ダニエル5章1~16節 | 聖書日課 デボーションノート

聖書日課 デボーションノート

聖書日課に従って、日々聖書を読んで思わされたことを書き留めています。


聖書本文は日本聖書協会発行の新共同訳聖書を引用しています。

ダニエル5:1 ベルシャツァル王は千人の貴族を招いて大宴会を開き、みんなで酒を飲んでいた。
5:2 宴も進んだころ、ベルシャツァルは、その父ネブカドネツァルがエルサレムの神殿から奪って来た金銀の祭具を持って来るように命じた。王や貴族、後宮の女たちがそれで酒を飲もうというのである。
5:3 そこで、エルサレムの神殿から奪って来た金銀の祭具が運び込まれ、王や貴族、後宮の女たちがそれで酒を飲み始めた。
5:4 こうして酒を飲みながら、彼らは金や銀、青銅、鉄、木や石などで造った神々をほめたたえた。
5:5 その時、人の手の指が現れて、ともし火に照らされている王宮の白い壁に文字を書き始めた。王は書き進むその手先を見た。
5:6 王は恐怖にかられて顔色が変わり、腰が抜け、膝が震えた。
5:7 王は大声をあげ、祈祷師、賢者、星占い師などを連れて来させ、これらバビロンの知者にこう言った。「この字を読み、解釈をしてくれる者には、紫の衣を着せ、金の鎖を首にかけて、王国を治める者のうちの第三の位を与えよう。」
5:8 宮廷の知者たちは皆、集まって来たが、だれもその字を読むことができず、解釈もできなかった。
5:9 ベルシャツァル王はいよいよ恐怖にかられて顔色が変わり、貴族も皆途方に暮れた。
5:10 王や貴族が話しているのを聞いた王妃は、宴会場に来てこう言った。「王様がとこしえまでも生き永らえられますように。そんなに心配したり顔色を変えたりなさらないでくださいませ。
5:11 お国には、聖なる神の霊を宿している人が一人おります。父王様の代に、その人はすばらしい才能、神々のような知恵を示したものでございます。お父上のネブカドネツァル王様は、この人を占い師、祈祷師、賢者、星占い師などの長にしておられました。
5:12 この人には特別な霊の力があって、知識と才能に富み、夢の解釈、謎解き、難問の説明などがよくできるのでございます。ダニエルという者で、父王様はベルテシャツァルと呼んでいらっしゃいました。このダニエルをお召しになれば、その字の解釈をしてくれることでございましょう。」
5:13 そこで、ダニエルが王の前に召し出された。王は彼に言った。「父王がユダから捕らえ帰ったユダヤ人の捕囚の一人、ダニエルというのはお前か。
5:14 聞くところによると、お前は神々の霊を宿していて、すばらしい才能と特別な知恵を持っているそうだ。
5:15 賢者や祈祷師を連れて来させてこの文字を読ませ、解釈させようとしたのだが、彼らにはそれができなかった。
5:16 お前はいろいろと解釈をしたり難問を解いたりする力を持つと聞いた。もしこの文字を読み、その意味を説明してくれたなら、お前に紫の衣を着せ、金の鎖を首にかけて、王国を治める者のうち第三の位を与えよう。」

ネブカドネツァルが王だった時、夢の解き明かしを行ったダニエルは、王に認められ、占い師らの長として用いられていたようである。
しかし、その後、ネブカドネツァルに代わってベルシャツァルが王となってからは、ダニエルの活躍の場は少なかったのか、ダニエル自身の存在すら忘れ去られていたようである。
しかし、王妃はダニエルのことを思い出し、ダニエルのことをベテシャツァル王に告げ、ダニエルに解き明かしをしてもらうよう進言したのである。
このとき、王妃は、ダニエルのことをネブカドネツァルが名づけたベルテシャツァルという名前を引用はしているものの、本名のダニエルとしてベルシャツァル王に紹介している。
当時、バビロンの捕囚として移住させられたユダヤの人たちは、バビロン風の名前をつけられ、改名を強いられていたのであろう。
しかし、ダニエルは、ネブカドネツァル王の夢の解き明かしをして以来、その名の通りダニエルとして知られるようになっており、それほどに、ダニエルが認められていた証であるといえるのである。
名は体をあらわすというが、自分の名前をそのままに呼んでもらうということは、存在そのものを認めてもらうことであり、とても重要なことである。

イザヤ43:1 だが、今、ヤコブよ。あなたを造り出した方、主はこう仰せられる。イスラエルよ。あなたを形造った方、主はこう仰せられる。「恐れるな。わたしがあなたを贖ったのだ。わたしはあなたの名を呼んだ。あなたはわたしのもの。
43:2 あなたが水の中を過ぎるときも、わたしはあなたとともにおり、川を渡るときも、あなたは押し流されない。火の中を歩いても、あなたは焼かれず、炎はあなたに燃えつかない。
43:3 わたしが、あなたの神、主、イスラエルの聖なる者、あなたの救い主であるからだ。わたしは、エジプトをあなたの身代金とし、クシュとセバをあなたの代わりとする。