出エジプト22:15 人がまだ婚約していない処女を誘惑し、彼女と寝たならば、必ず結納金を払って、自分の妻としなければならない。
22:16 もし、彼女の父親が彼に与えることを強く拒む場合は、彼は処女のための結納金に相当するものを銀で支払わねばならない。
22:17 女呪術師を生かしておいてはならない。
22:18 すべて獣と寝る者は必ず死刑に処せられる。
22:19 主ひとりのほか、神々に犠牲をささげる者は断ち滅ぼされる。
22:20 寄留者を虐待したり、圧迫したりしてはならない。あなたたちはエジプトの国で寄留者であったからである。
22:21 寡婦や孤児はすべて苦しめてはならない。
22:22 もし、あなたが彼を苦しめ、彼がわたしに向かって叫ぶ場合は、わたしは必ずその叫びを聞く。
22:23 そして、わたしの怒りは燃え上がり、あなたたちを剣で殺す。あなたたちの妻は寡婦となり、子供らは、孤児となる。
22:24 もし、あなたがわたしの民、あなたと共にいる貧しい者に金を貸す場合は、彼に対して高利貸しのようになってはならない。彼から利子を取ってはならない。
22:25 もし、隣人の上着を質にとる場合には、日没までに返さねばならない。
22:26 なぜなら、それは彼の唯一の衣服、肌を覆う着物だからである。彼は何にくるまって寝ることができるだろうか。もし、彼がわたしに向かって叫ぶならば、わたしは聞く。わたしは憐れみ深いからである。
22:27 神をののしってはならない。あなたの民の中の代表者を呪ってはならない。
22:28 あなたの豊かな収穫とぶどう酒の奉献を遅らせてはならない。あなたの初子をわたしにささげねばならない。
22:29 あなたの牛と羊についても同じようにせよ。七日の間、その母と共に置き、八日目にわたしにささげねばならない。
22:30 あなたたちは、わたしに属する聖なる者とならねばならない。野外でかみ殺された肉を食べてはならない。それは犬に投げ与えるべきである。
出エジプト記には、十戒の続いて、実に様々な戒めが記されている。
それらの戒めのほとんどは、隣人に対する憐れみや、社会が平和で安定したものとなるための細やかな配慮が綴られている。
そして、それらの戒めは「あなたたちは、わたしに属する聖なる者とならねばならない」と語られているように、聖なる者として生きるために必要なことと言える。
聖なる者とは、なにか、純潔で高尚な生き様を送らなければならないように考えてしまいがちだが、戒めで求められている事柄は、意外と普通の事柄が述べられているように見えるし、何か特別なことと言うよりも、もっと日常的な生活の中における優しさであったり、気配りであったり、互いが信頼しあい、共に生きて行くための知恵であったりするように見えるのである。
しかし、それが最も大切なことなのだろう。
人が神の教えに従って、人と共に生きて行く。
神様が願われた世界とは、そのようなものなのだろう。
そして、それが聖なる世界と言えるのだろう。