ヨシュア8:30 そのころ、ヨシュアはエバル山にイスラエルの神、主のための祭壇を築いた。
8:31 この祭壇は、主の僕モーセがイスラエルの人々に命じ、モーセの教えの書に記されたとおり、鉄の道具を使わない自然のままの石で造られた。彼らはその上で、主に焼き尽くす献げ物と和解の献げ物をささげた。
8:32 ヨシュアはこの祭壇の石に、モーセがイスラエルの人々のために記した教えの写しを刻んだ。
8:33 全イスラエルは、長老、役人、裁判人をはじめ、寄留者もその土地に生まれた者も、主の契約の箱を担ぐレビ人である祭司たちの前で、箱のこちら側とあちら側に、半分はゲリジム山の前に、他の半分はエバル山の前に立った。それは主の僕モーセがかつて命じたように、イスラエルの民を祝福するためであった。
8:34 その後ヨシュアは、律法の言葉すなわち祝福と呪いをことごとく、すべて律法の書に記されているとおりに読み上げた。
8:35 ヨシュアは、モーセが命じたことをひと言残さず、イスラエルの全会衆、女、子供、彼らの間で生活する寄留者の前で読み上げた。
ヨシュアは、エバル山にイスラエルの神、主のために祭壇を築いたとあるが、その祭壇は、鉄を用いず、自然のままの石を用いてつくられたと記されている。
鉄は人間の手が加えられたもの。
一方、石は、神様が創られた自然のもの。
鉄を用いず、石を用いるとは、主なる神様の創造の御業を褒め称えつつ、神を礼拝することであろう。
そのような小さなことにも注目していきたいもの。