二週間ぶりの更新です。毎週の更新が目標なのですが…。
今日はカップにまつわる思い出を書いてみます。
ロイヤル・アルバートの、
オールド・カントリー・ローズ(赤)と、
ムーンライト・ブルー(青)です。
イギリスの国花、バラがふんだんに描かれた、
優雅で、しかも親しみやすいカップだと思います。
10年以上前、横浜市内に内科医院を開業されていた、
T先生の奥様からいただいたものです。
サラリーマン時代、胃を悪くして、
親戚から知人のT先生を紹介してもらい、
何度か診ていただきました。
T先生には、会社を辞めて大学の試験を受ける際には、
診断書を書いていただきました。
無事、大学の編入を果たして、数年たってからだったと思います。
T先生が、ご病気で、ひどく悪いという知らせを受けました。
医院兼ご自宅に、お見舞いにうかがいました。
2階のベッドで、看病を受けられていたT先生は、
私の来訪に気づき、少し頭を持ち上げて、
こちらに目を向けられました。
顔と首は、すっかりやせ細っていましたが、
眼差しは、しっかりと私をとらえました。
何もおっしゃりませんでしたが、
「今日はどうしましたか?」
という眼差しのように思えました。
奥様が、お見舞いにきたのだということを伝えると、
また頭をもとの位置に戻されました。
奥様と少しお話をして、短い時間で失礼しました。
奥様から、お見舞いのお礼にと、後日届いたのが、
この2客のカップ&ソーサーです。
T先生は、しばらくして亡くなられました。
T先生に診ていただいたのは、数回でしたし、
お見舞いの時間も短かったのですが、
あの眼差しが、とても印象に残っています。
病床にあっても、医者としての眼差しを向ける、
プロの姿でした。
このカップ、いつもはしまってあるのですが、
これを見ると、T先生と奥様のことを思い出します。





