原水爆禁止2012年世界大会-広島⑤ | アニ・トレ!

原水爆禁止2012年世界大会-広島⑤

アニ・トレ!-閉会総会①

 え~、報告ものが入り乱れます。今日はこちら。ご容赦のほどを。


 8月4日~6日まで開催された原水爆禁止2012年世界大会・広島大会。最終日となった6日には、県立総合体育館・グリーンアリーナで閉会総会が行われました。

 10時30分に開会した閉会総会のプログラムは、まず連帯あいさつから始まりました。

 それぞれの発言について、その一部を紹介します。


全国地域婦人団体連絡協議会 柿沼トミ子 会長

 命を生み育てる女性にとって平和は不可欠です。平和なくして人類の真の幸福はありません。

 平和は自らの力で築くという認識のもと、ヒロシマ・ナガサキの悲劇を風化させることなく世界中に伝えていかなければなりません。

 私達は、あらゆる国の核兵器廃絶を目指し、非核三原則の法制化を求めることをあらためて決意し、平和活動を強く進めます。


日本青年団協議会 戸嶋幸司 副会長

 戦後、青年は二度と銃を取らないという思いのもと、真に平和な社会を求めて各地で青年団を立ち上げてきました。

 私達青年団は、これからも戦争体験の継承に取り組みます。

 東日本大震災以降の日本に生きる私達にとって、被爆者の体験や思いを受け継ぐことはけして過去のことや他人事ではありません。

 これから私達青年が、戦争体験・被爆体験を伝えていくためにも、更なる学習と地域での呼びかけに全力を尽くします。


日本共産党 志位和夫 委員長

 核兵器禁止条約を求める声が世界政治の中でも市民社会の中でも今や圧倒的多数の声となっています。

 国連総会で核兵器禁止条約の交渉開始を求める国連決議に参加した国は、130ヵ国に上りました。

 あるNGOの概算では、投票では賛成に至らなくても、その考え方を支持している国を含めると、146ヵ国、世界人口の81%を抱える国々が核兵器禁止条約の交渉開始を支持しています。

 こうした圧倒的流れに逆らって、日本政府は今もこの決議を棄権し続け、「核抑止」と「核の傘」の呪縛にとらわれていることは、恥ずかしいことではないでしょうか。

 私達は、この態度をあらため、被爆国の政府にふさわしい行動を取ることを強く求めます。

 日米安保条約という核軍事同盟を解消し、非核、平和、独立の日本をめざし奮闘する決意を申し上げます。


国連軍縮問題担当上級代表 アンジェラ・ケインさん。

 潘基文国連事務総長のメッセージを代読したあと、次のように話されました。

 私は、広島を訪れるのも世界大会で発言させていただくのも今回が初めてです。

 この崇高な会議の未来は、運命や希望ではなく、一人一人の懸命な努力にかかっています。もっとも恐るべき大量破壊兵器をなくす闘いで、潘基文事務総長は皆さんのパートナーです。

 ヒロシマ、ナガサキの原爆による恐ろしい被害。原爆は軍事目標だけでなく、2つの都市を完全に破壊しました。

 皮肉なことに、原爆投下よりずっと前に核兵器の悪夢を推定した小説がありました。イギリスの作家で歴史家H.G.ウェルズの著書「解放された世界」です。

 彼が注目したのは丸い地球です。彼は核兵器廃絶が世界の人々に利すると言っています。驚くべきことに、彼はこの主張を核兵器実験の41年前に言ったのです。

 もしH.G.ウェルズが今生きていたら、私達の現状や未来をどう見るでしょうか?

 私は彼が核の基地ドクトリンが国際平和と安全の基礎として持続できないことが分かっていたと思います。

 核の報復に頼っていれば、核の恐怖をなくすことはできません。

 核保有国の周りに高い壁をつくり、拡散を防ごうとしても核の脅威はなくなりません。

 世界から核の脅威をなくす方法はただ一つ。核兵器を禁止し、完全になくすことです。

 核不拡散条約には、国連憲章に調印しているほとんどの国が加盟しており、5年ごとの再検討会議で最終文書をコンセンサスで採択できるなら大きな意味を持ちます。

 2000年、2010年の最終文書では、「核兵器の完全廃絶が核兵器の使用や威嚇を防ぐ唯一絶対の保障である」との共通見解が明記されいました。

 NPTには全ての国が加盟していないと言う人もいますが、2009年9月24日、安全保障理事会は、決議1887をコンセンサスで採択し、核軍縮交渉を誠実に追求するというNPT第6条の義務を再確認し、他の全ての国々にも同じ義務を求めています。

 国連総会は、1946年1月の第1号決議をはじめ、たくさんの核軍縮決議を上げています。

 潘基文事務総長は5項目の軍縮提案を行い、多くの賛同を得ています。

 核軍縮は、何十年もの間、国連の最優先課題なのです。


クロード・ヘレル駐日メキシコ大使

 メキシコは国際平和を保持する唯一の手段として有効な国際会議のもとに、大量破壊兵器、とりわけ核兵器のない世界の構築を、外交政策における最優先課題の1つに掲げ、NPT条約やCTBTなどの交渉に名を連ねてきました。

 人類史上初の非核地帯を1967年のトラテロルコ条約をラテンアメリカがカリブ地域に創設したことは、1962年のキューバ核ミサイル危機で浮上した核戦争の脅威に対する包括的・具体的な回答の一つとなりました。

 核兵器保有国が行ったポジティブな歩みと重要な二国間協定はあるものの、世界が危機にさらされていることを軽視できません。

 過去10年間に達成された進捗の全てを、我々が良い方向に決断しなければ脅かされることになります。

 極めて悲惨な結果をもたらす核兵器の使用に対する唯一の保障は、完全な廃絶です。

 問題は、核兵器のない安全な世界をつくることが望ましいか否かではなく、この目標をいかに達成するか、また国際安全システムの新たな構造をどんな基礎の上に確立できているのかということです。

 政治的意志の欠如と軍縮協定が政治的空白の中で機能しない事実は、今後の議論の中心課題です。

 軍縮のアジェンダは、近い将来決定される事項ではっきりしてきます。明らかと思われるものを列挙すると、

 ①NPTの普遍化を図ること。

 ②CTBTを最大関係国の批准によって発効すること。

 ③あいまいさを排除し全ての加盟国によるNPTの完全履行の実施を求めること。シリアの試みをはじめ、イラク、南アフリカ、リビアにおける過去の経験を生かすこと。

 ④2003年に決定した北朝鮮のNPT脱退から完全復帰を求めること。

 ⑤イランの核開発プログラムに関する論争の解決を図ること。

 ⑥2010年のNPTの決定事項に従い、中東における非核兵器地帯を創設する国際会議を2012年中に開催すること。

 ⑦核兵器国戦力の累進的かつ顕著な削減をめざすこと。

 ⑧IAEAで保障され、権利でもある核の安全保障と核エネルギーへの平和利用やアクセスを保障すること。

 ⑨国連安保理決議1540で規定されたテロ組織による核施設へのアクセスを予防する措置を採択すること。

 重要なポイントは、少なくとも中長期的な目標を含めたカットオフ条約への交渉へと導くアジェンダを議論する軍縮機構の再活性化です。


 ・・・( ̄□ ̄;)

 あかん、はしょると言いながら、こんなペースでやってたら終わらへん・・・

 え~、今日はここまで。

 まぁ、ここまで読まれている方はいらっしゃらないから大丈夫だろう(笑)