こんにちは、kikoです♪
先週の日曜日、家族で九十九里の「菅原工芸硝子」に行ってきました。
ご存知の方も多いと思いますが、
ショープレートを始め、グラースではたくさんの「スガハラガラス」を使っています。
理由は、菅原さんの硝子はすべて手作りだから。
国内の真面目な生産者を追い求めるグラースには、
そのコンセプトといい出来上がった作品といい、実にぴったりとフィットしてくれるのです
今回、ぜひその手作りの様子をこの目で見たい!と出かけたのですが…
これはすごい
本当に、すべてが手作業でした。
もちろん、ガラスを吹くのに型を使う部分も多いのですが、
それでも実際に吹いているのは、総勢40名というガラス職人さんたち。
熟練した職人さんも多く、デザインもすべて彼らが考案しているんだそうです。
日曜日だったので、この日の工房には10数名程度。
熱気でむせ返りそうな中、みんなTシャツで黙々と作業をしていました。
ちょっとだけ工房の中をパチリ☆なんだかジブリの舞台にでもなりそうな…
せっかくなので、みんなでガラス作りの体験も
大まかな形と色を選んで、職人さんから直接指導してもらいます。
私たちに教えてくださったのは、塚本さんという「伝統工芸士」の方でした。
その道40年という超ベテラン!めちゃめちゃかっこいい~
初回&子供は、伸ばしという手法で。
単純に、1200度(!)に熱したガラスをコテで伸ばして形を作っていくだけです。
簡単そうですが、固まってしまうまでの時間、わずか90秒!
しかもこの塊から放出される熱気がすごいんです
伸ばすのには結構力もいるし、全然思うようにいきません
子供たちも真剣!
そして出来上がったのはこちら~
手前が喜八郎、奥が私の作品です
色は選べますが、どう出てくるかは冷めてみないと分かりません。
こちらは子供たち。ふたりとも、二色使いがきれいに出ました
手前がお姉ちゃん作のお皿、奥が弟作のコップ。花瓶じゃないですよ~
体験の後、塚本さんが大ヒット作「エア入りグラス」を作っているところを見せてもらいました。
あまりに興味津々に見ていたせいか、すぐ近くまで来て見ていいよ…と。
本当にひとつひとつ、形を整えて口で吹いていくんです!
これはさすがに型を使った製品ですが、それでも、ちょっとでも状態が悪いものはその場で廃棄。
ロスも多いのが、手作りの難しいところだと話していました。
それでも一日に120個ぐらいは作るとか。
この灼熱地獄のような中で…脱帽です
今までお店で使っていたガラスにも、なんだかますます愛着がわいてしまいました。
あまりたくさんは購入できませんが、少しずつ菅原アイテムも増やしていきたいな
菅原の工房は、いつでもガラス作りを体験できます。
海も近く自然も豊かなところなので、夏休みなど、お子様と出かけるには本当にお勧めです。
HPから体験の予約もできますよ
とくに、その場限りの「試作品」は出会いのタイミング次第だとか!
涼やかなガラス食器に込められた、熱い職人魂を垣間見た一日でした