こんばんは。
今日ご紹介するのは、ケーキナイフです。



食器に心癒されて-ケーキナイフ


昨日、イギリスのウィリアム王子とキャサリンさんの結婚式だったので、
イギリスのアンティークを選んでみました。


1903年にシェフィールドで作られたものだそうです。
柄はマザーオブパールです。


陶磁器も銀器も、フランスのものに魅かれることが多いのですが、
このケーキナイフは、優雅なデザインが気に入って購入しました。


買ったのは、ちょうど一年前、
東京プリンスホテルで行われていた、
「ザ・美術骨董ショー」という大きな催事です。


今年もちょうど今行われていて、5/2までです。
海外の業者さんも含めて、日本全国から業者さんが集まっています。
とても見応えのあるものが多いので、今年も昨日行って来ました。
「ショー」と言っても販売が目的の催事ですが、
見るだけでも十分に楽しめます。
(業者さんたちは困るでしょうけれど)


このケーキナイフ、大きさがちょうどよくて、
パウンドケーキやバウムクーヘンなどを切ったりするのに便利です。


それまで、ケーキを切るのにちょうどいいものがなかったのですが、
このケーキナイフの登場で、突然優雅な雰囲気がかもし出されました。

柄のつなぎ目も優雅です。



食器に心癒されて-ケーキナイフ背


マザーオブパールのカトラリーは初めて買いましたが、
繊細にきらきらしてきれいです。



食器に心癒されて-ケーキナイフ柄


刃の背はギザギザになっていて、
パイなどを切るのに便利だそうです。



食器に心癒されて-ケーキナイフぎざぎざ


刃の裏側は細工が無くつるんとしています。



食器に心癒されて-ケーキナイフ裏


昨日のロイヤルウェディング、
王子とキャサリンさんが乗っていた馬車は、
たしか1902年に作られたと言っていた記憶があります。
ちょうどこのケーキナイフが作られたのと同じころです。


このアンティークのケーキナイフが、
100年前のイギリスに想いを馳せるのを手伝ってくれます。

それにしても、100年以上経って、
遠い日本の自分のところにあるなんて、
とても不思議です。


イギリスの銀器には、
作られた場所や年を記したホールマークが付けられています。


食器に心癒されて-ケーキナイフホールマーク


こんばんは。


今日ご紹介するのは、
ベルナルド Bernardaud の、
アルトワ青 Artois Bleu のコーヒーカップです。



食器に心癒されて-アルトワ青


ベルナルドは、フランス、リモージュの代表的な窯です。
お気に入りの窯なので、これまでもいくつか紹介しました。


以前にも書きましたが、
洋食器の世界に「第2歩」を踏み入れたのは、
たまたま入った喫茶店で出された、
アルトワ緑のティーカップに心うばれたときでした。
2001年4月のことです。


このシリーズ、間もなく廃版となってしまい、
ケーキプレートなどは購入できたのですが、
ティーカップは結局見つかりませんでした…

→ 11/7の記事


アルトワ緑のティーカップ、
いつか再会する日を楽しみにしていたのですが、
色違いの青、形違いのコーヒーカップに、
今日出会いました。



食器に心癒されて-アルトワ青アップ


今日、みなとみらいのパシフィコ横浜で行われていた、
横浜骨董ワールドで見つけました。


たくさんのカップの中にたたずむ2客。
少しどきどきしながら手に取ると、
これは間違いなく、あのアルトワ。
久しぶりに実物を見ましたが、
やっぱり素敵でした。
2客とも購入しました。


ソーサーもきれいです。



食器に心癒されて-アルトワ青ソーサー


気持が高ぶっていたのか、
代金を払うのを忘れて立ち去ろうとして、
業者さんに呼びとめられてしまいました…


持っている緑のコーヒーポットと並べてみました。



食器に心癒されて-アルトワ青ポットとカップ


はじめてアルトワを見てから、この4月でちょうど10年。
もう10年も経つのかー、とちょっと驚きです。


あれは10年前、仕事の前に時間があって、
たまたま入った喫茶店でのこと。
前の職場にいた頃で、仕事も大変な時期でした。

目の前にあらわれた、うっとりするようなティーカップ。
それまでも喫茶店や紅茶は好きでしたが、
食器やアンティークが、本格的に趣味になるきっかけでした。


当時、自分は仕事にのめりこみすぎて、ゆとりを失っていました。
あのとき現れたアルトワをきっかけに、
食器を通して美しい世界に目を見開かされ、
たくさんの食器やアンティーク、業者さんたちに出会うことで、
少しずつ少しずつ、ゆとりを取り戻してきたように思います。


アルトワのティーカップ、本当に感謝しています。


10年の節目に、コーヒーカップが現れました。
いつか緑のティーカップに出会えるのを、
楽しみにしています。
(ネットで探せばすぐ見つかるのかもしれないけれども、
偶然出会う驚きを楽しみにすることにしています。)


窯印の写真です。



食器に心癒されて-アルトワ青窯印

こんにちは。

今日ご紹介するのは、陶器のプレートです。


食器に心癒されて-サルグミンヌ皿




フランスのサルグミンヌsarreguemines 窯で作られたものです。

1900年前後のもののようです。

21cm、大きさからするとケーキプレートでしょうか。

関東では桜をはじめ、色鮮やかな花が楽しめる季節になっています。

春らしい食器を、と思った時に、このプレートが思い浮かびました。



食器に心癒されて-サルグミンヌ皿アップ左

陶器なので少し厚手ですが、

和食器の陶器と比べると、思ったより軽く、

手にやわらかく馴染みます。

磁器の、きめの細かい、手にしっかりとくっつく手触りもいいですが、

陶器のやわらかい感じは、なんとなくほっとするものがあります。

食パンをのせるのにちょうどいいです。


食器に心癒されて-サルグミンヌ皿食パン

ぬり絵のような花の絵、

近所に咲いているような雰囲気で、

なんだかのんびりします。



食器に心癒されて-サルグミンヌ上花アップ



食器に心癒されて-サルグミンヌ花アップ

よく見ると、花の中心から、小さな花が伸びていたり、

一つの茎から違う花が咲いているようにも見えて、

なんだかへんてこにも見えるのですが、

そのおおらかな感じがまたいいです。

サルグミンヌ窯は、

1784年に創設され、

革命後はナポレオンの保護のもと繁栄し、

豪華な装飾品なども作っていたようです。

19世紀中ごろからは、

おもに草花のデザインをあしらった家庭用の品を作るようになったとのこと。

普仏戦争の後、1876年に、

ブルゴーニュ地方のディゴワン Digoinに工場を設立。

20世紀に入ってからは、カフェオレボウルなど、

日常生活用の食器を主に製造しているそうです。

窯印の写真です。


食器に心癒されて-サルグミンヌ皿窯印


セーヴルやベルナルドとはまた違って、

肩の力を抜いてのんびり楽しめるプレートです。

食事は料理がもちろん主役なのでしょうけれど、

食パンなど、シンプルなものをのせる皿は、

気分によってお皿のほうを選ぶのも楽しいです。

とはいえ、つい、ゆとりなく、

何も考えずにお皿を選んでしまっていることが多いかもしれません。

お皿を選ぶくらいのゆとりが保てているかどうか。

ストレスや疲労のたまり具合を知る目安にもなっているように思います。

食事やお茶の時間、

その時間は、忙しくても、削る対象にはならない、

優先順位の高い時間にしておくのがいいのでしょうね。