申命記 25:5 兄弟が共に暮らしていて、そのうちの一人が子供を残さずに死んだならば、死んだ者の妻は家族以外の他の者に嫁いではならない。亡夫の兄弟が彼女のところに入り、めとって妻として、兄弟の義務を果たし、
25:6 彼女の産んだ長子に死んだ兄弟の名を継がせ、その名がイスラエルの中から絶えないようにしなければならない。
25:7 もし、その人が義理の姉妹をめとろうとしない場合、彼女は町の門に行って長老たちに訴えて、こう言うべきである。「わたしの義理の兄弟は、その兄弟の名をイスラエルの中に残すのを拒んで、わたしのために兄弟の義務を果たそうとしません。」
25:8 町の長老たちは彼を呼び出して、説得しなければならない。もし彼が、「わたしは彼女をめとりたくない」と言い張るならば、
25:9 義理の姉妹は、長老たちの前で彼に近づいて、彼の靴をその足から脱がせ、その顔に唾を吐き、彼に答えて、「自分の兄弟の家を興さない者はこのようにされる」と言うべきである。
25:10 彼はイスラエルの間で、「靴を脱がされた者の家」と呼ばれるであろう。
詩篇 17:1 祈り。ダビデの詩。 主よ、正しい訴えを聞き わたしの叫びに耳を傾け 祈りに耳を向けてください。わたしの唇に欺きはありません。
17:2 御前からわたしのために裁きを送り出し あなた御自身の目をもって公平に御覧ください。
17:3 -4あなたはわたしの心を調べ、夜なお尋ね 火をもってわたしを試されますが 汚れた思いは何ひとつ御覧にならないでしょう。わたしの口は人の習いに従うことなく あなたの唇の言葉を守ります。暴力の道を避けて
17:5 あなたの道をたどり 一歩一歩、揺らぐことなく進みます。
17:6 あなたを呼び求めます 神よ、わたしに答えてください。わたしに耳を向け、この訴えを聞いてください。
17:7 慈しみの御業を示してください。あなたを避けどころとする人を 立ち向かう者から 右の御手をもって救ってください。
17:8 瞳のようにわたしを守り あなたの翼の陰に隠してください。
17:9 あなたに逆らう者がわたしを虐げ 貪欲な敵がわたしを包囲しています。
使徒 22:22 パウロの話をここまで聞いた人々は、声を張り上げて言った。「こんな男は、地上から除いてしまえ。生かしてはおけない。」
22:23 彼らがわめき立てて上着を投げつけ、砂埃を空中にまき散らすほどだったので、
22:24 千人隊長はパウロを兵営に入れるように命じ、人々がどうしてこれほどパウロに対してわめき立てるのかを知るため、鞭で打ちたたいて調べるようにと言った。
22:25 パウロを鞭で打つため、その両手を広げて縛ると、パウロはそばに立っていた百人隊長に言った。「ローマ帝国の市民権を持つ者を、裁判にかけずに鞭で打ってもよいのですか。」
22:26 これを聞いた百人隊長は、千人隊長のところへ行って報告した。「どうなさいますか。あの男はローマ帝国の市民です。」
22:27 千人隊長はパウロのところへ来て言った。「あなたはローマ帝国の市民なのか。わたしに言いなさい。」パウロは、「そうです」と言った。
22:28 千人隊長が、「わたしは、多額の金を出してこの市民権を得たのだ」と言うと、パウロは、「わたしは生まれながらローマ帝国の市民です」と言った。
22:29 そこで、パウロを取り調べようとしていた者たちは、直ちに手を引き、千人隊長もパウロがローマ帝国の市民であること、そして、彼を縛ってしまったことを知って恐ろしくなった。
22:30 翌日、千人隊長は、なぜパウロがユダヤ人から訴えられているのか、確かなことを知りたいと思い、彼の鎖を外した。そして、祭司長たちと最高法院全体の召集を命じ、パウロを連れ出して彼らの前に立たせた。
23:1 そこで、パウロは最高法院の議員たちを見つめて言った。「兄弟たち、わたしは今日に至るまで、あくまでも良心に従って神の前で生きてきました。」
23:2 すると、大祭司アナニアは、パウロの近くに立っていた者たちに、彼の口を打つように命じた。
23:3 パウロは大祭司に向かって言った。「白く塗った壁よ、神があなたをお打ちになる。あなたは、律法に従ってわたしを裁くためにそこに座っていながら、律法に背いて、わたしを打て、と命令するのですか。」
23:4 近くに立っていた者たちが、「神の大祭司をののしる気か」と言った。
23:5 パウロは言った。「兄弟たち、その人が大祭司だとは知りませんでした。確かに『あなたの民の指導者を悪く言うな』と書かれています。」
23:6 パウロは、議員の一部がサドカイ派、一部がファリサイ派であることを知って、議場で声を高めて言った。「兄弟たち、わたしは生まれながらのファリサイ派です。死者が復活するという望みを抱いていることで、わたしは裁判にかけられているのです。」
23:7 パウロがこう言ったので、ファリサイ派とサドカイ派との間に論争が生じ、最高法院は分裂した。
23:8 サドカイ派は復活も天使も霊もないと言い、ファリサイ派はこのいずれをも認めているからである。
23:9 そこで、騒ぎは大きくなった。ファリサイ派の数人の律法学者が立ち上がって激しく論じ、「この人には何の悪い点も見いだせない。霊か天使かが彼に話しかけたのだろうか」と言った。
23:10 こうして、論争が激しくなったので、千人隊長は、パウロが彼らに引き裂かれてしまうのではないかと心配し、兵士たちに、下りていって人々の中からパウロを力ずくで助け出し、兵営に連れて行くように命じた。
23:11 その夜、主はパウロのそばに立って言われた。「勇気を出せ。エルサレムでわたしのことを力強く証ししたように、ローマでも証しをしなければならない。」
福音宣教の働きを進めていたパウロは、考え方の違う人たちや、価値観の異なる多くの人たちからのいやがらせや迫害を受け、時には捕らえられたりしながらも、自分の信じるところに従って、真実に生きようとしていた。
もちろん、いろんな人がいるから、考え方いあ価値観が違っていても仕方がない。
しかし、おおよそ神を信じない人たちは、神に対する恐れがないから、まるで自分が神のごとく、何をしても赦されるし、自分が思ったことをやることだけが正義であったであろう。
だから、パウロを捕らえて鞭打つなどといったことも、彼らにとっては正義としか考えていないし、おおよそ、この世界に起こる悪や犯罪なども、自分自身にとっての正義を優先した結果、生じているものであると言えるのだろう。
ただ、人間が自分自身の考え一つで正義にもなり悪にもなるようなあいまいな正義など本当の正義ではない。
自分の都合によって、さじ加減一つで正義にも悪に変えられてしまうからである。
私たちはそんなあやふやな世界に生きている。
完全なる義、真理は、神のもとにしかない。
その神が、こんな愚かな人間を愛し、救うため、御子イエス様をこの世に送り、十字架で全ての人間の罪の償いを成し遂げ、よみがえられて、永遠の命を信じる全ての者に与えて下さるという。
ここにこそ、本当の正義、そして真理がある。
だから、パウロもまた、たとえどんな迫害にさらされようと、本当の正義のもとに真理に従って生きようとしたのだろう。
本当の神様のことは、伝えられなければ伝わらない。
私たちもまた、そのために生きていきたい。
本当の正義と真理のもとで、本当の神をしってもらうために生きていきたいものである。