重ね煮って?という声を頂きました。
そうですよね、
マクロビオティック業界(笑)の
専門用語ですね。失礼しました。
重ね煮は、料理法のひとつで
切った材料を鍋の中で縦方向に
地層の様に並べて調理する手法です。
この並べ方にポイントがあって
簡単に言うと、水っぽいものは下。
普通なら火が通りにくいと思う
水分少なくて硬い食材を
上に持ってきます。
だから、この前のコロッケの具の
人参、玉ねぎ、干し椎茸だと
鍋の中ではこんな順番に。
下から
干し椎茸→玉ねぎ→人参
もちろん干し椎茸は戻してあります。
この中だと、人参が一番火の通りが
悪いはずなのですが
それをあえて上に持ってきてます。
ここがこの重ね煮のポイントで
鍋の中で対流を起こす為です。
作り比べて厳密に言うと、
並べる順番で旨味の引き出され方が
違ってくるので味が変わります。
しかーし、料理教室ならいざ知らず
普段の家のキッチンでそんな細かい
事している場合ではありません(笑)
あまり難しく考えずに
楽しく料理するのが美味しく作るコツ
のような気がします。
きのこ類や葉物野菜は下の方
根菜類は上の方、動物性加えるなら
最後に一番上に乗せる。
基本のルールはこんな感じで
気負わずに色々試すのが
いいと思います。
因みに、有名な重ね煮の料理家は
おふたりいらっしゃいます。
いんやん倶楽部の梅崎和子さんと
百姓屋敷わらの船越康弘さん。
食材の並べ方は一緒ですが、
大きな違いは水の使い方です。
梅崎さんはレシピにもよるけど
7割ぐらい入れる印象があります。
船越さんは焦げ付きそうな時にのみ
少しだけ使うレシピです。
梅崎さんの方法の利点は
水が多い分はやく仕上がること。
火加減をずっと見守る必要なし(笑)
私も離乳食講座に参加しましたが
子どもが小さいお母さんでも
子どもが小さいお母さんでも
簡単に取り入れる事ができます。
私の中の梅崎さんは
いいおばあちゃんの印象でした(笑)
一方、船越さんの方法で作ると
ぐっと深みの出た味になる印象。
ただ水が無い、もしくは少ないので
焦げ付きやすいから
鍋に注意が必要でしょうか。
船越さんの講演会は笑いいっぱいで
楽しかった覚えがあります。
お二人とも、サイトにレシピも
載っているのでまずは、そっちで
試すのもいいかもしれませんね。
食材の並べ方については
こちらが詳しく載っていました。
私はその時の状況と作りたいものと
気分によって変えてます。
喜びと感謝

ありがとう