楽天証券では、約定代金にかかわらず、
国内株式取引手数料が完全無料にできます。
手数料無料は楽天証券の場合ホームページ上で変更できます。
しかし現在超割コースにしてあるので、
売り買いの約定ごとに、1013〜1070円支払っています。
よく考えないと、無料化はラッキーと思うかもしれません。
しかし一度の取引である程度大きな額の取引をしている人は
よく考えた方がいいと思います。
例えば、NTTを10万株を188円で購入して、上手く買えたとすると、
その時点で約10万円の損金が発生します。
要するに、特定口座の税法上の実現損益は約−10万円となります。
実際に188.5円で売って、5万円の利益があっても、
税法上の実現損益は−5万となるのです。
全体の利益から−5万円してくれるので、控除してくれるのと一緒です。
今期個人的には実際の実現損益では損切りはありませんが、
税法上の実現損益に損失金が出ているのはその理由です。
まあ〜端数で購入している場合には、
手数料が無料でも問題ありません。
しかし188円、232円、462円などジャストで買う場合は、
この手数料が大きくものを言います。
特定口座では手数料も含めた料金に対して計算されて、
188+α円、232+α円、462+α円となります。
端数は切り上げとなるので、
189円、233円、463円で購入されたとみなされます。
色々な銘柄を薄利で渡り歩くデイトレードでは、
どう考えてもこの効果は無視ができない。
実際に確定申告時には、税法上の実現損益は実際の利益の2割程度値引きされる感じとなります。
この節税効果が手数料無料にしない理由です。