ヨエル4章1~15節 | 聖書日課 デボーションノート

聖書日課 デボーションノート

聖書日課に従って、日々聖書を読んで思わされたことを書き留めています。


聖書本文は日本聖書協会発行の新共同訳聖書を引用しています。

ヨエル4:1 見よ、ユダとエルサレムの繁栄を回復するその日、その時。
4:2 わたしは諸国の民を皆集めヨシャファト(主の裁き)の谷に連れて行きそこで、わたしは彼らを裁く。わたしの民、わたしの所有であるイスラエルを彼らは諸国の民の中に散らしわたしの土地を自分たちの間に分配したからだ。
4:3 彼らはわたしの民の運命をくじで定め遊女を買うために少年を売り渡し酒を買うために少女を売った。
4:4 ティルスとシドンよ、ペリシテの全土よお前たちはわたしにとって何であろうかわたしに復讐しようというのか。もし、お前たちがわたしに復讐するならわたしは直ちにお前たちの頭上に復讐を返す。
4:5 お前たちは、わたしの銀と金を奪い貴重な宝をお前たちの神殿に運び去った。
4:6 ユダとエルサレムの人々をギリシア人に売り自分の国から遠く引き離した。
4:7 見よ、お前たちが彼らを売ったその所からわたしは彼らを呼び戻しお前たちの頭上に復讐を返す。
4:8 わたしは、お前たちの息子、娘をユダの人々の手に渡す。ユダの人々は、彼らを遠くシェバ人に売ると主が語られた。
4:9 諸国の民にこう呼ばわり、戦いを布告せよ。勇士を奮い立たせ兵士をことごとく集めて上らせよ。
4:10 お前たちの鋤を剣に、鎌を槍に打ち直せ。弱い者も、わたしは勇士だと言え。
4:11 諸国の民は皆、周囲から集まり急いで来るがよい。――主よ、あなたの勇士を遣わしてください。
4:12 諸国の民が奮い立ちヨシャファトの谷に上って来るとわたしはそこに座を設け周囲のすべての民を裁く。
4:13 鎌を入れよ、刈り入れの時は熟した。来て踏みつぶせ酒ぶねは満ち、搾り場は溢れている。彼らの悪は大きい。
4:14 裁きの谷には、おびただしい群衆がいる。主の日が裁きの谷に近づく。
4:15 太陽も月も暗くなり、星もその光を失う。

ヨエル書は、従来の新改訳聖書(及び口語訳聖書)と新共同約聖書とでは章の区分が異なっており、従来、新改訳聖書の2章28~32節であった箇所が新共同約聖書では3章となり、従来の新改訳聖書では3章となっていたところが新共同約聖書では4章となている。
ヘブル語聖書(BHS)では、新共同約聖書と同じ区分けになっているので、現行ではヨエル書は4章まであるということになっているようである。
内容的には特に変わっていないので、それほど大きな問題ではない。
それよりも大きな問題となりうるのは、ここに語られている事柄を持って「聖戦」を正当化することであろう。
ここには主の裁きの日には、かつてイスラエルの民を懲らしめた人たちへの裁きが綴られている。
しかし、だからと言って、これをこのまま現在の世界に適応し、イスラエル選民思想を正当化し、周辺の他民族への報復を正当化するならば、出口の見えない泥沼の戦争状態が永遠に続くだけであろう。
聖書の御言葉を文字通りそのまま理解しようとしたら、原理主義に走る危険性があり、それはとても危険なことであると思う。

エフェソ
6:10 最後に言う。主に依り頼み、その偉大な力によって強くなりなさい。
6:11 悪魔の策略に対抗して立つことができるように、神の武具を身に着けなさい。
6:12 わたしたちの戦いは、血肉を相手にするものではなく、支配と権威、暗闇の世界の支配者、天にいる悪の諸霊を相手にするものなのです。
6:13 だから、邪悪な日によく抵抗し、すべてを成し遂げて、しっかりと立つことができるように、神の武具を身に着けなさい。
6:14 立って、真理を帯として腰に締め、正義を胸当てとして着け、
6:15 平和の福音を告げる準備を履物としなさい。
6:16 なおその上に、信仰を盾として取りなさい。それによって、悪い者の放つ火の矢をことごとく消すことができるのです。
6:17 また、救いを兜としてかぶり、霊の剣、すなわち神の言葉を取りなさい。
6:18 どのような時にも、“霊”に助けられて祈り、願い求め、すべての聖なる者たちのために、絶えず目を覚まして根気よく祈り続けなさい。

私たちの戦いは、血肉の戦いではない。
霊の戦いであり、祈りの戦いなのである。
それを忘れてはならないし、見失ってはならない。

イエス様もこう仰せられた。

マタイ26:52 そこで、イエスは言われた。「剣をさやに納めなさい。剣を取る者は皆、剣で滅びる。
26:53 わたしが父にお願いできないとでも思うのか。お願いすれば、父は十二軍団以上の天使を今すぐ送ってくださるであろう。
26:54 しかしそれでは、必ずこうなると書かれている聖書の言葉がどうして実現されよう。」

剣によるのではない真の勝利を求めつつ。