本のアニメ。劇場版のアニメとしてはシリーズ3作目になる。1作目は見たけど、それ以降は全然みてないな…。