3月12日~14日鉄旅日記:寝台特急北斗星定期最終便乗車、一連の旅③
前回の続きです。
3月13日(金)。いよいよこの旅のメインとなる寝台特急北斗星への乗車です。
改札口で北斗星の入線時間を尋ねると、17時03分頃とのこと。定期便最終列車ですが、ホームでの停車時間は10分もないという慌ただしさです。
僕は16時30分頃にホームへ上がり、6号車乗降口前へ並びました。
いえ、寝台の号車は違うんですけどね。部屋に入る前にやらなければならない最優先事項があるのです。
それは、「シャワーカード」の確保。
寝台特急北斗星には「シャワールーム」が2室設置されており、食堂車ではそれを利用するための「シャワーカード」が販売されています。
1人30分間の割り当てで、あらかじめ時間決めで購入するため、早く買わないと希望の時間に利用できないどころか、売り切れてしまうのです。
そのため、食堂車に一番近い6号車の乗車口に並んだのですが、やはり考えることは同じ!∑(-x-;)
すでに4人ほどが並んでいましたし、時間がたつにつれ、僕の後ろにも並ぶ人が増えてきました(他の乗降口に並んでる人数より明らかに多いw)。
ホームではたくさんの方がカメラを持って、北斗星の入線を待ち構えていましたが、僕は入線時の撮影を断念して並んでいたため、DD51側面をとらえるのが精一杯でした。
扉が開くと、食堂車へ直行!っていうか、並んでる列がそのまま食堂車になだれ込みます!
結構前に並んだつもりでしたが、前の方がグループで乗車していたようで、シャワー券を数名分まとめ買いしたこともあって22時~23時台のシャワールームに空きはなし。
仕方がないので、僕は18時のシャワーカードを購入することにしました。
食堂車でシャワーカードを購入している間に、寝台特急北斗星は札幌駅を出発。汽笛を鳴らし、多くの方に見送られながら、2分遅れでホームをあとにしました。
ほどなく「ハイケンスのセレナーデ」が流れ、車内放送。経路の説明と各駅の停車予定時刻、車内設備が案内されました。
食堂車で無事シャワーカードを購入できた僕は、自分の寝台に移動。1ヵ月前の発売開始時、みどりの窓口で奇跡的に手に入れたB寝台個室(ソロ)です。
車窓を録画するためのビデオカメラを窓に設置。
カメラで部屋の中を撮影したあと、車窓を眺めなが
らとりあえず一息つきました。
すると、通路の方から話し声が聞こえてきたのです。
聞き耳を立ててたわけではないのですが、その方の話によると、トワイライトエクスプレスの下り(大阪→札幌)に乗ってきたそうで、チケットは出発当日に手に入れたと!∑(゚Д゚)
僕も、当日の早朝にみどりの窓口へ行きましたが、すでに満席で取れませんでした。
しかし、この方のおっしゃる話を聞くと(っていうか、「聞こえてきた」という表現が正しいw)、とある駅ではそれよりも早く購入することができると!!
関西に住んでいる僕では、到底その方法をとることはできませんが、そんな駅があったとは!あらためて降参でした。((>д<))
ちなみに、この方法は、「チケットをインターネットオークションで販売する」といういかがわしいものではなく、
指定席券の販売制度を熟知していれば誰でも取ることができる方法です。
ただ、この方法はあまり知られておらず、時刻表などを見ても書かれておりませんので、ここでの説明は差し控えさせていただきますが、要はほんとに乗りたい列車ならば、頻繁にみどりの窓口で確認すること、前日や当日まであきらめずに通えば、空席が出ることがあるってことです(確実に取れる保証はありませんが・・・)。
世の中、情報を握ってる人が強いよねぇ・・・。
。(´д`lll)
思わぬところで思わぬ情報が聞こえてきた僕ですが、その方法で絶対に乗りたいって思う列車がもうなぁ・・・。
そんな思いも持ちながら車窓を眺め、しばしまったり。
雪景色が続く中、北斗星は順調に走行していきます。
出発後、約30分ほどしてようやく車掌さんが検札に来たのですが、僕の一つ手前の部屋で「あとで来ます」と言って戻ってしまいました。Σ(・ω・;|||
しばらくして南千歳駅に到着。ホームにも、近くの沿線にもたくさんの方がカメラを構えていました。
駅はともかく、沿線で待たれてた方って、写ったんだろうか?かなり暗かったですからねぇ・・・。
南千歳駅を出発したあと、車掌さんが戻ってくるのを待ったのですが、全然来ない・・・。
18時前になっても検札されないし、そもそもカードキーをもらってないから部屋を離れるときに鍵をかけられない。
あのね、僕は18時からシャワールーム使うんです。
早くカードキーをくれないと、シャワーに行けないから!((゚m゚;)
たまりかねて、僕は車掌さんを探し、検札とカードキーを先にしてもらうようお願いしました。
このとき、通路の折りたたみ椅子で車窓を眺めていらっしゃった方が、部屋を見てくださってたので助かりました。ありがとうございました^^
カードキーで無事部屋を施錠し、シャワールームへ移動を始めたときに車内放送。
ワゴンによる車内販売とディナータイムの案内があり、本日のシャワーカードは明朝分を含めて全て売り切れとのお知らせが!
