列王記上5章15~32節 | 聖書日課 デボーションノート

聖書日課 デボーションノート

聖書日課に従って、日々聖書を読んで思わされたことを書き留めています。


聖書本文は日本聖書協会発行の新共同訳聖書を引用しています。

列王記上 5:15 さて、ティルスの王ヒラムは、ソロモンが油を注がれ、父に代わって王となったことを聞き、家臣を遣わしてきた。ヒラムは常にダビデと友好関係にあったからである。
5:16 ソロモンも使節をヒラムのもとに遣わして、こう言わせた。
5:17 「ご存じのとおり、父ダビデは、主が周囲の敵を彼の足の下に置かれるまで戦いに明け暮れ、その神なる主の御名のために神殿を建てることができませんでした。
5:18 今や、わたしの神、主は周囲の者たちからわたしを守って、安らぎを与えてくださり、敵対する者も、災いをもたらす者もいません。
5:19 ここに至ってわたしは、わたしの神、主の御名のために神殿を建てようと考えています。主が父ダビデに、『わたしがあなたに代えて王座につかせるあなたの子が、わたしの名のために家を建てる』と言われたからです。
5:20 それゆえ、わたしたちのためにレバノンから杉を切り出すよう、お命じください。わたしの家臣たちもあなたの家臣たちと共に働かせます。あなたの家臣たちへは、仰せのとおりの賃金をわたしが支払います。ご存じのように、当方にはシドンの人のような伐採の熟練者がいないからです。」
5:21 ヒラムはソロモンの言葉を聞いて大いに喜び、「今日こそ、主はたたえられますように。主は、この大いなる民を治める聡明な子をダビデにお与えになった」と言った。
5:22 ヒラムは使節を遣わして、こう言わせた。「御用件は確かに承りました。レバノン杉のみならず糸杉の木材についても、お望みどおりにいたしましょう。
5:23 わたしの家臣たちにこれをレバノンから海まで運ばせ、わたしはそれをいかだに組んで、海路あなたの指定する場所に届け、そこでいかだを解きますから、お受け取りください。あなたには、わたしの家のための食糧を提供してくださるよう望みます。」
5:24 こうしてヒラムはソロモンの望みどおりレバノン杉と糸杉の木材を提供し、
5:25 ソロモンはヒラムにその家のための食糧として、小麦二万コルと純粋のオリーブ油二十コルを提供した。ソロモンは同様のものを毎年ヒラムに提供した。
5:26 主はその約束のとおり、ソロモンに知恵を授けられた。ヒラムとソロモンの間には平和が保たれ、二人は条約を結んだ。
5:27 ソロモン王はイスラエル全国に労役を課した。そのために徴用された男子は三万人であった。
5:28 王は彼らを一万人ずつ一か月交替でレバノンに送った。すなわち、一か月はレバノンに、二か月は自分の家にとどまるようにした。この労役の監督はアドニラムであった。
5:29 またソロモンには、荷役の労働者が七万人、山で石を切り出す労働者が八万人いた。
5:30 そのほか、ソロモンには工事の責任を取る監督が三千三百人いて、工事に携わる民を指揮した。
5:31 神殿の土台の切り石とするため、大きな質の良い石を切り出すように、と王に命じられ、
5:32 ソロモンの石工たちは、ヒラムの石工たちやゲバル人と共同で石を切り出した。こうして、神殿建築用の木材も石材も整った。

いよいよソロモン王による神殿建設の事業が始まる。
それは国の総力を挙げての一大事業であったに違いない。
しかしソロモンはそれを、単なる自分の功績とは考えず、あくまで「主なる神が父ダビデに約束された事だから」という理由で始めたのであろう。
ソロモンの成功の理由は、そういうところにあるのかもしれない。

昨夜、聖書の学び会が行われ、詩篇の学びを通して、偶像礼拝の危険性について学んだ。
偶像礼拝は、何も石や木を彫った像を拝むことだけを戒めているのではない。
人間のありとあらゆる欲望や願望、そういったものを実現させるために作り出されるイメージや理想像なども含む。
そう思うと、高い目標を掲げて努力することはどうなのか、良いことなのか、それとも悪いことなのか、悩むこともあるかもしれない。
けれど、聖書における愛の勧めを学んでいくなら、我々の行動の目的が自己利益のためだけならば、それは好ましくないが、他者への配慮や、周囲の人たちにとって益となるよう行動していくことは、愛に根差した生き方として好ましいものとなるだろう。
我々の行動の基準がどこにあるのか、どこから出発し、何を求めて、何を目指しているのか、そういったことが問われているのだろう。
自分の名声を上げるための行動は、結局は祝福されない。
けれど、神のみ言葉に従って、なすべきことをしたまでであると言えた時、その行動は祝福されるのであろうと思う。