タケダワイナリーの醸造所では、大きなタンクで醸造も少しずつ始まっていました。
どーんとタンクが並んだ醸造所の外には、契約農家さんから次々とブドウが届いていて、
暑い日差しの中でもワイン作りの季節が始まろうとしているのが感じられます。
その横にあるコンクリートのスペースでは、スプリンクラーの下で水浴びをしながら暑さをしのぐ雀の姿が
聞けば、このスプリンクラーは日中ずーっとここで周っているそうです。
その理由は、次に案内していただいた地下の熟成庫にありました。

広々とした地下の貯蔵庫には、出荷を待つ樽やワインが大切に保管されています。
ここは、地上でスプリンクラーが周っていたところのちょうど真下にあたる部分。
地上部分が熱くなり地下室が温まってしまうことのないようにと、水を撒いていたのです。
ちなみにこの水はすべて地下水とのこと。エコですね~
もうひとつの古い貯蔵庫では、こんなお宝も発見♪
奥のほう、わかりますか?なんと、キュヴェ・ヨシコのロゼ
ピノ・ノワールに少しだけシャルドネを合わせて作ったそうです。
まだリリースしていないものですが、特別に試飲をさせていただきました~
当然ですが、これはすごい。
まだまだフレッシュな印象ですが、パワフルさとエレガントさが同居していて。
確固とした風格があるのにチャーミングな部分も垣間見えるような、本当に魅力的なワインです。
まだ販売できるほどの量は生産できていないとのことですが、
いつの日か市場に並ぶ日がくるといいですね~
早朝からかなりゆっくりと時間をかけて見学させていただきましたが、
実はこの日、山形では午後から大切なイベントが。
岸平さんご夫婦が幹事を務める、山形の若手醸造家の研修会です。
主催者でお忙しいにもかかわらず、ぎりぎりまで私たちに付き合ってくださった岸平さんご夫妻。
本当に本当にありがとうございました!!
♪♪その③に続く♪♪