やはり、早く買っておいて良かったw
部屋に戻ったあとは、再び車窓を眺めながらくつろぎタイム。
外はもう真っ暗なので、部屋の明かりも暗くして車窓を楽しむのです。これは個室の強みですね。自分で明かりを調整できますから。
東室蘭駅を出発してほどなく、ワゴン
の車内販売が回ってきました。グッズのメニューを確認し、友達の分も合わせて購入。この旅では、グッズ購入で結構使ってるよなぁ・・・。
洞爺駅を出発したところで車掌さんから寝台特急北斗星を紹介する車内アナウンス。
8月まで臨時便が走るとは言え、ブルートレインがなくなるのはほんとに寂しいと感じました。
19時40分頃、ディナータイム2回目の案内が車内放送に流れ、僕は食堂車「グランシャリオ」へ移動。
昨年夏に乗車したときは和食にしましたけど、今回はフランス料理のコースを堪能しました。
4人の相席となりましたが、お話を伺うと他のお三方は開放型B寝台で同じボックスの方だとか。
3人ともフランス料理のコースだったんですが、この列車も北斗星目的で乗車したとのこと。
しかも、新型車両より寝台特急や国鉄形車両が好きという僕と同じような好みの方々だったため、話が弾んでしまいました。
この中のお一人は、前々日に東京から関西へサンライズ瀬戸・出雲で移動し、前日に大阪から札幌へ寝台特急トワイライトエクスプレス下り最終便で移動し、本日札幌から上野へ寝台特急北斗星上り定期便最終便で移動するという3日連続寝台列車の旅だとか!Σ(=°ω°=;ノ)ノ
なんという強者!うらやましい!
っていうか、ここにもトワイライトエクスプレス最終便と北斗星最終便を乗車した方がいらっしゃった!
やっぱり、鉄っちゃんの考えることは同じだよなぁ、夢のような旅を実現された方が結構いらっしゃるんだなぁと改めて感じました。
さて、この日のフランス料理コース、メニューはこちら。
1 オードブル「海の幸とグリーンアスパラムースのサラダ仕立て」
2 魚料理「真鯛のポワレ 2種のソース」
3 肉料理「牛フィレ肉のソテー ポルトソース」
4 デザート「スペシャルガトーの盛り合わせ」
これらにパンとコーヒーが付きます。
普段、フランス料理のコースって食べないですからね、食べるのは北斗星やトワイライトエクスプレスに乗ったときぐらいです。
食堂車なら、料理の写真を撮っても迷惑にならないし、服装とかテーブルマナーもそれほど気にすることないし。
こうした列車がなくなると、フランス料理のコースを食べる機会もなくなるなぁって話も4人でしておりました。
話が弾みすぎ、気がつくと他のテーブルにはデザートが運ばれているにもかかわらず、僕らはまだ肉料理を食べてる。
このあと食堂車はパブタイム営業があるため、僕らも少しペースを上げて食事。
食堂車でいただいたフランス料理のコース、大変おいしゅうございました。
そして、お相手くださったお三方、ありがとうございました。(^∇^)
初対面で赤の他人なのに、寝台が同じボックスになったり、食堂車で相席になるだけで話が弾んでしまう。
長い時間を同じ列車の中で過ごす者同士、ついつい打ち解けてしまう「寝台列車効果」。
僕はこんな列車の旅がこれからもあって良いと思うんです。
こうした列車がなくなってしまうのは、「旅」というものが味気ない、つまらないものになるなぁと感じずにはいられません。
ディナーを終えたあと、僕はいつもやってる車内探訪に回りました。
食堂車の隣に位置するロビーはすごく賑やか!
シャワールームが空くのを待っていらっしゃる方やパブタイムの営業開始を待ってる方がここで待機中。
グループで乗車している方もいらっしゃるようで、テーブルの上には飲み物や食べ物が広げられていましたw
開放型B寝台でも飲み会になっているところあり、折りたたみ椅子で夜景を眺めている方あり。
そして、僕と同じようにカメラやスマホを持って歩き回ってる方もいらっしゃいましたw
列車の中を、ついつい動き回って様子を見たくなるのが寝台列車。
新幹線なんてどうですか?端から端まで動き回ったって、同じかたちの席に座ってる人しかいないから、変化がなくて動き回りたいとは思わないもの。グリーン車とか入れないし(笑)
僕は、車両番号を端から端まで確認したあと、部屋に戻りました。
そして、この日最大のイベント(?)!
函館駅に到着した寝台特急北斗星は、10分以上停車し、機関車交換を行うのです!
扉も開きますから、交換するところをカメラに納められる。
僕もカメラを持ってホームに降りましたが、同じようにたくさんの方が機関
車の連結作業を見ようと集まりました!
交換と言っても、これまでの進行方向とは逆に進みますから、これまで牽引してきたDD51とは反対側の最後尾に連結です。
徐々に近づいてくるED79機関車。
作業員と運転士が連携を取りながら、衝撃を抑えるべく慎重に客車と機
関車を握手させる作業は、何度見ても見事としか言いようがありません!
ほんとに、拍手を贈りたい気持ちになります。ヘ(゚∀゚*)ノ
北海道新幹線が通ったら、こうした職人技というか、風景も見られなくなってしまうんですねぇ。寂しいなぁ。(´・ω・`)
寝台特急北斗星は、進行方向を逆にして青函トンネルへ。
函館駅を出発すると、明朝の仙台駅まで寝台特急北斗星の扉は開きません。
ということで、部屋の中から夜景を楽しむことになるのですが・・・えらい長くなってる(・_・;)。
3回で終わらせるつもりだったけど、続きは次回。
今回はここまで!
※記事に掲載している写真で、鮮明に写っている方の顔は加工しております。




